白い粉がついた昆布は「捨てないで下さい!!」料理人が必死の呼びかけ【意外な正体とは?】
こんにちは、板前のぱぷちゃんです!
皆さんはお家に「昆布」はありますか?こんなやつ…
ご家庭で出汁を引く方はよく目にするかと思います。
しかし「初めて見た方」や「初めて出汁を引くよ」という方は、きっとこの見た目に困惑するかと思います。
なぜなら、表面に白い粉が付着しているからです。
初めて見た方は『カビ生えている!?』と驚くかもしれません。一体、この「白い粉」はなんなのでしょうか?
本記事では、出汁を初めて引く方や昆布にこれから初めて触れる方向けに書いています。気になる方を最後まで読んで下さいね!
白い粉の正体とは?
虫眼鏡部分にある、白い粉の正体は「マンニット」と呼ばれる栄養素で、昆布の「旨味成分」なのです。
【白い粉になる理由】
マンニットは昆布を乾燥させる過程で、水分と一緒に表面に染み出ます。水分は蒸発して消えますが、マンニットは白い粉になり、昆布の表面に付着します。
洗ったほうが良いの?
よくある質問として『水で洗ったほうがいいの?』と聞かれますが…
答えはNOです!
流さないで下さい。もったいないです!
しかし、昆布は砂浜などで乾燥させて作っているため、砂などの汚れが付着している可能性もあります。そんな時は濡れたタオルをよく絞って、さっと拭きましょう!※ゴシゴシと拭くのNG!
カビとの見分け方
残念ながら、昆布にも「カビ」は生えます。
そこで重要になってくるので「見分け方」になります。
どれが『マンニット』なのか?どれが『カビ』なのか?区別しましょう!と言っても実は簡単に見分ける事が出来ます。
見分ける時は…嗅いでください!
マンニットは、ほぼ無臭なので嗅ぐと一発で分かります。
また、マンニットは「白い粉状」ですが、カビは「白い綿状」になっています。
今回のまとめ
・昆布の白い粉は「マンニット」と言うなの旨み成分!
・下処理は洗わずにタオルで拭き取る!
・カビ/マンニットの見分け方→においを嗅ぐ
【料理上級者用・記事】
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