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【ひたちなか市】コキアの植え付け面積拡大!約4万本植栽でボリュームアップ

さつきうみライター(大洗町・ひたちなか市)

国営ひたち海浜公園の「みはらしの丘」では、コキアの植え付けが6月7日から始まりました。

今年は植栽面積が約0.4ha拡大、約4万本を植栽

同園広報係のマウリダ・ケリムさんによると、

「コキアの植え付けは6月7日(金)から、延べ260人程で実働約20日以上かけて行われています。

今年の植栽面積は約2.3haに拡大し、昨年より7千本多い約4万本のコキアを植栽しました」

とのことです。

ボリュームアップした風景は、ますます見応えがありそうです。

広大な丘に、コキアの小さな苗が一本一本手作業で植え付けられていく風景は、同園の初夏の風物詩となっています。

みはらしの丘の上に、きれいな緑のラインを描くように、コキアの苗が初々しく並んでいます。

夏の緑葉から秋の紅葉まで、丸々としたフォルムの草姿と色の変化を楽しめるコキア。

日に日に小さなコキアが成長していくようすは、まもなく訪れる夏の気配を感じさせてくれます。

「みはらしの鐘」がついているのも、この時期ならではの景色。

(混雑が予想される時期には、安全のために鐘は取り外しています)
(混雑が予想される時期には、安全のために鐘は取り外しています)

ひとつひとつ手作業で植栽

春に「ネモフィラ」で青一色に染まったみはらしの丘は、丸々としたかわいらしいコキアへと衣替え。

ネモフィラの刈取り後に耕耘したみはらしの丘では、はじめに目印となるラインを70cm間隔に引きます。

大きな波のうねりのようなデザインが、成長したコキアを美しくみせてくれるのです。

その後、土壌に等間隔に穴を開け、約15cmの小さなコキアの苗を一本一本丁寧に植え付けます。

都市緑化の普及啓発、ならびに植物や生き物を大切にする心の育成、市民参画による公園づくりを目的に「コキアの植え付け体験」が6月22日に開催されました。

本イベントでは約4万本のコキアの一部を植え付けることで、みはらしの丘を覆い尽くす大規模なコキアの風景を、皆で一緒につくりあげる醍醐味を体験できます。

(2024年6月20日撮影)
(2024年6月20日撮影)

季節の移ろいとともにコキアの色の変化を楽しむ

コキアはヒユ科ホウキギ属で、ユーラシア大陸の乾燥地帯を原産とする一年草です。

同園のコキアは観賞用の品種で、ふんわり丸々と成長し、秋に美しく紅葉するのが特徴。

15cmほどのコキアの苗は、太陽の日差しを浴びて、例年では8月下旬頃には高さ80cmほどまでに成長します。

夏のコキアは、爽やかなライムグリーンの色と、ふわふわ・もふもふとした柔らかなさわり心地が魅力です。

(2023年10月12日撮影)
(2023年10月12日撮影)

ライトアップも幻想的です。

緑のコキアをライトアップしたようす(2023年9月7日撮影)
緑のコキアをライトアップしたようす(2023年9月7日撮影)

秋の紅葉シーズンには、緑色が紅葉・黄金色へ。

紅葉(2023年10月20日撮影)
紅葉(2023年10月20日撮影)

訪れる時期によって移り変わるコキアの表情に、四季を愛でる楽しみが重なり、何度も足を運びたくなります。

紅葉と黄金色のグラデーション(2023年10月20日撮影)
紅葉と黄金色のグラデーション(2023年10月20日撮影)

公園の情報

記念の森レストハウスに併設されているギャラリーでは、この公園ができるまでの歴史を知ることができます。

過去の重要な出来事やその当時の写真、歴史的な発見物なども展示されています。

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国営ひたち海浜公園


【住所】茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4

【開園時間】
3月1日〜7月19日 9:30〜17:00
7月20日〜9月1日 9:30〜18:00

【休園日】
毎週火曜日(火曜日が祝日にあたる場合は直後の平日)
※7/17~9/2までの期間は、毎日開園
*詳細はホームページ参照

ホームページ | Instagram

お問い合わせ: 
【TEL】 029-265-9001(国営ひたち海浜公園 ひたち公園管理センター)

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ライター(大洗町・ひたちなか市)

海沿いの街であり、観光地としても人気の大洗町・ひたちなか市。その魅力と、普段の暮らしの延長線上にある気づきをお届けしたいと思います。

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