【泉佐野市】アパートに「かき氷屋さん」? 果物まるごと無添加シロップのおいしさに探して訪れる人が続々
ここ、アパートですよね? いえ、ここは「村」で、私たちは「村人」です。
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どこからどう見ても普通のアパートにしか見えないこの場所。実は、とても面白い取り組みをしている「施設」なんです。
オーガニック複合文化施設村 ふくろYA!BASE
“「衣食住+芸術」が健康で持続可能性のあるオーガニックで楽しい場をつくる”をコンセプトにオーガニックや無添加、ロハスなどの健康を意識されている方や、手作り品、芸術に携わっている方を「村民」として募集し、選ばれたプレーヤー(仲間)は、住居の提供(セルフリノベーション付賃貸)とお店を運営する権利を与えてもらえるという“夢のような”施設。
現在、さまざまなプレーヤーが活動中で、今回はその中の1プレーヤーである「氷楽茶屋 色の雫(こおらくちゃや いろのしずく)」をご紹介したいと思います。
南海「泉佐野」駅から徒歩6分の「氷楽茶屋 色の雫(こおらくちゃや いろのしずく)」は、旬の果物をまるごと潰した無添加手づくりシロップが話題の「かき氷専門店」。遠く離れた山口県で人気かき氷店を営まれていた店主の野田美絵さんが、“出身地である泉佐野を盛り上げたい、手づくりシロップのかき氷を食べてよろこんでもらいたい”という想いで、2021年8月にお店をはじめられました。
「泉佐野 かき氷」と検索したら、トップに「氷楽茶屋 色の雫」が表示されますので一度検索してみてくださいね。
*アクセス方法もご確認ください。
取材にお伺いした時間は、オープン前の11:50分頃。お店の前にあるメニューボードを眺めながらオープンを待ちます。
営業日は、土曜、日曜の12時~17時、手づくりシロップがなくなり次第終了とのこと。
どれもこだわりのかき氷ばかりでおいしそう! ミルク練乳かヨーグルト練乳のどちらかを無料でトッピングしてもらえるのはうれしいですね♪
木のぬくもりを感じる店内は、アパートの一室とは思えないほどおしゃれな雰囲気です。
手前スペースに、2人がけの席が2テーブル。
奥のスペースには、4人がけの席が2テーブルありました。
漆喰の壁や、選び抜かれたインテリアアイテムが素敵で、野田さんのセンスの良さが伺えます。
本日のメニューはこちら。
「生いちごのかき氷(長野県産夏いちご)」
(1000円税込)
「生メロンのかき氷」( 900円税込)
「生すいかのかき氷」 (900円税込)
「ほうじ茶ラテのかき氷」(900円税込)
「抹茶あずきのかき氷(有機抹茶使用)」
( 900円税込)
*ミルク練乳orヨーグルト練乳の無料トッピングあり。
*メニューの果物は、仕入れ状況により変わります。
限定「あら川の桃のかき氷」(1000円税込) もありました。
すごく迷いましたが、限定「あら川の桃のかき氷」(1000円税込)を“ミルク練乳トッピング”でオーダーすることにしました。
一番奥の席へ。
リノベーションをしていますが、なんか「おうち」っぽくないですか? すごく落ち着きます。
ほどなくして、限定「あら川の桃のかき氷」が運ばれてきました。
「お待たせしました。今日はこんなピンク色でした」
こんなピンク色?
「カットする桃によって、毎回違うピンク色になるんですよ」と野田さん。
かわいいピンク色ですね! 甘い桃の香りが漂います。
一口食べると、桃の芳醇な香りとたっぷりの甘みが口いっぱいに広がります。自然な甘さだからしつこさもなく、さっぱりいただけます。
「氷楽茶屋 色の雫」は、旬の果物をまるごと潰し、素材の味を活かした無添加手づくりシロップを使用しています。野田さんに手づくりシロップについて、詳しくお話をお伺いしました。
「定番の生いちごと生メロン、“季節の果物”をシロップにしています。できるだけ新鮮なものをご提供したいので、仕込みは当日の朝におこなっています。品数も限られるため、シロップがなくなり次第終了となります。今日の“季節の果物”は、桃とすいかでしたが、今後はいちじくなど、秋の果物のシロップも提供予定ですのでお楽しみに。 素材の熟れ具合に応じて、果物を一番おいしく感じていただける甘さに調整し、できるだけ甘さは控えています」。
素材そのものの味で勝負だから、質のいい旬の果物を使用しているということは言うまでもありません。
かき氷あるあるですが、何もかかってなさそうなところが気になりませんか?
