【京都市上京区】「え!?これは本なの?」個性的なZINEにも出会えるブックイベントが期間限定で開催中
2010年にスタートした京都の年末恒例のブックイベント「三富」が、2024年は初の春開催。会場である「堀川新文化ビルヂング」の場所にちなみ、「三富中立売書店」として、4月13日(土)〜4月28日(日)の15日間の期間限定で開催されています。
「三富中立売書店」に並ぶのは、一般的な書店ではなかなか出会うことのできない個性的な作品たち。例えば、お弁当箱に入った割り箸付きのグルメブックなど、「これは本なの?」と思わず手に取ってしまう作品も。プロ・アマ問わず、クリエイターの感性や思い、アイデアがギュッと詰まった渾身の作品に出会えるイベントです。
91組・総勢100名を超えるクリエイターの作品が並ぶブックイベント
「本や冊子を制作する人たちが気軽に参加できる発表・実験・販売の場」として2010年にスタートした「三富」。2024年は、堀川新文化ビルヂング2Fの「ギャラリー&イベントスペース NEUTRAL」を会場とし、91組・総勢100名を超えるクリエイターの作品が集まっています。
「生モノ・火器・二次創作・公序良俗に反するもの以外は受け入れています」と、主催者が笑顔で話す通り、会場には、クリエイターの自由な視点で作られた本や冊子が並んでおり、見ているだけでもワクワクと楽しい気持ちになります。
文字が中心の本、写真やイラストが中心の本、クリエイターの趣味や好きなもの・場所を紹介する本、地域情報をまとめた本、雑貨などおおまかなジャンルごとに陳列されています。なかには「三富でしか手に入らない1点ものの作品や絵本コンクールで最優秀賞を受賞した作家さんの作品」もあるそう。
見本誌(サンプル)も用意されているので、自由に手に取って見られます。イベント初日の会場では、小さなお子さんが屋上遊園地の遊具を集めた写真集を夢中で眺めているのが印象的でした。
作家さんが自ら書いたPOPを見ながらお気に入りの一冊を探すのも楽しみ方のひとつ。
毎回、会期の終わりに近づくとSOLD OUTとなる作品が増えるそうなので、たくさんの作品と出会うには、早めに足を運ぶのが良さそうです。
週末にはワークショップや体験イベントも開催!
「三富中立売書店」の会場では、ワークショップや体験イベントも開催されます。小さなお子さんも参加できるイベントもあるので、家族でのお出かけ先としても楽しめそうです。
- 4月13日(土)・14日(日):mugnyお絵描きコーナー
- 4月14日(日)11:00〜16:00:レジャーシートでミニモビールを作ろう!
- 4月14日(日)10:30・13:30・16:30:1枚の紙から作る「写真集zine」
- 4月20日(土)11:00〜18:00:シルクスクリーンプリント屋さん
- 4月21日(日)11:00〜18:30:アブストラクトなアートzine・ノートを作ろう
- 4月27日(土)12:00〜18:00:アイコン似顔絵データでドン!
- 4月27日(土):ダテツトムの似顔絵
イベントは有料です。詳細は、「三富中立売書店」の公式サイトやX(旧Twitter)ご確認ください。
イベントの情報
「三富中立売書店」の会場は、堀川新文化ビルヂングの2F「ギャラリー&イベントスペース NEUTRAL」。堀川新文化ビルヂングは、大垣書店が運営する複合施設で、1Fには大垣書店のほか、カフェ&バー「Slow Page」や印刷工房「昌幸堂」も入っている、心が豊かになる癒しの空間です。