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GWでも間に合う!「日帰りで訪れたい関東の温泉地」3選

高橋一喜温泉ライター/編集者

GWもいよいよ後半戦。「特に旅行の予定はないけれど、ちょっと温泉でも入りたい」という人は多いかもしれない。

5月2日に放送された「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)の「GW後半戦、まだまだ間に合う穴場スポット」という企画に出演し、おすすめの温泉を紹介させていただいた。

そこで、番組の中で紹介した3つの温泉地を紹介したい。いずれも首都圏からも日帰りできる関東の温泉である。

川原湯温泉(群馬県)

ダムの湖畔にある温泉地。ダム建設の影響で昔の温泉街はダムに沈み、新天地に引っ越してきたという経緯がある。共同浴場の王湯は、温泉地のシンボルといえる施設で、そのおすすめはダムを一望できる露天風呂。ダムの湖畔というロケーションなので、シーンと静まり返っていて、聞こえてくるのは湯が落ちる音だけ、という日常では体験できないような静かな時間を過ごせるのが魅力だ。川原湯温泉があるのは、草津など有名な温泉地が密集するエリアであるがゆえに、まだ認知度も低く、入浴客も地元の人や一部の温泉ファンが中心なので、休日でも比較的ゆっくりと過ごせるのではないだろうか。

奈良田温泉(山梨県)

奈良田温泉がある早川町は、日本でいちばん人口が少ない町として知られ、人口は約950人ほど。もともと人が少ないうえに、温泉地は県道の行き止まりにあるため、訪れる人も少ないロケーションだ。日帰り施設の「女帝の湯」は、美肌の湯と評判の源泉が特徴で、とろりとしていて、ぬるぬるした肌触り。しかも、もともと泉温が低めで、40度以下のぬるめの設定になっているので、熱い日でもゆっくりと長湯が楽しめる。なお、奈良田温泉の手前には西山温泉をはじめ、温泉が点在しているので、湯巡りもできる。

南足柄温泉(神奈川県)

「モダン湯治おんりーゆー」は、神奈川県の南足柄市にある日帰り入浴もできる温泉施設。地理的には箱根や熱海などの人気温泉地に向かう手前にあるので注目されにくいが、逆にGW中のように混み合う期間は穴場といえる。いちばんの魅力は、雑木林に囲まれた野趣あふれる露天風呂。やさしい肌触りの湯と合わせて、ちょっとした秘湯感を味わえる。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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