それ「水分不足」のサインかも!-意外と見逃しがちな「水分不足」の特徴とは?-
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おがちゃん先生です。
今回は、意外と見逃しがちな「水分不足」について解説していきます。
今回の目次
- 「水分」の役割とは?
- 水分不足のサインとは?
- 水分不足を予防しよう!
- 最後に
1.「水分」の役割とは?
私たちの体の中にはたくさんの水分が含まれています。
成人の場合、体重の約60%が水分の重さです。
例えば、体重70kgの男性の場合、約42ℓの水分を蓄えているということになります。
体の中の細胞が正常に働くためには「水分が必須」です。
その他、具体的な水分の役割は下の通りです。
- 血液やリンパの流れを良くする…血液に水分が含まれることで、サラサラと流れ、酸素や栄養を運ぶことができます。
- 老廃物を排泄する…老廃物は水分ととも尿として排泄されます。
- 代謝の促進…体内で起こる化学反応には水分が必須です。
- 体温の調節…例えば、暑い時には水分を「汗」として放出することで熱が放散されます。
2.水分不足のサインとは?
①口渇感(のどの渇き)・乾燥
まず最初は、口渇感(のどの渇き)を感じます。
また、水分を体内に溜め込むため、汗がでなくなり、口や唇や肌が乾燥しやすくなります。
ちなみに、高血糖の場合にも"強い口渇感"が起こりやすいですが、それは脱水のメカニズムとは異なります。
②足が攣る・不定愁訴
体内の水分バランスが乱れると、筋肉の運動に異常が起こり、足が攣ることがあります。
また、血液の流れが悪くなり、だるい・疲れやすい・眠気といった不定愁訴が現れることがあります。
③便秘・尿の色が濃くなる
水分が不足することがで、便が硬くなり「便秘」になることがあります。
また、尿も濃縮されることで、色が濃くなりやすいです。
3.水分不足を予防しよう!
水分不足を予防するためには、のどの渇きを感じる前にこまめに水分補給をすることです。
ポイントは「"足りないから足す"ではなく、"足りなくなる前にちびちび足す"」です。
※足りなくなってから、一気に水分を補給した場合、血液の濃度がいきなり薄くなり、低Na(ナトリウム)血症を引き起こすことがあります。
特に、高齢者の場合、脳(視床下部)の機能が衰えることで、口渇感を感じにくくなります。
そのため、無意識のうちに「水分不足」となっていることがあるので注意ですね。
また、汗をかくと塩分(いわゆるナトリウム)も失われてしまうため、汗をたくさんかいた場合は、塩分補給も忘れないようにしましょう。
4.最後に
最近では、寒くなってきたため(執筆日2023/11/24)、夜間に暖房をつける家庭も増えてきたと思います。
そのため、就寝時や起床時には汗をかくやすくなるため、脱水に気をつけるようにしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。