阪神とオリックスには「どの高校の出身選手」と「どの大学の出身選手」が多いのか
日本シリーズの出場資格者名簿に名を連ねる、阪神タイガースの40人とオリックス・バファローズの40人、計80人のなかには、同じ高校の出身選手が何組かいる。
校名変更などによる見落としがなければ、9校がそう。いずれも、2人ずつだ。
そのうちの4校は、阪神とオリックスに各1人。村上頌樹と廣岡大志が智弁学園高、坂本誠志郎とTー岡田が履正社高、島田海吏と小田裕也が九州学院高、原口文仁と石川亮は帝京高の出身だ(阪神、オリックスの順に表記)。彼らのうち、智弁学園高の2人は、高校時代が重なっている。村上は廣岡の1学年下だ。
ここまで、智弁学園高出身の2人は、村上が第1戦の先発マウンドに上がり、廣岡は第2戦に「9番・レフト」として出場した。履正社高出身の2人は、坂本が2試合ともスタメンマスクをかぶり、Tー岡田は第2戦に代打で起用された。九州学院高出身の2人は、小田が第2戦に途中出場。帝京高出身の2人は、どちらも出場していない。
阪神には、横浜高出身の伊藤将司と及川雅貴、仙台育英高出身の馬場皐輔と熊谷敬宥がいる。馬場と熊谷は同学年だ。それぞれ、仙台大と立教大を経て、2017年のドラフトで1位指名と3位指名を受けた。この4人中、熊谷は、第1戦に代走として出場した。伊藤は、第3戦の先発マウンドに上がる。
オリックスは、同じ高校の出身選手が3組。大城滉二と宮城大弥が興南高、森友哉と池田陵真が大阪桐蔭高、山田修義と山﨑颯一郎は敦賀気比高だ。こちらは、6人とも、ここまでの2試合の少なくとも1試合に出場している。
また、同じ大学の出身選手は、こちらも9組を数える。
明治大の出身は最も多く、阪神の糸原健斗と坂本、オリックスの福田周平と山﨑福也、1チームに2人ずついる。坂本が1学年下、あとの3人は同学年だ。
亜細亜大と国際武道大と東洋大は、両チームに分かれ、計3人の出身選手がいる。亜細亜大は、阪神に木浪聖也と岡留英貴、オリックスは頓宮裕真。国際武道大は、オリックスに比嘉幹貴と西野真弘、阪神は伊藤だ。東洋大も、小田と中川圭太に村上の3人なので、オリックスに2人と阪神に1人の内訳は、国際武道大と共通する。
阪神とオリックスに1人ずつは、4校を数える。上武大が島田と安達了一、仙台大が馬場と宇田川優希、白鴎大が大山悠輔と曽谷龍平、立教大は熊谷と大城だ。東北福祉大の出身選手は、阪神に2人、長坂拳弥と中野拓夢がいる。