12月25日まで、月額2円の #iPhone15 と 月額450円の #Pixel9 を運用中
KNNポール神田です。
2024年12月26日(木)に総務省の『電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドラインの改正』が適用される。
それにより、通信会社のスマートフォンの販売価格が大きく変わる可能性がでてきている。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000915272.pdf
つまり、適用される前日の12月25日までが現行の価格が維持される見込みが強くなる。
■MNPでの iPhone15 128GB ならば 2年間47円で利用できる
現在の通信キャリアの端末の販売方法で目立つのが、自動車の販売で使われている『残価設定型ローン』に似ているところだ。
残価設定ローンとは、車の残価を返済の最終回に据え置き月々の返済額を抑える仕組みのローンだ。
通信キャリアのプランとの違いは、ローンではなく、購入の契約をするが2年経過すると、2年目から支払い金額が上がるという契約のスタイルだ。2年目までは毎月2円で24ヶ月で47円(初月3円)の支払いというケースだ。25ヶ月目から月額が上がるという仕組みだ。そして、その時に、故障やガラス割れがなければ残額不要で買い取ってくれるという仕組みになっている。
■ポイント1 24ヶ月間、丁寧にあつかう
まず、24ヶ月の2年後に引き取っていただく条件としては、無傷で返却するということなので、すぐに100円均一のショップでiPhone15用のケースとガラス保護を購入し、本体をカバーしよう。
特にガラス割れが市場チェックされるので保護フィルムは必須だ。本体の実質利用料が47円なので、あまりコストをかけるつもりもないので筆者はDAISOコーナーですべて調達した。保護フィルム、クリアケース、ストラップ用のシート、ストラップ。これらをすべてそろえても、440円(税込み)だ。その後、クリアケースの上から貼るMagSafe用の磁石シールも110円で買い足した。
ガラス割れをしている利用者の多くが、割れた理由は落としたことが多く、落とした理由は普段とちがった持ち方やポケットの場所が多いなので、極力、同じ持ち方、同じポジション、同じ位置をこころがけたい。雨天時や荷物が多いとついつい、スマートフォンを非日常な場所においてしまい、そこから落下のリスクが増えるからだ。
2年後に無傷で返せる配慮があることにより、従来の自分の買ったスマートフォンとの扱い方が明確に変わるのに驚く。購入時の保険も解約しているので余計に慎重だ。
■ポイント2 2年後に1ヶ月間の予定をいれておく
そして重要なのが、2年後の一ヶ月前から、通信会社に連絡を取り、返還買い取りの請求をする作業だ。予定ではなく、2年後に一ヶ月にわたり、予定がずっと表示するように1っヶ月間の予定を入れておく。これで、Googleカレンダーを使っている以上、忘れることはまずなくなるだろう。
未来の予定を長期でいれておくことで、免許やパスポートの更新などもこれによって、気づいて完了するまで忘れることがなくなる。
■128GBの制約をどう乗り越えるか?
どのキャリアのプランも、128GBという容量が一番低いモデルが対象となっていることが多い。そう、256GBでも心もとない筆者の使い方からいうと、当然、256GBは必要だ。そこで苦肉の策が、2台持ちにすることにした。
新規の携帯番号があると、なにかと便利なこともある。最近ではeSIMのおかげでアナログSIMは空いているので、アナログSIMに新規の携帯電話番号をいれて1台2回線持ちのようなこともできる。
iPhone15 128GBの2台持ちでもよかったが、せっかくなので、GooglePixel9 128 GBの端末を、長男4歳の利用で契約した。こちらは新規の電話番号取得にした。
契約の翌月には、auの通信回線を変更する。
iPhone15 はMNPの番号変更 で契約し、格安のPovo2.0へネットだけで移動し、Pixel9は、窓口でUQモバイルへと変更した。UQモバイルは新規番号の場合は半年間は無料で毎月+3GBで6GBの回線となった。保険や保障類はすべて解約が前提だ。
2台持ちになったことで、SNS周りはどちらにも入れるが、メインの端末はiPhone15
動画や写真はPixel9というように使い分けをすることによって、実質256GBが使えるような錯覚に自分に言い聞かせている。
ついつい入れたアプリも今までは、放置だが、すぐに使わないものは削除というミニマルな運用を心がけるようになった。
移動にケアするのが、LINEのような電話番号ひもづけで1台の端末のみにしかインストールできないアプリだ。これだけは、必ず、スマートフォンを変える前に旧端末側で設定しておくことが大事となる。
■運用一ヶ月弱で感じる、2台持ち、別OSとのメリットとデメリット
まず、乗り換え前のメイン端末がiPhone13ProMax256GBだったので現在よりも3世代前でiPhone15でどれくらい変わったのかというと、画質がよくなったのかも画面が小さいのでそれほど体感できることが少ない。USB-Cの搭載で使い勝手は、Lightningを探す必要がなくなった。いや、むしろ、USB-Cもほとんど使わない。MagSafe対応のモバイルバッテリーで双方ともに充電が可能だ。充電の時間はかかるが、スマートフォンの背中に貼り付けて置けば良いのでケーブルの抜き差しよりは気軽だ。
そして、iPhoneユーザーにありがちなのが、Android端末が眼中になかったので、驚きの連続であることだ。昔のAndroidや中華製のAndroidでしか触っていなかったが、Pixel9にいきなり『リープフロッグ』してみると、iPhoneとあまり変わらないような錯覚に陥る時が多くなった。
顔認証ではなく、一瞬の『指紋認証』や『Gemini』を音声やカメラで使えるところが、iPhoneから『Gemini』のアプリを起動して…というアクションが不要だ。
まだ登場していない『Apple Intelligence』の日本語版を待つよりも先にGeminiは体感できる。本来、GmailやGoogleCalendarやGooogleMapを使っているので、Geminiにできるパフォーマンスを今、知ることができるのは非常にメリットだ。
通信回線をPovo3GBとUQ6GBで9GBを持てるには心強い。外出時ではWiFi以外使わないので、ギガは常にあまりまくっているが…。
そして、デメリットはどうしても2台持ち歩かなければならないのは不都合だ。1台でも良いが、写真を比較してみたり、動画を比較してみたりといろいろ試してみたくなる性分だ。
しかし、アプリは、ほぼiPhoneに集約している。そのほうがどちらか一台だけというようなシーンでも安心だ。SIMもアナログeSimもどちらか一台でまとめてもう一台はテザリングで使うという運用のほうが、メインとサブという使い方ができそうだ。
しかし、大型スマートフォンに慣れている場合は、どちらも小さく思えたが、1ヶ月弱で大きなスマートフォンさえ触らなければなんとか慣れてきたような気がする。
考えみたら、iPhoneの3Gから歴代のスマートフォンはほんとに小さかったので、それから比較すると使えないこともないだろう。
なんといっても残り、23ヶ月間、大切に使いながら本体にはほぼハードウェアに費用がかからないというのが、とても財布にやさしいほぼ新型の使い方ができるのが最大のメリットだと思う。