【ひたちなか市】光と音楽でコキアが踊る⁈ 年に一度、感動のライトアップ
ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で開催される「コキアライトアップ」は、毎年多くの来場者を魅了する人気イベントです。
今年で9回目を迎えるコキアライトアップでは、約4万本の緑色のコキアが色とりどりのライトに照らされ、幻想的な夜景が広がります。
さらに、テーマに沿って選ばれた楽曲に合わせて、コキアがまるで踊っているかのような雰囲気に包まれるのも、このイベントの見どころの一つです。
開催期間は、9月27日から10月6日までの10日間です。
※10月5日、6日は混雑が予想されるため、お早目のご来園をおすすめします。
2024年のテーマは「架け橋」
今年のテーマは「架け橋」です。人気キャラクター「ふわりん」と「もこ太」が旅を通して成長するようすを、音楽と光が織り成す5つの物語で表現。訪れる人々に「旅」や「絆」を感じさせる演出が魅力となっており、会場内には多くの笑顔が広がっていました。
ライトアップされたコキアは、赤、黄、緑、青、紫といった多彩な色で照らされ、時には複数の色が交互に点灯し、虹のような光の演出も楽しめます。
5つのテーマに沿った音楽が順番に流れる構成で、特にラストに音楽が一気に流れるクライマックスは、多くの観客を魅了していました。
特別な夜を家族で楽しむ
「今年もこのイベントを家族で楽しみにしていました」と来園者は語ります。ライトアップされた園内を散策するだけで、特別な夜を過ごせると話します。
みはらしの丘までの小道もライトアップされており、光の鍵盤のような道を歩くと、日常とは異なる幻想的な風景に心が躍ります。
家族連れやカップルでにぎわう光景が特に印象的で、キャラクター「ふわりん」の地面ライトにたわむれる子どもたちの姿は、訪れた人々の心を和ませていました。
来場者たちは、光の演出に心を奪われ、各所で写真を撮る姿が見られました。
特に、ライトアップの仕組みに興味を持つ人も多く、機材を間近で見つめる姿が印象的でした。
グルメやイベントも外せない
また、園内ではステージショーやクラフト体験が行われ、さらに地元のグルメブースも充実。
スイーツを片手にライトアップを楽しむ人々の姿が目立ちました。
園内の「古民家(奥の屋)」では、現代アーティスト・ゆるかわふう氏による「光彫り作品展」も同時開催。
発泡断熱材を用いた独自の技法で描かれた光彫り作品が、夜のライトに照らされ、幻想的な雰囲気を漂わせていました。
今年は、昨年展示された「ネモフィラの咲く丘で」に加え、新作「コキアが赤く染まる頃に」が展示され、訪れる人々の目を引いています。
ひたちなか市誕生30周年記念演出
ひたちなか市の大谷市長と公園アンバサダーの詩歩さんによるコキアライトアップ点灯式が、9月27日17:15から執り行われました。
会場には多くの市民が駆けつけ、点灯時には来場したお客様にもご協力いただきました。
さらに今年のライトアップには、ひたちなか市誕生30周年を記念した特別な演出が施されています。
市民に愛されているひたちなかソング「素敵な明日のために」のメロディーとともに、30周年ロゴカラーで彩られる特別演出が1日2回披露されます。
五感で楽しむ夜のコキアライトアップ
「コキアライトアップ」は、緑色のコキアが見せるもう一つの表情を楽しめる特別なイベントです。
光と音が織りなす幻想的な空間は、昼間とはまったく異なる公園の魅力を引き出します。
特別な秋の夜をぜひ体験してみてください。
公園からの情報
コキアライトアップの鑑賞に際しては、入園料に加えて観覧料が必要となります。
※10月5日、6日は入園無料日です。混雑が予想されるため、お早目のご来園をおすすめしています。
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国営ひたち海浜公園
【住所】茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
【開園時間】
9月2日〜10月31日 9:30〜17:00
【休園日】
10月は毎日開園
*詳細はホームページを参照
お問い合わせ:
【TEL】 029-265-9001(国営ひたち海浜公園 ひたち公園管理センター)
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撮影日:2024年9月27・28日