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抱負と目標という言葉の意味の違いと使い分け。抱負に「負」という字が入っている理由について。

西端康孝コピーライター・歌人・川柳家

今年の抱負は、今年の目標は……。

一年のはじまり。私たちはそれを言葉にすることによって、意識にすり込もうとします。宣言するのはとても大切なこと。皆さんはどんな抱負を、そして目標を抱かれたでしょうか。

抱負と目標の意味の違いと使い分け

ところで、抱負と目標にはどんな意味の違いがあるのでしょう。
辞書を引いてみると

【抱負】 – やりとげたいと心の中にいだいている考え・計画。
【目標】 – 行きつこうとして設けためあて。

と書かれています。

つまり、抱負とは計画のこと。目標とはゴールのことなのです。

たとえばサッカー。ワールドカップで優勝したいというのは最終目的、ゴールですよね。だからこれは目標。そしてその目標を実現するために毎日練習をしようと決意する。これは計画なので抱負。

吹奏楽部だった僕の場合は、コンクールで金賞をとるというのが目標で、金賞をとるために毎日ロングトーンを欠かさないと練習計画を立てるのが抱負ということになります。

千里の道も一歩から。大事を成すには小事の積み重ねが大事。大きな目標を持ち、ちゃんとした抱負で実現していきたいところです。

抱負という字に「負」という字が入っている理由については自分のブログ、コトバノで説明しています。よかったらご覧になってくださいね。

どうか今年も、皆さんにとってどうぞ充実した一年になりますように。

西端 康孝 歌人・コピーライター(明石市在住)
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コピーライター・歌人・川柳家

各種媒体のコピーライティングや、中小零細企業のブランディングのお手伝いなどを行っています。日本語に関するクイズ番組の問題作成、川柳コンテストの審査員など、表現に関する活動は多岐にわたって。「伝わる喜びを想像して伝えるチカラを創造する」がモットー。令和4年ふあうすと川柳社正賞受賞。兵庫県明石市在住。

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