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【葛飾区】優美な藤の花房が水景色に似合う!水元公園の花菖蒲園で藤棚が見頃、香りも華やか

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

豊かな水郷景観を誇る水元公園では、園内のあちこちで晩春の花が来園客の目を楽しませています。園内中心部の「花菖蒲園」では藤の花が見頃を迎えており、風に揺れる花房が水景色に映えています!
(写真はすべて2024年4月25日撮影)

噴水広場の新緑と水元大橋
噴水広場の新緑と水元大橋

藤棚があるのは園内中央部の花菖蒲園。二つの藤棚で、優美な花房を見ることができます。
まずメインゲートから噴水広場に入り、小合溜に架かる水元大橋を南に渡ると、木で出来た「花菖蒲園」の看板が迎えてくれます。背後の菖蒲田ではとがった花菖蒲の葉が風に揺れており、緑がまぶしいほど。花菖蒲が見頃になるのは6月上旬です。

「花菖蒲園」の看板が立つ、小合溜の横に広がる菖蒲田
「花菖蒲園」の看板が立つ、小合溜の横に広がる菖蒲田

菖蒲田と小合溜の間にのびる水辺の遊歩道を南へ歩くと、水に向かって突き出した、半円状の藤棚が見えてきます。弧を描く大きな藤棚では、現在白と薄紫色の藤が見頃。とりわけ右半分の藤棚では、長い花房がこぼれおちそうに見事な花を咲かせています。

小合溜に向かって立つ半円状の藤棚
小合溜に向かって立つ半円状の藤棚

白と薄紫の花が咲く藤棚
白と薄紫の花が咲く藤棚

垂れ下がる房状の美しい花が、風に揺れる姿は優雅そのもの。小合溜の青い水に良く映えています。さらに、藤の花は香りが良いのも魅力。花の下へ足を進めると、気品のある芳香がふんわりと漂ってきます。うっとりするようなかぐわしさです。

薄紫の藤が水景色に映える
薄紫の藤が水景色に映える

白い藤も美しく香り豊か
白い藤も美しく香り豊か

藤棚の下には腰掛石も並んでいるため、座りながらゆっくり藤の花姿と甘い香りを楽しむことができますよ。水景色と藤の花に囲まれて、お茶や軽食などを楽しむのも素敵です。

藤棚の下には腰掛石が並ぶ
藤棚の下には腰掛石が並ぶ

甘い香りに酔いそう
甘い香りに酔いそう

こちらの藤棚のまわりには、咲き始めたツツジや、今が見頃のコデマリも並んでいます。小さな白い花が清楚なコデマリや、はっと目を引く赤紫色のツツジも、小合溜の水景色にぴったり。藤棚とのコラボも映えます。

鮮やかなツツジの奥に立つ藤棚
鮮やかなツツジの奥に立つ藤棚

コデマリが藤棚と水景色に映える
コデマリが藤棚と水景色に映える

半円形の藤棚の南西には、長い八つ橋が架かる菖蒲田が広がっています。こちらの近くにも、薄紫色の花房が垂れ下がる藤棚があります。横に長い屋根付きのあずまやが付いているため、ピクニックをする人々に特に人気の場所です。
こちらの藤の花は咲き始めですが、繊細な紫の色合いと甘い香りが見事です。周囲の新緑とともに、藤の美しさと芳香を楽しめます。

八つ橋が架かる菖蒲田の横に建つ藤棚
八つ橋が架かる菖蒲田の横に建つ藤棚

咲き始めの薄紫色が美しい藤
咲き始めの薄紫色が美しい藤

水辺で豊かに咲き誇る藤の花を見に、水元公園の花菖蒲園へ足を運んでみてくださいね。ゴールデンウィークの散策におすすめです!

名称: 都立水元公園
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から「水元公園循環バス ファミリーシャトル」で「水元大橋・噴水広場」下車(土・日・祝のみ運行/運行期間3月1日~11月30日)
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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