しっかり桃とミルク練乳が詰まっていました! 最後までおいしく食べることができるかき氷って、地味にうれしいですよね。
今日が初めてのご来店という、姪っ子さんとおばさま。お友達同士かと思ってしまうほど仲のいいお二人で、おばさまが若々しくてびっくり!
「生すいかのかき氷」と、「ほうじ茶ラテのかき氷」をオーダーされていたので、写真を撮らせていただきました。
「生すいかのかき氷」は、すいかシロップと塩が添えてあります。ヨーグルト練乳がトッピングされ、塩をかけると甘みが増してとてもおいしいとのこと。後半はすいかシロップを投入することで最後までおいしくいただけそうですよ♪
「ほうじ茶ラテのかき氷」は、クリーミーなほうじ茶ラテと、こしあん、白玉(中にイン)、粒あん、ミルク練乳とのコラボレーションが豪華で、どの層を食べてもおいしい工夫がいっぱい! お二人も「おいしい、おいしい」と食べていらっしゃいました。
他の席のお客さんも、限定「あら川の桃のかき氷」をオーダーされていました。
“限定”って、やっぱり惹かれますよね 。
大通りに面しているお店ではないのに、「氷楽茶屋 色の雫」の“こだわりかき氷”を求めて、わざわざ訪れるお客さんが多い印象。世の中が一変し、「食」も「自分時間」も丁寧に選び、過ごしたいという人が増えているように感じます。
野田さんに、“かき氷店”をはじめられたきっかけについて尋ねてみました。
「ある日、ラジオの“かき氷特集”で、氷は白いキャンバスであり、かき氷の可能性は無限です。と話しているのを耳にしたんです。その話を聞いて、自分もチャレンジしてみたいと思い、山口県の道の駅でかき氷店を営んでいました。そんな中、SNSで目にした“ふくろYA!BASE”さんの『無添加・オーガニックの健康で楽しい場をつくる』という考えに共感し、”出身地である泉佐野を盛り上げたい、手づくりシロップのかき氷を食べてよろこんでもらいたい”という想いで『氷楽茶屋 色の雫』のオープンに至りました」。
“氷は白いキャンバス”・・・とても素敵です。そういえば、野田さんのお名前は“美絵さん”でした。氷の白いキャンバスに美しい絵を描く運命だったのかもしれませんね。益々素敵です。
前回取材させていただいた「マコト商店」の袋谷さんも村民であり、1プレーヤー。
「『氷楽茶屋 色の雫』さん。人気ですよ! 『かき氷 泉佐野』で検索すると、トップに出てきます。週末、たくさんのお客さんがいらっしゃっていますよ。いつか大バズりするかもしれませんね 笑。ふくろYA!BASEでは、あと1プレーヤー募集中(飲食店)です! ご興味のある方は、“オーガニック複合文化施設村 ふくろYA!BASE”公式ホームページ(外部リンク)で募集要項をご確認くださいね!のこり1枠ですよ~」と袋谷さん。
朝、夕は、秋の気配も感じられるようになりましたが、まだまだ日中は暑い日が続きます。テレビや雑誌で、かき氷の話題を多く目にした2022年の夏。
過ぎゆく夏を惜しみながら「氷楽茶屋 色の雫」のかき氷を食べて、ココロとカラダも“夏じまい”といたしませんか?
【基本情報】
店名:「氷楽茶屋 色の雫(こおらくちゃや いろのしずく)」
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:〒598-0053泉佐野市大宮町12-6-102
Tel:050-3145-1438(混み合っている際は電話に出られない場合もあります)
営業日:土曜・日曜 12時~17時(シロップがなくなり次第終了)
*11月13日まで営業予定。冬季営業は未定のため、公式インスタグラムでご確認ください。
駐車場:なし(お近くのコインパーキングをご利用ください)
取材協力:「氷楽茶屋 色の雫(こおらくちゃや いろのしずく)」店主 野田美絵様
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