【要注意!】絶対に食べないで!ニラに酷似の毒草、ユリやスイセン類より区別が難しいので見分け方を考察。
皆様 いつもありがとうございます。kurukoyaです。
暖かくなって桜も満開になってきましたね!野草採取の春も満開です!
そうそう、我が家の野生ニラも育ってきたので摘もうと思ったら、葉の形や臭いも同じなのに、何か違和感のある植物が生えていました。
ユリでもスイセンとも違うし、よく見るとニラとも何か違う...
調べてみるとその植物の名は...
ハナニラ!
可憐な花には似つかわしくなく、最悪、下痢を引き起こす毒をもっている様です。
人間だけでなく、散歩などでペットが食べてもヤバいですね!
野草好きとしては、適切に見抜ける事で誤食の事故が減ってほしいと願っております。
という事で今回は、この毒草とニラの区別方法を、若干身体も張りながら、調べてみましたので、共有いたします。
最後までご一読いただけますと幸いです。
◆動画で確認の場合はコチラ!◆
◆ハナニラとは?◆
ネギ亜科ハナニラ属に属するとされるが、科名はユリ科やヒガンバナ科で分類される場合もある、なんか微妙な植物。
開花時期は3~4月で、一茎に一つの星型の白や薄紫、薄黄色の花を咲かせますが、花後、夏は地上部がなくなり休眠します。
春先の上品な花からは想像できないのですが、アルカノイドと言う毒素を有し、摂取すると吐き気や下痢などの消化器症状が現れる可能性があるとのこと。ユリやスイセン、ヒガンバナほどではないにせよ、食さないのに越したことはないですね。
◆一方、ニラとは?◆
ネギ科ネギ属. 開花時期は秋で9月~10月頃。葉は冬まで残ります。まっすぐ立ち上がって40 - 60 cmに達する花茎を1本だけ伸ばし、先端に花序(散形花序)をつけ、白色または淡紫色を帯びた花を付けます。花の形状自体はハナニラに少し似ています。
◆ハナニラとニラの外観比較(3~4月)◆
◆何故、ニラと間違い易いのか?◆
<①>
葉はともに微ニラ臭がする。
千切った段階で既に微ニラ臭がしますし、葉を揉めば更にニラ臭がしますので、ニラとの区別が無難しい可能性があります。
<②>
葉の断面は、ニラとほぼ同じ
葉の扁平な形状と、断面の形状からは、ニラとほぼ区別が出来ません。
と言うことで、外見や臭いで区別する事は避けた方が良さそう... うう。。。
◆特徴から考える有効な区別方法◆
<①>
ハナニラだけ、この時期に花が咲く
ニラの開花期は9-11月の秋に対して、このハナニラは3-4月の春に開花します。ですので、ニラの臭いがしてもこの時期に花が咲いていたら採取は控えた方が安全というわけです。
<②>
花の形も異なります
一本の茎から一つの花が咲いているのがハナニラ。一方、主茎の先端から複数の分岐があり、それぞれに花が付いているのがニラになりますので、この特徴はわかり易いですね。
<③>※皆さんは絶対に真似しないで!
◆ハナニラはニラの味がしない◆
キケンではありますが、今回は学術情報の習得と言う目的の元、口に含んで味を確認したが、臭いとは異なりニラの味がしません。
仮に食べてしまっても、味がしない場合はすぐに吐き出し、口をゆすぐ行為で難を逃れることが出来そうですね。
★実際に食した状況は動画から★
★最後に、野草採取で一番重要な事★
少しでも判別に迷いや不安があれば、絶対に、食べないこと!!
食す場合は、事前に少量を食べて様子見し、一度に大量を食べないこと。
※致死量を超えないということ。
あくまで個人的責任のもと採取を行う筈ですが、身内の方々にもご心配かけない様、
上記を守っていただき、安全に楽しんでくださいますようお願い致します。
それでは、皆様良き野草ライフをお過ごしください!!