やりたいことをやっていたら33歳。結婚をちゃんと考えたことはありません~おみおじリポート(117)~
真剣交際&婚約ラッシュ! 婚活スタート半年以内で「決められる」人たちの共通点
※2022年9月9日追記。大林さんは半年間の受けオネット期間を終了し、自動退会日を迎えました。残念ながらオネットでは良きご縁をご紹介できませんでしたが、彼女の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
受けオネット会員の活動期間は半年間。最近はこの期間内に攻めオネット会員とお見合いをし、お互いにお試し期間である「仮交際」を経て、結婚を前提とした「真剣交際」に進むケースが増えています。コミュニケーションが不器用だと自覚している関岡雅美さん(38歳)、今度こそと覚悟を決めて婚活に臨んだ関根典子さん(39歳)、女性と深く付き合ったことがないと告白する松井健太さん(39歳)、そして二度目の受けオネットに挑戦した兵庫在住の酒井聡さん(43歳)です。
さらに、昨年11月から攻めオネット女性と真剣交際を続けている受けオネット男性からは今月末に婚姻届を提出する予定との報告を受けました。実現したら6組目のオネット内成婚事例となります。待ち遠しいです!
20代では何も考えなくても手に入ったこと。30代になると…
「20代では何も考えずに手に入ったことも、30代を過ぎると強く願って行動しないとかなえられなくなります」
選挙運動並みの激しい婚活を経て38歳で結婚し、43歳での初産から生還したばかりのマチコ先生がしみじみと振り返ります。上記の受けオネットたちはいずれも「強く願って行動」し続けて結果を出したのです。
でも、自分の年齢というのは客観的に把握しにくいものですよね。僕もまだ30代だと思っていたら気がつくと40代半ば。愕然とします。
「やりたいことをやっていたら33歳になっていました。結婚について突き詰めて考えたことは今までありません。あえて言えば年上が好きなことぐらいです。3年前、アルバイト先で知り合った11歳上の男性と少しだけお付き合いしました。私に優しいというよりも周りに気をつかえる人だと思ったからです。でも、付き合い始めたら私に冷たくなった気がして別れました。やっぱり私にも気をつかってほしいです(笑)」
あっけらかんとした様子の大林美佳子さん(仮名)は33歳。45歳の僕からすると見た目も発言内容も「若いなあ」と感じますが、33歳は世間的には立派な大人ですよね。若くして結婚していたら中学生の子どもがいてもおかしくありません。
リビングでひとりぼっちでおやつを食べている自分を想像したら悲しくなりました
今は関西地方の実家で両親と暮らしている大林さん。九州にある大学に通い、卒業後の就職先は東京でした。それから転職して京都で一人暮らしをして、ドイツでのワーキングホリデーも経験。飛び回っていますね!
現在は、日本語教師とオンライン会議システムを教える講師を兼務しています。学生時代の専攻と海外経験の両方を生かし、時間や場所にあまり縛られない働き方ができているようです。
「趣味は散歩と引っ越しです(笑)。地元だけでなく国内外のいろんな場所をぶらぶら歩くのも好きで、今まで25か国ぐらいをひとり旅しました。いろんな人が自分の仕事の楽しさを語っている本を読んだりもしています」
自由人な大林さんが「結婚したい」と強く思ったきっかけがあります。おやつ作りも好きなので「ちょこちょこ小さいものを作って家族に食べてもらう」のを日常にしていますが、弟は結婚して別世帯を構えて子育て中で、父親は病気がち。いつも元気な母親も還暦を迎えたことに気づいたのです。
「いずれ両親が亡くなった後、リビングでひとりぼっちでおやつを食べている自分を想像したらなんだか悲しくなりました」
選んでもらえなければ何も始まらない。自分の条件を言うのはそれからのこと
ただし、大林さんは恋愛も婚活も経験豊富なわけではありません。一度だけお見合いをして、年上の公務員男性とデートをしたことがあります。会話も弾んで楽しかったようですが、その彼が飲食店で小鉢のシラスをたくさん残したのを見て「ありえない」とお断りしたとのこと。
他にも「タバコの匂いは苦手ですし、歯並びが悪い人もちょっと…」と結婚のNG条件を並べる大林さん。婚活経験の浅い人にありがちな傾向です。ただし、相手の年収や学歴などは問わず、住む場所も相手に合わせられます。一回りぐらい年上のほうがむしろ好み、というのも好材料です。
「大林さんはキャラが立っていていいですね! 面白そうな女性だと興味を持ってくれる男性もいると思います。キレイな色白のお肌も魅力的です。でも、見た目はもっと女性らしく磨く余地があります。他の女性と比較されるのが婚活なので、男性から選んでもらえなければ何も始まりません。自分が結婚できる条件を言うのはそれからのことです」
大林さんのポテンシャルを評価しがらも厳しめのアドバイスをするマチコ先生。出産前よりパワーアップしている気がします……。
夫婦は補完関係。一緒にいて、お互いにフォローし合って成長していけばいい
マチコ先生は男性の「気遣い」や「食事のマナー」についても一言あるようです。男性は立ち振る舞いや身だしなみが粗削りなことが多く、チェックしてくれる女性が身近にいない独身男性は特にそれが目立ちます。でも、結婚した後にお互いにフォローして成長していくことも可能です。
「あまりにヒドイのは論外だけど、ちょっとしたことは徐々に直っていくかもしれません。いろんな夫婦を見ていると、夫が前にどんどん進んで妻がフォローしていたり、逆だったりします。いずれにしても補完関係にあるのです。大林さんも補い合えるような相手を見つけましょう」
では、その相手はどんな基準で判断すればいいのでしょうか。婚活初心者の大林さんの場合は、「会って話して楽しいかどうか」で決めていいとマチコ先生は断言します。
「長く婚活をしていて誰と会っても楽しくないという人は、自分に合った相手を探すアンテナが壊れている可能性があります。でも、大林さんは婚活初心者ですし独特なアンテナがありそうなので、まずはいろんな人に会ってみましょう。随時、私たちがアドバイスをします」
納得した表情を浮かべる大林さん。自分の好みははっきりしているけれど、物事に柔軟に対処できる人のようです。条件にはこだわらず、アンテナは立てて、お見合いを楽しみましょう!
※文中の受けオネット会員は仮名です。大林さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。