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驚きの適中 今年の桜開花予想はどれくらい当たったのか?

増田雅昭気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
2012年撮影 東京都内

今年の桜(ソメイヨシノ)は、18日に高知が全国トップで開花。その後、桜前線は北上を続け、25日には東京でも開花しました。

桜の季節が近づくにつれて、注目される開花予想。今年はここまで、驚きの結果となっています。

ウェザーマップが発表したさくら開花予想を振り返ると、

≪1月24日発表(第1回)≫

高知…3月18日 →3月18日に開花を観測 (全国トップは高知と予想し適中)

福岡…3月20日 →3月19日に開花を観測

名古屋…3月23日 →3月24日に開花を観測

東京…3月24日 →3月25日に開花を観測

≪2月28日発表≫

高知…3月16日 →3月18日に開花を観測

福岡…3月20日 →3月19日に開花を観測

名古屋…3月23日 →3月24日に開花を観測

東京…3月25日 →3月25日に開花を観測

でした。

25日までに開花した全地点を平均すると、誤差はたった1.25日(1月・2月発表とも)。2日程度は誤差の範囲と言われますが、それをさらに上回る結果です。

3月前半に寒かった時は、周囲からの「この寒さで、そんな早く咲くはずがないだろう」、「もっと開花日を遅くしたほうがいい」といった声で、担当者にはかなりのプレッシャーがかかっていたようですが、予想日を大きく変更することはありませんでした。

去年の記録的な早い開花を当てられなかった反省から計算式を見直し、自信を持っていたようです。

たかが桜、されど桜。開花予想の裏側では、日々、研究と改良が続いています。

1月に桜開花予想 こんなに早い発表は必要とされるのか?

ウェザーマップさくら開花予想2014

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

TBSテレビ・ラジオ気象キャスター。大学在学中に気象予報士を取得し、民放キー局の報道番組に学生予報士として出演。気象キャスターに携わりながら、企業への予報やアドバイザーも長年担当し、甲子園での高校野球の大会本部気象担当を務めたこともある。災害から身を守る気象情報の使い方など講演も行うほか、Twitterで気象情報を毎日発信。著書に『TEN-DOKU クイズで読み解く天気図(ベレ出版)』がある。1977年滋賀県甲賀市生まれ。

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