【相場高騰中の極上カレラ】#4 ポルシェ911 (Type 930) 空冷ポルシェの一体感
ポルシェの後席で英才教育 フラット6に揺られて育つ
真っ赤なポルシェ911(930型)に乗るかっちゃんさん。
若くして昭和歌謡にも出てくるような代名詞的なクルマに乗る彼、これが初ポルシェというわけではなく、以前はこの1世代後にあたる964型のポルシェ911にも乗っていたそうです。
ドイツ車党の家庭に生まれ、幼いころからポルシェの後部座席でフラット6のサウンドと振動を感じながら英才教育を受けて育ちました。
カエルのような可愛らしいフォルムの赤いポルシェと赤い消防車というキャッチーな組み合わせが好物だったと言います。
大人になってからはアルファロメオに始まり、イタリア車とドイツ車を乗り継ぐ大の欧州車好きになりました。
ようやく見つけたMTの930 35年を経ても残る重厚感
そんな彼は昨今の空冷ポルシェ高騰の折、このMTの930カレラを半年ほどかけて探し出したとのことです。
もともとは黒や白などの王道の色を見ていたものの、たまたま見つけたこの個体の赤と黒のマッチングに惚れ込んだと語ります。
綺麗なほぼフルノーマルで維持されており、1989年式で製造から35年が経とうとする今でもまさしく「金庫のような」重厚感が感じられました。
かっちゃんさんはこの911で週末や夜の首都高ドライブなど、趣味のクルマとして楽しんでいるそうです。
彼にとってのポルシェ最大の魅力はズバリ「一体感」とのことでした。