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まさかHSPが「モラハラ」する側に!?知らないと”危険”な真実とは?

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。私は普段、精神科での外来を行い、インスタやvoicyにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)

HSP気質を持つ人はモラハラを受ける側になることが多いですが、自分が無自覚にモラハラする側になってしまっている場合もあるのです。

あなたは心許せる存在がいると相手に対して、ついつい深入りしてしまってはいませんか?

心許せる存在は繊細気質の人にとって希少な存在なので、依存過多になってしまう可能性があり注意が必要です。

相手に重荷をかけないための予防策をとりつつ、あなたが信頼できる人と良い関係性を保てるようにしましょう。

HSPが心許せる人にモラハラ的行為をするのは

HSP気質の人が無自覚に行いやすいモラハラ的行為は、心許せる人に過剰に構いすぎてしまうことです。

善良で人の気持ちが分かる性質の人がなぜそうしたことをしてしまうのか、原因は常に自分を抑えなくてはいけない敏感性が大きく関係しています。

HSPは信じられる相手が少ない

感受性が強く性格的に内向的な傾向があるHSPはスムーズな人付き合いが難しいので、知り合いが多いとしても信じられる相手は本当に少ないです。

敏感なために人との関わりで心が傷ついた経験は数え切れず、自分にフタをして他人と心を深く結びつけることを避けてしまいます。

人間関係にトラウマを抱えやすい部分があることから、心のフタを外して向き合える相手ができるのは極まれなのです。

心許せる人がいると依存気味に

HSP気質を持つ人の中でも強い不安や緊張を強いられる環境に身を置く人は、家族・友人・パートナーなど心許せる人がいると依存気味になりやすいです。

精神的につらい思いをしていても自分を認めて理解してくれる人がいることで、その存在があなたの拠り所になり不安定な心を委ねがちになります。

人を信用できない気質の人にとって心許せる相手の存在価値は大きく、側にいることで言い表せない安心感を抱けるのでしょう。

繊細故の不安で干渉してしまう

繊細気質の人はとても心配性なので心許せる存在にも不安を持ち、落ち着かない自分の感情に影響されて自覚なく相手に干渉してしまいます。

「こまめに自分から連絡しないと音信不通になるかも」、「自分よりもっと親しい相手がいて、いまその人といるかも」などの焦りから相手への依存度が高まりやすいです。

HSPはどちらかと言うと自分を低く見ているので、自信の少なさから大切な人が自分といてくれるか気がかりで仕方ないのかもしれません。

HSPの無自覚モラハラで相手の心は離れていく

HSP気質の人が無自覚に行ってしまうモラハラは相手にとっては苦痛なので、あなたに好意的な人であっても次第に心が離れていきます。

心許せる存在への過度な干渉は相手の思考・行動・時間を束縛してしまい、あなたに自由を奪われていると重荷に思われてしまうでしょう。

自分も言葉や態度での刺激を受けることが苦手なのですから、相手の心情を考えた場合に相手の心があなたから離れていく理由もよく理解できるはずです。

心許せる存在がいる人は相手を追い詰めないために、自分は深入りした行動をしていないか振り返った方が良いでしょう。

HSPが心許せる存在にモラハラしないための予防

HSP気質の人が心許せる存在に依存して干渉するなど、モラハラ的行為をしないためには自分の心を律してあげなければいけません。

心許せる存在に対するあなたの心の認識について注意して、上手に自分の心を整理しながら相手と関わるようにしてください。

依存は相手への「刺激」と理解する

あなたが相手に構い依存してしまう行為は、相手に悪い刺激を与えてしまうものと理解しましょう。

頻繁に連絡したりどこで誰と何をしていたか細かく質問をすれば、相手にとって不快な刺激となります。

相手が何をしているのか気になっても不安な気持ちに流されず、踏み込んだ言動・行動に出ないようにします。

心で相手と自分との区別をつける

HSP気質の人が持つ共感能力は自分と他人の境を曖昧にする危険性があるので、心の中で意識して相手と自分は別々の人間と区別をつけることも必要です。

あなたの心と切り離して相手の心を見る構え方ができることにより、相手に負担を感じさせる関わり方をしないようにセーブできます。

感情面にゆとりを持ち接する

相手に干渉してしまうのは不安や心配からなので、何らかの方法で自分の感情にゆとりを持ち相手に接するようにしましょう。

心をリラックスさせて感情の乱れがなくなるようにすると、精神的にも余裕ができて相手のプライベートなことにやきもきしなくなります。

相手のことを信じる勇気を持つ

心許せる相手に依存しないために最も大切なのは、あなたが相手のことを信じる勇気を持つという点です。

あなたの理解者である相手はあなたに好感を抱き親しくなってくれたのに、そのことに気づいて相手の気持ちを信じなければ本当に良い関係は築けません。

心のどこかにある不安な気持ちに支配されず、相手を信頼する強さをあなたの中に持ちましょう。

依存過多をしないことで長い関係性を築ける

あなたが心を許せる相手と長い付き合いができる関係性になるには、依存過多にならずにお互いに知らない要素を含む関わりを持つことがおすすめです。

親しい仲であっても精神的に程よい距離感があると、押しつけがましさがない良い付き合い方ができるでしょう。

心の自由がお互いのために重要

長い関係性を築くポイントは息苦しくない間柄でいることなので、お互いに心の自由がある状態で関わるように心がけましょう。

干渉はあなたがしても相手にされても心に不自由を感じさせるものであるため、関わり方のバランスには気を配ってください。

多少の秘密は新鮮味を与える

あなたは自分と一緒にいないときに相手が何をしているか気になると思いますが、あなたが知らない多少の秘密は相手を新鮮に感じる良いスパイスになります。

心許せる人が恋愛のパートナーならお互いを知りすぎてしまえば、好きな気持ちは確かでもトキメキを感じなくなるでしょう。

相手にあなたが知らない秘密の部分があるとそれを知ったときに、相手に対して新鮮な感情が湧いてトキメキを取り戻せます。

まとめ

HSP気質の人も心許せる存在への付き合い方に気をつけなければ、自分がモラハラする側になる危険性が十分にあります。

大切な人に対してなぜモラハラ的行為をしてしまうのかの原因を知り、相手の心があなたから離れてしまう関わり方をしないようによく注意しましょう。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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