Yahoo!ニュース

【名古屋市】安くてうまい"背徳の爆盛りケバブ"人気店の2号店「チーケバブ塩釜口店」がNEWオープン!

羽矢旬良ライター(名古屋市)

10月23日、地下鉄鶴舞線「塩釜口駅」1番出口から徒歩3分ほどの場所に、「チーケバブ 塩釜口店」が新たにオープンしました。
昨年5月に名古屋市緑区にオープンした「日本人による日本人の為のケバブ」を謳(うた)うケバブ店「チーケバブ」の2号店です。

「チーケバブ」は、オーナーの西井さんがトルコ人の師匠の元で修得した本場のケバブを、日本人の舌に合うよう独自にアレンジして販売していたキッチンカーがルーツ。
愛知県内の大学をまわって販売したところ「安い、うまい、爆盛り」が学生たちの間で評判となり、出店すれば数時間で完売してしまうほどの人気ぶりだったそうです。
緑区に構えた実店舗も、あっという間に連日完売の人気店になりました。
多くの人を虜(とりこ)にするケバブとはいったいどのようなものなのか。今回あらためて西井さんが作る「日本人による日本人の為のケバブ」について、本場のケバブとの違いをお聞きしました。

まずはお肉。安心安全にこだわり、誰もが知る国内有名メーカー専門の卸業者から仕入れたものを使っているとのこと。かなりの好条件で仕入れているそうですが、なぜそんなことができるのでしょう。
「仕入れる肉の量が、個人のレベルをはるかに超えているからです。本店とキッチンカーの営業で積んだ実績、それから、今後の展開を見込んでくれてのことでしょうね。結構いい条件で提供してくれています」

次に、仕込みに使うスパイスについて。
具体的な配合は企業秘密とのことでしたが、それ以外については話していただけました。「ケバブに使うのは7種類です。本場のもののうち、日本人になじみのないスパイスは抜いて、似たようなもので、なじみのあるスパイスに入れ替えています」

なるほど、では、ソースはどうなんでしょうか。
「ベースはオーロラソースですが、そこに独自の工夫を加えてオリジナルなものに仕上げています」

こうして創作したケバブを、買う人の満足度を高める「安くて爆盛り」で提供しているというわけなんですね。
日本人向けにいろんな工夫をされているようですが、ケバブ発祥の地であるトルコの方も食べることができるよう、ハラール基準もきっちりクリアしているそうです。

今回は、お客さんとして訪れていた近くの大学の学生さん達にご協力いただき、彼らが食べる「"L"サイズ!」のケバブサンドが出来上がるまでの調理風景を撮影させていただきました。

まずは、具をサンドする"ピタパン"という生地を軽くあぶり、香ばしい風味を付けます。

お肉の焼けた部分を、専用の包丁で絶妙な厚さにスライスしていきます。
トルコ人がケバブを作るときは「いかに薄く切るか」を重視するそうですが、西井さんが切るお肉は1~2cmと厚め。そして、「大きくざっくり」と「細かく」を切り分けており、前者は肉を噛(か)みしめた時に出る肉汁を感じるため、後者は下の器に落ちた肉汁を絡めとるためなんだそうです。

串に刺さった肉塊からは、うまみをたっぷり含んだ肉汁がしたたり落ちています。下の器にたまったその肉汁を無駄にすることなく、カットしたお肉で絡め取ります。

生地とお肉の準備ができたら、いよいよサンドしていくわけですが、最初キャベツを敷いてその上にお肉を盛り、ソースをかけた後、ひっくり返してキャベツの上からもソースをかけて味が偏らないよう工夫をしています。

そして、キャベツが上に来たところで、さらにお肉を盛っていくのですが、この量がすごい!

もはや"ピタパン"の姿が見えません。

最後にオリジナルソースをかけて完成しました!
それにしてもこの迫力。自分が何を注文したのか忘れてしまう人がいるかもしれません。
最初はお箸で食べ進め、途中からかぶりつくのがスタンダードな食べ方。筆者が食べた感想は、とにかくお肉がジューシー。程よくスパイスが効いていているのですが、違和感のない馴染みの味といった感じです。野菜はシンプルにキャベツのみ。ここに独自ソースが加わることで、うま味とジューシーな食感が倍増し、たまらないおいしさです。後を引きますので、食べ始めたらもう止まりませんでした。まさに、ケバブの概念を覆してくれる一品です。

2号店は、黒コショウがかかっていてスパイシーなケバブ丼も定番メニュー化したそうで、こちらも人気が出そうです。ちなみにLサイズは総重量が1kgとのこと。カラダを作っている人の、チートデイのメニューに取り入れても良さそうですね。
これからきっと、たくさんの人を笑顔にしてくれるのでしょう。

こうして2店舗目をオープンした西井さんですが、今後の出店の構想も練っているようで、新たな展開が待ち遠しい限りです。
また、現在お弟子さんが4人いるそうで、2番弟子の方はすでに一宮市で「138.kebap(一宮ケバブ)」の屋号でキッチンカー営業を始めていました。また、4番弟子の方はブラジルの料理人で、国に帰って支店をオープンする予定だそうです。お弟子さんたちの活躍も期待したいところです。

店舗情報

店名:チーケバブ 塩釜口店

※テイクアウト専門

住所:名古屋市天白区塩釜口1丁目652-1 アリュール塩釜ビル1F東

営業時間:11:00~(お肉が無くなり次第終了)

休日:土・日曜日 他不定休あり

駐車場:なし

本店公式Instagram

塩釜口店公式Instagram

関連記事

【名古屋市】ありえないボリューム!36kgの肉塊が3時間で完売する人気キッチンカーのケバブを実店舗で(2023/6/19 本店取材記事)

【名古屋市】今すぐ栄にGO!美味しくてボリューミーなメニューを提供するキッチンカーがイベントに集結(2023/7/29 キッチンカー取材記事)

ライター(名古屋市)

名古屋生まれの名古屋育ち、現在は近郊在住。ライトなものからディープなものまで、名古屋のリアルを主観を添えてお伝えします。

羽矢旬良の最近の記事