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【神戸市】神戸モダン建築祭最終日、全国でも珍しい円形校舎を見に行こう!近くには絶景を楽しめる公園も

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

神戸の歴史を物語る多様なモダン建築を一斉に公開する毎年恒例のイベント「神戸モダン建築祭2024」。11月22日(金)から開催されていましたが、いよいよ24日(日)が最終日。今回は、24日まで公開されているモダン建築の中から、灘区にある「神戸市立美野丘小学校」をご紹介します。近くには絶景を楽しめる公園も!

11月23日(土)と11月24日(日)は、「坂のまちサミット」というイベントも開催されているように、高台から海が見えるこんな坂がいたるところにあるのも神戸の魅力。「神戸市立美野丘小学校」へは、急な坂を上っていきます。

振り向くと海が!この景観は神戸ならでは。

学校は、JR六甲道駅・阪急王子公園駅から出ている神戸市バス102系統「美野丘小学校前」バス停で下車したところにあるので、バスだと楽ですが、せっかくなので坂の上り下りも楽しみましょう。

各線三宮駅・新神戸駅・阪急六甲駅から出ている神戸市バス2系統・18系統だとい、「五毛」バス停で下車して、坂を上ること約5分で到着します。

円形の校舎が見えてきました。

「神戸市立美野丘小学校」の円形校舎は1956(昭和31)年1月に建てられました。当初は摩耶小分校の校舎で、その後、1958年4月開校の「神戸市立美野丘小学校」の校舎となりました。

日本に現存する数少ない円形校舎の一つで、設計したのは坂本鹿名夫(さかもとかなお)という円形建築にこだわった建築家。その経済性と合理性を主張し、円形校舎、円形病院など100以上もの円形建築を手がけました。

教室が、建物中央にあるらせん階段を取り囲むようにして配置されたユニークな造りになっています。

内部を見学できるのは「神戸モダン建築祭2024」開催期間中だけ。10:00~17:00の間公開されています。(写真撮影は建物外観・屋上部分のみ可、要パスポート

一般道を跨ぐ歩道橋が校舎と体育館を繋いでいるのも面白いですね。

「神戸市立美野丘小学校」のすぐ近くには、「灘丸山公園」があります。

階段を上った先にはこんな絶景が待っていますよ。

「灘丸山公園」からは、「神戸市立美野丘小学校」を上から望むこともできます。

円形校舎がよく見えてますね。

眺望抜群の「灘丸山公園」。

「神戸市立美野丘小学校」見学の帰りにぜひ立ち寄ってみましょう。

「灘丸山公園」には、広い芝生広場や複合遊具、遊歩道、健康遊具、休憩用のあずまやなどもあり、近隣の市民に親しまれています。

モダン建築も、坂も、絶景も楽しめる「神戸市立美野丘小学校」。

お帰りは、海が見える景観を楽しみながら、坂を下って・・・

基本情報

イベント名:神戸モダン建築祭2024

開催場所:神戸市内のモダン建築(23カ所)

開催日:2024年11月22日(金)・23日(土)・24日(日)

詳細、パスポートの購入は公式サイトをご覧ください。

神戸モダン建築祭2024 公式サイト

神戸市立美野丘小学校

灘丸山公園

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WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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