大森駅北口から徒歩約2分。賑やかな街並みから一歩地下空間に踏み入れると、知る人ぞ知る隠れ家的なダイニングバー「帽子とめがね」が姿を現します。

詳しい場所は、1階に店舗が並ぶマンション「山王アーバンライフ」の地下に入ります。

勇気を出して急な階段を降りると、両側に飲食店が並ぶ通路があります。

入ってみないとわからないものですね。通路には炉ばた焼きや季節料理などの居酒屋が並んでいますが、一番奥には少し雰囲気の異なる「帽子とめがね」があります。

「帽子とめがね」は、ランチにはハンバーガーがメイン、ディナーにはミックスグリルプレートや鶏もも肉のコンフィなど、本格的な料理と、それに合う多彩なお酒が揃っているお店です。

店内の様子

地下の奥まった入口からお店に入ると、まず目に入るのはガラス窓から見える空。

訪れた日は18時頃で少し暗くなっていましたが、昼間は線路が一望でき、自然光が差し込む明るい空間です。

店内は想像以上に広く、カウンター席とテーブル席を合わせて30席あり、会食などにも利用できそうです。

また、植物が天井や周囲を囲み、秘密基地のような落ち着いた雰囲気が漂っています。

ディナーメニューはこちら（2024年10月時点）

ディナータイムでしたので、グリル料理を楽しみつつ軽く一杯…といきたいところでしたが、SNSなどで話題のハンバーガーも気になりかなり迷いました。メニューを見ながらお店の方やお腹と相談し、料理を選びました。

バーニャカウダ（1,100円）

色鮮やかな約8種類の野菜が目を引き、視覚的にも楽しめる一品。ルッコラ、紫キャベツ、パプリカ、黒大根、紅芯大根など、新鮮でシャキッとした食感が楽しめます。

温かいバーニャカウダソースは、アンチョビの香りとガーリックのコクがたっぷりと効いており、クリーミーで濃厚。まろやかさとパンチのある風味が絶妙で、シャキシャキの野菜にぴったりです。

野菜本来の良さを引き立てるこのバーニャカウダは、ワインやビールなど、どんなドリンクにも合いそう。友人や大切な人との食事のスタートにぴったりのメニューでした。

チーズバーガー（1,600円）

店員さんおすすめの「チーズバーガー」は、見た目からしてインパクト抜群です。

表面がサクッとしたふわふわのバンズに、新鮮なレタス、分厚いビーフパティ、とろけたチーズが挟まれていて、見ただけで食欲がそそられます。

バーガー用の包み紙にスポッと入れる方法も教えていただきました。片開きの上部分のみを三角に折って机に置き、ピックが刺さったままバーガーを中央にセット。そして、三角に折った部分を上に引き上げると、上記の写真のように美しく包み込まれます。

これでバーガー好きにはたまらない「がぶっと」かぶりつくスタイルで楽しめます。

主役のビーフパティは厚みがあり、絶妙な焼き加減で外はこんがり香ばしく、中はジューシーでしっとり。

肉の旨味が噛むほどに広がり、オリジナルソースと香り豊かなハーブ、ブラックペッパー、ガーリックのスパイスがアクセントになっており、味の微妙な変化でさらに食欲が進みます。

贅沢に使用されたチーズはパティとのバランスが最高。グリルされ甘みの出た玉ねぎや、新鮮なレタスとトマトがさっぱりとした食感を加え、一口目から最後の一口まで美味しかったです。

ポテトにもスパイスがかかっており、さまざまな風味で飽きずにペロリでしたよ。

「帽子とめがね」は売っていません

ユニークな店名「帽子とめがね」は、オーナーシェフのトレードマークがモチーフになっているそうです。店員さんもおしゃれな帽子をかぶっており、キャッチーな印象です。

ゆったりと過ごしたい特別な夜や、家族との夕食、おひとりで美味しい料理と一杯を楽しむといった、さまざまなシーンで利用できるお店「帽子とめがね」。

ランチタイムには、ハンバーガー目当ての家族連れも多く、並ぶこともあるそうですよ。ぜひ、ディナータイムにも絶品ハンバーガーやグリル料理を堪能し、植物あふれる癒しとおしゃれな空間で素敵な時間をお過ごしください。