ポケモンGO、デイリーボーナス導入へ。ユーザーのアクティブ率向上が狙いか
人気スマートフォンゲーム『ポケモンGO』が、毎日のプレイでゲーム内アイテムが貰えるデイリーボーナスを間もなくリリースすると発表しました。
デイリーボーナスでは、毎日ポケモンを捕まえたり、ポケストップを訪れたりすることでXPやほしのすななどのボーナスなどが貰えるというもの。
そのうえ、7日間連続でボーナス条件を達成するとさらにボーナスが貰えます。
発表されたデイリーボーナスの内容
ポケモンを捕まえることでもらえるデイリーボーナス
- XP 500
- ほしのすな 600
ポケモンを7日連続で毎日捕まえることでもらえるボーナス
- XP 2,000
- ほしのすな 2,400
ポケストップを訪れてどうぐを手に入れることでもらえるデイリーボーナス
- XP 500
- どうぐ
ポケストップを訪れて7日連続でどうぐを手に入れることでもらえるボーナス
- XP 2,000
- どうぐ
当たり前の「ログインボーナス」がなかったポケモンGO
こうしたデイリーボーナスなどのいわゆる「ログインボーナス」は、スマホゲームの世界では「あって当たり前」のものです。
毎日ユーザーにログイン(またはログイン後にバトルを1回などの所定の条件をクリア)して貰うたびに何らかのボーナスを与えることで、「今日遊ぼうかな?」ではなく「ログインボーナスを貰わなくちゃもったいない」と思わせて1日に1回はプレイして貰う。
メーカー側はそういった対策をすることでユーザーのゲームからの離脱を防ぎ、売上を確保してきました。
しかし、ポケモンGOにはこれまでそういったボーナスがありませんでした。
これが以前から計画されていたものなのか、それともDAU(毎日1回はプレイするユーザーの割合)の低下への対応なのかは分かりませんが、ポケモンGOのデイリーボーナスには面白い仕掛けがあります。
※実装後に確認したところ0時(24時)で切り替わっていたため、最初に書いていた以下の部分は私の勘違いによる妄想ということになりました。。。
--- それは「午前12時からボーナスのカウントを開始する」こと。
午前12時、つまりお昼の12時が毎日の区切りになるということです。通常、こうしたログインボーナスは深夜0時、もしくは2~5時など、夜に区切りを置くことが多いのです。
毎日1回のプレイを想定した場合、人が眠りについているあいだにその区切りを置くのは普通のことでしょう。
しかし、ポケモンGOではそれがお昼の12時です。ここが面白いところです。
例えばその日の11時59分と12時01分にポケモンを捕まえた場合、プレイは1日なのにポケモンGOではその日と翌日分まですでに条件を達成したことになるのです。
また、連続デイリーボーナスも7日間でリセットされる仕組みのため、ほかのゲームのように「ずっと毎日のようにプレイして貰う」ではなく「やりたいときに集中してプレイして貰う」設計となっています。
ユーザーのプレイ頻度を上げるような仕組みながらも、強制的に毎日プレイさせるものではない。そのあたりに多くのユーザーを抱える余裕とプレーヤーにムリをさせないという面白さを感じます。---
※「午前12時は深夜0時ではないか?」との話もあります。そうなるとこの想定がひっくり返ってしまうわけですが、午前12時はお昼の12時だと信じています...