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【名古屋市】「素朴な感じがするお花が好きなんです」と語る店主が運営する花をモチーフにした雑貨店

羽矢旬良ライター(名古屋市)

このお花、ご存知でしょうか。

道を歩いていて、一度は目にしたことがあるという人も多いはず。

この花の名前はヒメジョオン。花言葉は「素朴で清楚」住宅街でひっそり営む雑貨店の店主に教えていただきました。

その雑貨店は、細い小路を進んだ先にあります。道端に咲く花を見つけるように、足元に小さな看板を見つけてみて下さい。

見つかりましたか。見つけたなら、その脇の小路を登ってみて。

見えてきましたよね、お店の入り口が。

「奥がこんなふうになっているなんて知らなかった」と近所の人にもよく言われるそうです。

今年3月にオープンした雑貨店「ヒメジョオン」さんの店主にお話を伺いました。

「もともと『雑貨店をやりたいな』ってずっと思っていました。でも、なかなか思いきれなくて」と店主。

たまたま身近に起きた出来事をきっかけに、「やりたいなら今やらないと後悔する」と感じて「エイッ!」と動き始めたのだそうです。

「まずは場所探しから」と近所の不動産屋さんに条件をお伝えしたのですが、「そういう条件の方、結構いらっしゃるんですよね」と言われ、およそ2年たっても音沙汰なし。今回選んだ物件は、たまたま地元の掲示板で見つけたのだとか。

揃える雑貨のモチーフは「花」そして、筆者が感じた世界観もやはり「素朴」でした。

お店を始めるにあたり、真っ先に店頭に置きたいと思ったのは、かつて店主が通っていたお花の教室の先生の作品「布の染め花」だったそうです。

「先生のお花が大好きで真っ先に連絡しました」

「布の染め花」とは、白い布を花の形に切り抜いて、好きな色の染め粉を水に溶かして布を染め、コテで形を整えるアートです。

この他の雑貨はどのようにセレクトしているのでしょう。

「感性を動かされた作品の作家さんにコンタクトをとって作ってもらったり、インスタグラムで見つけて気に入ったものを置いています」

「最近、インスタグラムでとってもかわいいバッグを見つけたんですよ」

なるほど。手提げバッグは、表面に蝶がとまっています。肩掛けバッグはショルダー部分に蝶がついているため、肩に掛けた時にちょうど肩に蝶がとまっているように見えるなど、小物のあしらい方が素敵です。

この他、店内には店主の感性を反映した雑貨が所狭しと並んでいました。

「ヒメジョオン」さんのお店は、もともと古民家を改装したもので、同じ敷地内に建物が2棟建っており、将来的には5つのお店が営業する集合店舗となる予定です。

これらの物件を取り扱う不動産屋さんは、この一角を「守山かくれ家マーケット」と称しているのだとか。まだ決まっていないテナントがあれば参加できるかもしれません。

このような隠れ家的なお店なので、今のところ、来店される方はインスタグラムを見た人か、ポスティングしたオリジナルカードを見て興味を持ってくれた人なんだそう。

「今後は、作家さんの作品をどんどん増やしていきたいですね」とお店の将来も語ってくれました。この世界観に共感したなら、ぜひ気軽に訪れてみて下さい。きっと歓迎してもらえますよ。

店舗情報

店名:ハナ ノ ザッカテン ヒメジョオン
住所:名古屋市守山区大屋敷3ー11
営業時間:11:00〜16:00 不定休
アクセス:名鉄瀬戸線「瓢箪山駅」徒歩8分
公式Instagram

守山かくれ家マーケット

企画:すきま不動産
住所:名古屋市北区楠味鋺2-407
TEL:052-990-2034
公式Instaglam

ライター(名古屋市)

名古屋生まれの名古屋育ち、現在は近郊在住。ライトなものからディープなものまで、名古屋のリアルを主観を添えてお伝えします。

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