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東京からも近い!「源泉かけ流しのスーパー銭湯」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

都心部に住む人にとって「都会のオアシス」ともいえる存在が、街中にあるスーパー銭湯だろう。

しかし、もともと自然に温泉が湧き出す場所ではなく、地中深く汲み上げることになるため、どうしても湧出量は少なくなる。また入浴客が多いため、衛生面の観点からも源泉かけ流しの湯船は限られる。そういう意味では、泉質にこだわる人はスーパー銭湯を敬遠しがちである。

だが、近年では東京近郊のスーパー銭湯でも源泉かけ流しの湯船をもつ施設は少なくない。

そこで今回は、東京近郊で源泉かけ流しを楽しめるスーパー銭湯を5カ所紹介したい。

前野原温泉・さやの湯処(東京都)

板橋区の市街地にあるスーパー銭湯。23区内にありながらも、露天スペースにはうぐいす色に濁った源泉がかけ流しにされる湯船もある。庭園を見ながら食べられる食事処は蕎麦などのメニューが人気で、都会にいることを忘れてしまいそうになる。

横須賀温泉「湯楽の里」(神奈川県)

横須賀市にある海岸沿いのスーパー銭湯。東京湾を一望できる展望露天風呂は絶景で、しかも源泉かけ流しの湯船もある本格派。心がもやもやしているときは、海を見ながら入浴すればスカッと爽快な気分になれるし、ちょっとした旅の雰囲気も味わえる。

おがわ温泉・花和楽の湯(埼玉県)

東武東上線小川町駅から徒歩10分の距離にある温泉施設。「現代の湯治場」を謳っており、日帰りだけでなく宿泊施設も備えている。源泉はpH10.0の強アルカリ性で、とろとろとした肌触りが特徴。庭園風の露天風呂は和風旅館のような趣があり、ゆっくりと湯浴みが楽しめる。「一期一会の湯」には常時、新鮮な源泉が注がれている。

見沼天然温泉・小春日和(埼玉県)

さいたま市内にあるスーパー銭湯。約38度のぬるめの源泉がかけ流しにされている。通常のスーパー銭湯はぬるい湯は万人受けしないため加温してしまうが、自信をもってぬる湯の源泉を提供している。気温が高い夏場は特に気持ちよく、ぬる湯を存分に楽しめるのはうれしい。

まえばし駅前天然温泉・ゆ~ゆ(群馬県)

前橋駅から徒歩2分の駅前温泉。東京からでもプチ旅行気分でふらっと出かけるには絶好の立地にある。湧出量は毎分455リットルと豊富なので、駅前という立地にもかかわらず、源泉かけ流しを実現している。緑色をおびた湯は、よく温まる塩化物泉。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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