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言い訳は「絶対に」悪いこと?自分が嫌になった時にすべき考え方はコレ!

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

私は普段、精神科での外来診療を行いつつ、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね♪

HSP気質について知りたい!

「本当はやった方が良いのは分かっている。。でも、何かと出来ない理由を探してしまう。。」

「いつも何かと言い訳しては、そんな自分に嫌気がさす。。」

このように感じ、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

本当は自分が1番よく分かっていますよね。。

「行動しないといけない。。」

「やらないといけない。。」

「でも、それができない。。」

とてもよく分かります。

今回は、そんなあなたに、“言い訳ばかりの自分に嫌気がさした時の考え方”をお伝えできればと思います。

言い訳ばかりの自分に嫌気がさした時の考え方

さて、突然ですが、イソップ童話って聞いたことがありますか?

「アリとキリギリス」

「うさぎとかめ」

「北風と太陽」などなど・・・

有名な作品も多いので、知っている方も多いのではないでしょうか?

このイソップ童話の中に、「すっぱいぶどう」

そんな作品があります。

この作品は、お腹を空かせたきつねがぶどうを見つけるのですが、何度も何度もぶどうを取ろうとするものの、高くて届かない。

そして、何度も何度もジャンプして取ろうとするものの、届かないことから、「どうせすっぱいぶどうだ」と思い、ぶどうを取ることを諦めて去ってしまう。

そんな話です。

このきつねの考え方を「合理化」と呼びます。

自分の考え、自分の行動を正当化する働きです。

他の人から見たら、このきつねの考え方は“言い訳”かもしれません。

「諦めずに、もっとぶどうを取るための努力や工夫をしないとダメでしょ?」

そう感じるかもしれません。

しかし、果たしてこの“言い訳”は悪いことなのでしょうか?

きつねからすると、この“言い訳”によって、自身の心を守っているとも言えます。

何度も何度も挑戦しても上手くいかない、何度も何度も挑戦しても結果が出ないと、誰だって落ち込みますよね?

傷つくはずです。

このきつねの考え方。

「どうせすっぱいぶどうだ」

これは先程お伝えしましたが、「合理化」と呼びます。

この働きは、「防衛機制」の1つとされています。

防衛機制とは、葛藤や危機、痛みなど、不快な状況から“無意識に”心を守る働きのことです。

この“無意識に”というのが、ポイントです。

要は、きつねの「どうせすっぱいぶどうだ」という考えも、無意識なんですね。

“無意識に”心を守ってくれているわけです。

「これ以上は、心が傷ついてしまうよ?」

「これ以上は、心がもたないよ?」

そんな風に、脳が指令を出してくれているとも、捉えることができますね。

言い訳というのは、世間一般のイメージでは、少しネガティブであまり良い印象ではないかと思います。

確かに実際、いつも言い訳ばかりでは、良くないですよね。

せっかくのチャンスを逃してしまうことにも繋がりかねません。

周囲の人も、いつも言い訳ばかりの人と一緒にいたいとは、思わないでしょう。

(それでも一緒にいてくれる人は、大切にしましょうね)

しかし、同時に覚えておいてください。

「言い訳には、心を守る働きもある」

そしてそれは、「無意識の働きである」のだと。

言い訳ばかりの自分に嫌気がさすかもしれません。

言い訳ばかりの自分が惨めに思えるかもしれません。

しかし、言い訳をすることで、自分の心を守っているのだと思えば、時には言い訳をしても良いのだと思えませんか?

そして、そんな自分を許せそうになりませんか?

大切なことは、言い訳をすることではなく、

「なぜ言い訳をしてしまうのか?」

そこかもしれません。

失敗することが怖いのか?

他人からどう思われるのかを気にしてしまうのか?

それとも心がもう限界なのか?

人それぞれ理由はあるかと思います。

言い訳をしてしまうことがあるのは、人間なので当然です。

しかし、そこで終わらないように注意していきましょう。

「なぜ言い訳をしてしまうのか?」

そこを考えることが、今後言い訳をしない自分へと繋がる第1歩かもしれません。

時には言い訳をしてしまうかもしれませんが、それも良し♪

少しずつ、あなたのペースで成長していきましょうね♪

応援しています!

まとめ

言い訳ばかりの自分に嫌気がさした時は、イソップ童話の「すっぱいぶどう」を思い出しましょう♪

この作品は、きつねの「どうせすっぱいぶどうだ」という考えを思い出させてくれます。

これは、「合理化」という考えで、葛藤や危機、痛みなど、不快な状況から“無意識に”心を守る働き「防衛機制」の1つです。

言い訳は、ネガティブであまり良い印象ではないかもしれませんが、「心を無意識に守ってくれているんだ」

そう思いましょう♪

しかし、いつも言い訳ばかりでもいけません。

しっかり、「なぜ言い訳をしてしまうのか?」

自分を見つめ直し、成長へと繋げていきましょう♪

少しずつ、あなたのペースで構いません♪

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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