【葛飾区】香る藤の花や華麗な牡丹が見頃、一面のツツジに蝶も集う!晩春の堀切菖蒲園はGWにもおすすめ
四季折々の花が咲く日本庭園「堀切菖蒲園」は、百花繚乱の季節を迎えています。鮮やかな絨毯のようなツツジや大輪の牡丹、甘い香りの藤の花など、見どころがいっぱい。ゴールデンウィークの散策にもおすすめです!
(写真はすべて2024年4月21日撮影)
京成線の堀切菖蒲園駅から徒歩で約10分、閑静な住宅街の一角に堀切菖蒲園があります。初夏の花菖蒲で名高い園内では、現在は晩春の花々が見頃。正面入口をくぐると、石灯篭のかたわらには白いカラーの花(オランダカイウ)が咲き誇り、右側に建つあずまやの前ではツツジの紅色が目を奪います。
あずまやの前で、濃いピンクの絨毯を広げたような光景を作り出しているのは「久留米ツツジ」。花のひとつひとつは小さいながらも、花付きが良く、鮮やかな花をびっしり咲かせた様子は壮観です。
屋根が付いたあずまやからは、この花とともに庭園全体が見渡せるため、散策する人々に大人気。ツツジの上にはひっきりなしにアゲハチョウが飛んでおり、より一層春の華やかさを楽しめます。
園内にはあちこちに椅子やあずまやがあり、花や緑をゆっくり眺められるのが魅力です。南側のあずまやへ続く階段のそばには、艶やかな牡丹の花が咲いている一角があります。マゼンタ色や朱赤、淡いピンク色の大輪の花は目立ち度抜群。この日もスマホやカメラを持った人々が訪れては、次々に間近で牡丹の花を撮影していました。
牡丹が咲く一角から北へ歩くと、花菖蒲の圃場のふちで「カマヤマショウブ」が咲き始めています。名前に「ショウブ」と付いていますが、実はこちらは早咲きのアヤメ。外側に垂れ下がる大きな青紫の花びらは、やはり菖蒲園に良く似合います。大きなつぼみを付けた茎がたくさん伸びており、5月に向けてどんどん咲いていくことでしょう。
園内の北東の角には、L字型の藤棚があります。現在、薄紫色の藤の花が見頃を迎えており、長い花房が棚からこぼれるように垂れ下がる様子が見られます。そのうえたいへんよい香り!藤棚の下にはベンチが並んでおり、座りながら優美な花と甘い香りをじっくり堪能できますよ。
艶やかな花が次々に咲く晩春の堀切菖蒲園は、ゴールデンウィークのお出かけにもおすすめです。しかも入園無料!ぜひ足を運んでみてくださいね。
名称: 堀切菖蒲園
所在地: 東京都葛飾区堀切2-19-1
電話番号: 03-3697-5237
開園時間: 9:00~17:00
休園日: 年末年始(12月29日~1月3日)
入園料: 無料
アクセス: 京成線 堀切菖蒲園駅から徒歩約10分
公式案内: https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006888.html