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カビ対策2024 皮膚炎・水没車・海外から来た人 #専門家のまとめ

藤原千秋ライター、住生活ジャーナリスト
(写真:イメージマート)

平年に比べ2週間ほど遅い地域もあったものの、全国的に入梅。いよいよカビのハイシーズンが到来しました。

気になるのは、従来の「カビ」についての知識や固定観念では対処しきれない問題点が表出してきていることです。

意外性のあるカビのトピックをまとめました。

ココがポイント

▼風呂場や住まいの壁などだけではなく、人の皮膚でもカビが増えて炎症を起こすことがあります。

・猛暑の梅雨 カビで皮膚トラブルも ことしは注意 対策どうすれば?(FNNプライムオンライン)

▼買った中古車のエアコンにカビが。自然災害が多い昨今、水没車には注意が必要です。

・「中古車」を買ったのですが、外装だけの確認で購入してしまい後悔しています…。一体どこをチェックすれば良かったのでしょうか?(くるまのニュース)

▼カビ取りを億劫な気持ちにさせる「塩素臭さ」のないカビ取り剤も存在します。

・臭い&刺激少ない「AURO」のおかげでカビ取り作業のストレス減った(家電Watch)

▼海外から来た人には日本の梅雨の蒸し暑さのみならずカビの存在も脅威のようです。

・日本に住む外国人に梅雨の衝撃「初めて見た」 浴室で「焦った」もの(with news)

エキスパートの補足・見解

「カビといえば家の風呂、カビ取り剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使って対処」というここ20年ばかり家事界隈で言われてきた知識・固定観念では処理しきれないカビ対策のフェーズが2024年、来ています。

カビによるアレルギー性肺炎への注意喚起がなされているのみならず、ニキビのような皮膚炎もがカビ由来かもしれないとは驚きです。

海外から来た人にとって、日本のカビ取り剤などの洗剤類は、わかりやすいパッケージなのか。思わぬ事故の元にもなりそうで案じられます。

ライター、住生活ジャーナリスト

「家のなか」の事をテーマにウェブ、雑誌、新聞等で執筆。大手住宅メーカー営業職を経て2001年よりAllAboutガイド。主な著・監修書に『人生が整う 家事の習慣』(西東社)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー!!』(オレンジページ)、『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)等。2020年1月より東京中日新聞にてコラム『住箱のスミ』連載中。

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