【西宮市】赤ちゃん・子供の心の成長に 本の世界の扉を開ける 西宮市立中央図書館『おはなし会』
阪神電鉄「香櫨園」駅から、夙川沿いを南へ徒歩6分のところにある『西宮市立中央図書館』にて、毎月開催されているおはなし会のご紹介です。
この素敵なステンドグラスは旧西宮市立図書館(現在はアミティーベイコムホール)から移設されたもので、幼い頃西宮市在住だった村上春樹の『海辺のカフカ』に登場するステンドグラスのモデルともいわれています
おはなし会は「0~2歳児向け」(月2回)と「幼児~小学生向け」(月2回)があり、西宮市立図書館の職員さんやボランティアの方々が絵本の読み聞かせをされます。
西宮市立中央図書館は夙川沿いにあります。
0歳から2歳児向けおはなし会が開催されるのは2階の講座室。赤ちゃんは広く敷かれたマットの上で、ハイハイしたり寝転んだりしながらでも聞けるようになっています。
天井が高く自然光が差し込む明るい1階図書室内のここが、 幼児~小学生向けおはなし会のコーナー。
私は今回、0歳から2歳児向けおはなし会に参加させていただきました。職員さんの読み聞かせが始まると、お子さんたちは皆注目して興味深そうに絵本を見ながら聞いていました。ぐずったり泣いたりする子もいません。初めて出会った赤ちゃんたちでも打ち解けあい一緒に楽しんでいました。
職員さんが愛情いっぱいに絵本を楽しみながら読み聞かせる感じが私にも伝わってきて、赤ちゃんたちは言葉の意味がわからなくてもすっかりその世界に引き込まれるのではないかと思いました。
絵本は3冊ほど読まれましたが、ジェスチャーや手遊び、わらべ歌を取り入れられていて、赤ちゃんとお母さんたちも一緒に手を動かしたり歌ったりします。子供たちの満面の笑みが印象的でした。
最後はこの特大の絵本が登場しました。歌と手遊びも交えてさらに盛り上がります。飽きてしまう子もなく、職員さんたちのテクニックに流石だなあと感心させられました。
終了後に、この会について職員さんたちにお話を伺いました。
「絵本を読むということは個人的な作業ですが、おはなし会という場で、自分が楽しいと感じたところで、横にいる子も笑っている…会場がみんなの笑いに包まれるという体験は、子どもたちが本というものの楽しみを知るのにはとても効果があると思っています。」
お子さんたち、お母さんたちの交流にもなりますね。
「赤ちゃんにどのような絵本を読んであげようかな、どのように読めばいいのかな、そもそも赤ちゃんって本を読むの?などの疑問が出てくると思うのですが、赤ちゃん向けのおはなし会に参加してみると、赤ちゃんが聞いている、楽しんでいるということを実感していただけると思います。」
赤ちゃんにもスマートフォンやタブレット端末などで絵本や動画を見せる時代ですが、アナログの本には、親子のコミュニケーション、感受性を養う、自分でページをめくるワクワク感が味わえるなど、デジタルにはないさまざまなメリットがあると思います。
このおはなし会に参加して、お子さんのためにアナログ本の世界の扉を開いてみてはいかがでしょうか。
希望すれば、おすすめの絵本や子供向けの本を紹介する冊子がいただけます。
◆0~2歳児向けおはなし会
【開催日】第1・第3金曜日(祝日は休止)
【時間】午前11時から
【場所】講座室(2階)
【定員】15組
◆幼児~小学生向けおはなし会
【開催日】第1・第3日曜日
【時間】午後2時から
【場所】1階おはなしコーナー
【定員】12名
予約や申し込みは不要ですので、ぜひお気軽にご参加ください。(西宮市に気象警報が発表された場合は開催が中止となります)
≪詳細情報≫
西宮市立中央図書館『おはなし会』
【場所】西宮市川添町15-26
【電話】0798-33-0189
【HP】西宮市立図書館 こどもページ