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【葛飾】かぼちゃのヴァシュランにタルト、プリン!秋の味覚満載のスイーツが味わえるアンティークカフェ

なかくきくみこカフェライター

カフェライターなかくき くみこが実際に訪れた1,500軒以上のカフェのなかから、大人が心から満足できるような魅力的なカフェを紹介する連載「大人のための東京カフェ案内」。第19回目は、都内各地から甘いもの好きがこぞって足を運ぶスイーツカフェを紹介します。

季節の食材を使った自家製スイーツが人気

松戸駅の1つ隣、金町駅から徒歩8分。落ち着いた住宅街を抜けた先にあるのは、カフェ「たべものと日用品 WAO」です。ヨーロッパや日本のアンティーク家具が配された店内は、ほっと安らぐ雰囲気。

実はこちら、週末ともなれば予約でいっぱいになる、甘いもの好きからよく知られるお店。季節の食材を使った自家製スイーツが人気で、一度に2つ3つと注文する人も少なくありません。

現在提供されているのは、かぼちゃを使ったスイーツ。どれも美味しそうだったので、今回は3種類をオーダーしました!

2軒隣で日用品とお菓子の店「アコルダージュ」を営んでおり、カフェで使われるうつわも魅力的
2軒隣で日用品とお菓子の店「アコルダージュ」を営んでおり、カフェで使われるうつわも魅力的

こちらは「かぼちゃのヴァシュラン」(1,680円、下記商品すべて10月23日までの提供予定)。ヴァシュランとは、フランス菓子でいうパフェのこと。

グラスの中に入っているのは、かぼちゃチップス、かぼちゃクリーム、メレンゲ、2種類の自家製アイスクリーム、チーズトレイベイク、かぼちゃのパンナコッタ。

どれも美味しいのですが、なかでも蒸したかぼちゃがゴロゴロ入ったチーズトレイベイクの美味しさには驚き! 生地にスペルト小麦を使っており、独特のザクザク感もたまりません。

次は、濃厚とさっぱりのバランスが良い、かぼちゃクリームとマスカルポーネクリームが絞られた「かぼちゃのタルト」(600円)。

ヴァシュランにも使われているかぼちゃクリームを口に運ぶと、ほどよい甘味とすっきりした旨味がふわっと広がり、発酵バターの香ばしさが鼻に抜けていきます。

ボトム生地はクッキーのようにサクサクで軽やか。生菓子はすべて当日に焼き上げているため、クリームも生地も風味抜群です。

「かぼちゃプリン」(680円)は、濃厚なのに舌触りなめらか。かぼちゃの旨味をそのまま頂いているような贅沢な気分になれる一品です。

すべてのデザートにかぼちゃが使われていますが、それぞれに趣が異なり食べ比べも楽しい3品。今月23日にかぼちゃが終売した後は、りんごや栗、いちごなどが予定されています。

どの食材も提供期間が2週間〜1ヶ月と短いので、気になる方は店の公式インスタグラムやHPをチェックしてみて。

和菓子職人から学んだ、美味しさを追求する姿勢

オーナーの和田麻子さんは、同店を開く前に障害者福祉施設で13年間勤めていました。そこは菓子工房を併設する施設で、立ち上げから携わっていたそう。

入社後は、工房を創ることから始まり、菓子作りのレシピや工程表の制作、施設で働くスタッフへの作業の割り振りなどを行なっていました。

ある時、その施設でどら焼きを作ることになり、和田さんが施設の代表として地元で人気の和菓子屋さんに3ヶ月修行へ入ることに。製菓学校で学んだ経験はありましたが、職人の仕事ぶりを間近で見る体験は、その後の菓子作りへのスタンスに大きな影響を与えたと言います。

「職人の美味しさを追求する姿勢や意気込みがすごかったんです。その日販売する分はすべて当日に作り、翌日分の作り置きはしない。なので職人は午前1時や2時から作業を始めます。そういうお菓子への向き合い方がとても勉強になりました」。

「たべものと日用品 WAO」でも、作りたての美味しさを大切に、その日提供する分は当日に作るようにしています。和田さんは毎日朝7時には厨房に入っているそう。あの日、和菓子職人から学んだスタンスを今も守り続けているのです。

スタッフみんなで考える、心地よく過ごせる店づくり

同店ではスタッフと年に一度面談をし、働きやすい環境を整えるようにしています。製菓経験はないけれどホールから厨房に異動したいスタッフには、営業時間終了後にケーキの作り方を教えることも。

伝票には予約客の名前を書き、客に合わせた接客をするようにしている
伝票には予約客の名前を書き、客に合わせた接客をするようにしている

スタッフが前向きに働ける環境を作ることで、訪れるお客さんにもいい影響があるのだとか。

せっかく来店したのにスイーツが全部売り切れていた、なんてことがないよう商品の取置きを可能にしたり、たくさん予約が入る週末でも飛び込みで来る客を迎えられるようフリーの席を用意したり。「どうすればお客さんに満足してもらえるか」を日々スタッフと共に考え、工夫を重ねてきたのだそうです。

店の雰囲気は、心地よさを決める重要な要素。この空間にいつも優しい空気が流れているのは、スタッフみんなが店のことを大切に想っているからかもしれません。

アンティーク家具が並ぶ心地よい空間で、作りたての自家製スイーツが堪能できる「たべものと日用品 WAO」。旬の秋スイーツを堪能しに、足を運んでみませんか。

【店舗情報】

店名/たべものと日用品 WAO
住所/東京都葛飾区金町4-23-11
公式H P/https://old-hita-8878.digick.jp(外部サイト)
公式インスタグラム/https://www.instagram.com/tabemono_to_nichiyouhin_wao/(外部サイト)
電話/03-5876-3167

アクセス/京成金町線 京成金町駅より徒歩7分、JR常磐線 金町駅より徒歩8分
定休日/火曜、不定休あり
営業時間/11〜17時(L.O.16時)
※席予約は1ヶ月前より店頭で受付、2週間前よりオンラインで受付、当日は電話受付、商品取り置きは電話受付(詳細は公式H Pをご確認ください)
※店内利用は1組2名まで

※新型コロナウイルス感染症対策により店舗の休業や営業時間の変更など、掲載内容と異なる場合があります。訪問前に最新情報を確認されることをおすすめします。   

本連載では、今後も都内にある魅力的なカフェを紹介していきます。ご興味のある方はプロフィールからフォローをして頂けるとうれしいです。

カフェライター

雑誌やWEBメディアにてカフェ・喫茶店に関する記事を執筆、撮影。都内を中心に1,600軒以上のカフェを訪問。自身のSNS等では「大人が心地よく過ごせるカフェ」を中心に紹介している。前職では人材紹介業界で営業やキャリアカウンセラーをしていたが体調不良で退職。療養期間にカフェの魅力を知り、病気を治すきっかけになったことからカフェ専門ライターとなる。小学生男児の母、東京郊外在住、身長147cm、性格はのんびり屋。日々のカフェ巡りはinstagramで更新中。仕事実績:リンネル、タイムアウト東京、CafeSnap、るるぶ&more.、レッツエンジョイ東京、書籍や雑誌にて取材協力、ラジオ出演、新聞掲載他

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