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「名所ではない」のに「花見参拝客が絶えない」小さな神社。椿と桜に続いて「ツツジ」が見頃です/藤沢市

ころんころライター(藤沢市)

【プライスレス藤沢】

~藤沢の魅力を再発見~

藤沢市内で見つけたプライスレスな情報シリーズ。67カ所目は藤沢市遠藤にある『瀧之澤不動明王』です。

藤沢市遠藤の住宅街をお散歩中、石が埋め込まれた壁の隙間に小さな階段があることに気づきました。その先には鳥居が…。

※3月撮影時
※3月撮影時

※3月撮影時
※3月撮影時

『瀧之澤不動明王』と書かれています。

鳥居の奥の方に視線を移すと椿と桜が咲いているのが見えたので、先ほどの階段をのぼってみることにしました。

※3月撮影時
※3月撮影時

階段の上には境内が広がります。来た道を振り返るとこんな感じ。

かなりマイナーなスポットなので誰も来ないだろうと思っていたのですが...

次から次へとやってくる参拝者に「無人の境内」を撮るタイミングがつかめない筆者(途中であきらめました。笑)。近隣の方の憩いの場になっているようですね。

神社の案内板には、以下のように書かれています。

『瀧之澤不動明王』
矢尻講中の氏神として宝年2年(1705年)2月、寺山文右衛門が祀ったと伝えられる。火焔後背型の素朴な石像であるが、 御気性の激しい立ち不動尊である。ライフタウン造成以前は昼なお暗き森林に矢向団地から絞れる地下水が一筋の滝となって落ちていた。これが滝の沢地名の起こりである。祭日は2月28日、前日に幟を立て氏子18軒が輪番でお日待ちをする。遠藤まちづくり推進協議会

『瀧之澤不動明王』が祀られる本堂の後ろ側にまわると、遠藤団地の街並みが見下ろせました。

なんだかとてもノスタルジーな風景。子どものころ、こういう団地でお友達と遊んだなぁ…という記憶がじんわりとよみがえりました。


参拝も済ませたことなので来た道を戻ります。

※3月撮影
※3月撮影

境内へとあがってきた階段の脇にこのような細い脇道があり、そこに無数の花を咲かせる椿の木と立派な桜の木(大島桜でしょうか?)がありました(3月撮影時)。

※3月撮影
※3月撮影

※3月撮影時
※3月撮影時

※3月撮影時
※3月撮影時

「花見の名所」といった場所ではありませんが、地域の人に寄り添いながら咲き誇る大輪の椿と、小さくても可憐な桜のコントラストがとてもきれいな場所でした。

ちなみに、4月26日時点の写真がこちら。

ツツジと思われる花が一気に開花。木々も青々としていて、新緑の季節を思わせる雰囲気になっていましたよ。

ご紹介した『瀧之澤不動明王』。境内へと続く階段の存在に気付いたら、ぜひ立ち寄ってみてください。

基本情報
瀧之澤不動明王
住所:藤沢市遠藤
※駐車場は無いため、行かれる際は公共交通機関をご利用ください。

ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所近く。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※「毎週日曜の20時10分」に約1週間分の記事をまとめてお届けする「LINEでの配信」がスタートしました。ご登録いただくと藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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