【掌動駆 仮面ライダー】レビュー!「シン・仮面ライダー」に備えて、昭和ライダーを食玩で振り返る①
【SHODO‐X(掌動駆) 仮面ライダー 旧1号】バンダイ
[発売日]2018年9月24日
[価格]500円(税抜)
「シン・仮面ライダー」に備えて、昭和の「仮面ライダー」を振り返ってみようと思います。
[仮面ライダー 旧1号]
悪の秘密結社「ショッカー」に拉致され、バッタの能力を持つ改造人間にされた本郷猛が、苦悩しながらも人類の平和を守るために戦う物語。
公式の情報によると、視覚は常人の3倍、握力は10倍、聴覚は40倍。時速30キロで疾走できる脚力を持ち、垂直方向に15メートル以上、水平方向へは約49メートルのジャンプ力を誇るとのことです。
主人公「本郷猛」を演じるのは、もちろん藤岡弘さん。私は尊敬の念をこめて藤岡先生と呼んでいます。
もともとはサイクロン号に乗ったまま加速し、腰に巻いた変身ベルト「タイフーン」の風車に風圧をかけることで変身していました。しかし、後述する事情で変身ポーズが生まれます。旧サイクロンは持っていないので、新サイクロンで代用しています。
倒すべき敵は悪の秘密結社「ショッカー」「ゲルショッカー」。
送り込まれてくる怪人たちをバッタバッタと倒しまくります。
必殺技はお馴染みの「ライダーキック」。当時の子どもたちが真似をしてケガをすることがあったため、劇中のライダーが「良い子はマネしちゃイケないぞ」的な感じで呼びかけるシーンがあります。
順調にストーリーが進んでいく仮面ライダーでしたが、ある転機が訪れます。スタントも自身でこなしていた藤岡先生が、第10話の撮影中に事故に遭い重傷を負ってしまい、しばらくの間、撮影から離脱しなければならなくなりました。
そこで苦肉の策として考え出されたのが「仮面ライダー2号」の登場です。藤岡先生復帰後のことまで考え、「本郷猛はヨーロッパのショッカーと戦うために日本を離れている」という設定に。一文字隼人(2号)を演じる佐々木剛さんはバイクに乗れなかったため、お馴染みの変身ポーズが発案されたと言われています。
その後無事に帰還した1号は2号と共に、またバッタバッタと敵をなぎ倒していきます。厳密には初共闘の場面では「桜島1号」と呼ばれる赤い目のマスクを着けています。
大人になって冷静に考えると、なかなかの力技設定です。こういうところが昭和の良いところですね。
「シン・仮面ライダー」には登場しないと思いますが、1号が再改造手術によってパワーアップした通称「新1号」。53話以降からの登場です。これにより前期型が「旧1号」、後期型が「新1号」と呼ばれることになります。明るめのメタリックグリーンのマスクなので、前期型よりも少しヒロイックな印象を受けます。私の記憶が確かなら、何の説明もなく急に登場します。
次回は「ショッカー」を振り返ってみたいと思います。