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ドコモ、スマホ開発を見直しラインナップを縮小へ 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.178

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト

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石川 温の「スマホ業界新聞」

2016/05/14(vol.178)

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《目次》

1.ドコモ、夏商戦向け新製品はラインナップを大幅に厳選

━━加藤社長「端末のみならず、トータルで提供できる力が備わった」

2.KDDI田中社長「契約者数は増えない。MVNOでUQ頑張って」

━━au経済圏の流通拡大で、取扱高2兆円超を目指す

3.NTTドコモの新社長に吉澤副社長の昇格が明らかに

━━副社長には阿佐美氏、中山氏が就任し、サービス強化に拍車か

4.今週のリリース&ニュース

5.編集後記

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1.ドコモ、夏商戦向け新製品はラインナップを大幅に厳選

━━加藤社長「端末のみならず、トータルで提供できる力が備わった」

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5月11日、NTTドコモは夏商戦向け新製品・新サービス発表会を開催した。終了後、加藤薫社長の囲みが行われた。

━━ラインナップを減らしている理由は何なのか。

加藤社長

「スマートフォンがどんどん機能アップ、性能アップする最初の時期から、成熟期、いまはだいぶ成熟した最後のほうにあるのかなと思っています。またブレイクスルーがあるかも知れませんが。

そういうことも含めて、よく似てきていますよね。そういう中で、特徴あるものを作ろう、採用しようということ。

丸山(誠治プロダクト部長)も説明したように半年サイクルから1年サイクルにしようかということも含めて、結果として、そうなってきました。バリエーションはかなり収斂してきたのかな、と思っています」

(★ 確かにXperiaが商戦期毎に新製品を出してくるのがどうかしていた。ソニーもハイエンドとコンパクトの2モデルに絞れたほうが経営的にありがたいだろう)

━━サプライヤーに対してはどういった話をしているのか。

加藤社長

「半年ごとから1年毎にすることで、1機種あたりの調達量は増える。そういった戦略で進めています。(メーカーと)ネゴシエーションしています」

(★ 問題は絞り込むことで「アップルと差が開かないか」という点かな)

━━1メーカー1機種というわけではなく、商戦期毎に出るのか。

加藤社長

「メーカーによって、特徴があるものがありますので、そういったものをラインナップしながら、どういう戦略でどうしようかと」

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ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

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