Snow Man 札幌ライブ10万人で「深夜の特急列車」大混雑! 札幌ー旭川間では臨時特急の運行も
2024年11月9日~10日にかけて、人気男性アイドルグループSnow Man(スノーマン)のライブが札幌市内の大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で行われ、全国から延べ10万人のファンが押し寄せた。この週末には8日にZepp Sapporoで緑黄色社会、9日には真駒内セキスイハイムアイスアリーナでback number(バックナンバー)のライブが行われるなど、札幌市内で人気バンドによるライブが相次ぎ市内では宿泊施設の予約が取りにくい状況となった。
こうしたことから、札幌から70km以上離れた苫小牧市や100km以上離れた旭川市に宿泊施設を予約するファンも多く見られ、ライブ終了後の札幌駅はこうした宿泊施設に向かうファンで大混雑となった。中でも22時に札幌駅を発車し旭川に向かう特急カムイ号は2両の自由席車両に乗り切れなかった乗客が指定席の通路まであふれ、一部列車で乗車をあきらめるいわゆる積み残しが出る状況となったほか、臨時の特急列車も設定された。
旭川行の臨時特急列車については、9日は札幌23時12分発のライラック97号が、10日は札幌22時25分発のライラック95号が運行された。9日のライラック97号については、指定席だけではなくグリーン席まで満席になる盛況ぶりだったが、自由席についてはおおむね着席できる程度の乗車状況だったようだ。
札幌―旭川間を結ぶ特急列車は2種類の車両が使用されており、車両の違いによって特急カムイ号と特急ライラック号の名称が付けられている。特急カムイ号が5両編成で運行されているのに対して、ライラック号は6両編成での運行となっている。ライラック97号の旭川駅の到着時刻は日付が変わった0時41分となっていたが、深夜の旭川駅は臨時の特急列車で札幌からやってきた大勢のファンで大混雑となっていた様子だった。筆者は、今回の件では、大規模イベント開催時には、大量定時輸送という鉄道特性の強みをいかんなく発揮できるのだということを強く感じた。
(了)