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【大阪・梅田】大阪駅前ビルに君臨する、キングオブフルーティーカレー

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

大阪・梅田界隈でもトップクラスの人気カレー!

 仕事で海鮮ランチばかり食べる日々だったので、無性にスパ活したくなり目指したのが、西梅田、北新地、東梅田とほぼ直結したオフィスビルということからサラリーマンが多く、必然的にカレー店が多い大阪駅前ビル。

 古くからある「カレーショップ ミクロ」や「ちかごろのカレー屋さん KANAE」のほか、「パイスカレー Roche」「カレー倶楽部 ルウ 梅田店」「カレー&グリル 葡萄匠屋」「spice32」「ダイヤモンドカリー」などなど、多彩なカレー店がそろいます。

 目的のカレー店があるのは、大阪駅前第1ビル。

 こちらが目指す欧風カレー店「十壱亭」です。

 カウンターのみで、現在は8席。カレー店なので行列ができていても意外に早く順番が回ってきます。

ほとんどの客が注文するのは美しいカツカレー!

 店頭のメニュー看板の一番上にあるカツカレー(トンカツ)800円が一番人気。ほとんどの客がカツカレーを注文します。

 店頭の看板に書かれていない、煮込みビーフカレー800円は、長時間煮込まれたやわらかな牛肉が特徴で常連のファンが多いようです。

 いろいろ悩みましたが、注文したのはカツカレー(トンカツ)800円に、生たまご(全卵)50円をトッピング。こちらのカレー、おいしいのはもちろんなのですが、ていねいに盛り付けられたごはんを囲むようにかけられたルーなど、なんとも美しい。

 ルーは、欧風カレーとしてはかなりサラサラな部類。

 薄めにスライスされた豚肉は、その分大判。薄い衣ですが、カリカリとした食感です。対照的にお肉は想像以上にやわらか。

 トンカツに囲まれた生たまごは、後半に崩して食やすいベストポジション。

 カレーの味わいですが、これまで食べたどんな欧風カレーよりフルーティ。単純に甘いわけではなく、すごく上品な甘さのあとにスパイス感が来ます。このスパイス感が辛さではなく、香りや風味がふわりと届く。また、サラサラとしたルーと粒が立ったごはんが最高の組み合わせ。

 トンカツは、食感もいいのですが、脂の甘い旨味が絶妙。ルーのおいしさをグッと引き上げます。

 知り合いにもファンが多い、フルーティで、めちゃめちゃおいしいカレーライス味わえるお店です。間違いのない店だなと思うのは、カレーを食べ終わったあとに飲んだ水がおいしいこと。

 スッキリとしていて、余分なものがないカウンターにのっている福神漬けもカレーとベストマッチ。食べたあとのすがすがしい気持ちとフルーティなカレーの余韻を感じながらお店を出て、「さて、午後の仕事もがんばろう!」と思わせてくれます。

十壱亭
住所/大阪府大阪市北区梅田1-3-1 大阪駅前第1ビル B1
営業時間/11:30~15:00 
定休日/土・日・祝

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編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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