日本初の名門ホテル!憧れの「オリエンタルホテル神戸」に泊まってみた
神戸の旧居留地といえば、歴史ある洋館が建ち並ぶ異国情緒あふれる街並みで知られています。その一角に建つ「オリエンタルホテル神戸」は、1870(明治3)年に誕生した日本で初めての西洋式ホテルです。そんな歴史と格式あるホテルに泊まってきました。
歴史ある名門ホテル
お洒落な洋館が建ち並び、「東洋一美しい居留地」といわれた神戸の旧居留地。今では世界の有名メゾンが軒を連ねる界隈に、風格ある「オリエンタルホテル神戸」が構えています。JR三ノ宮駅から徒歩約7分ほど。
ホテルは神戸開港から間もない1870(明治3)年に誕生し、当時は外国人専用のホテルとして、また戦後は政財界の社交場として世界から多くのVIPが滞在したそうです。
阪神淡路大震災の後、2010年に名門ホテルの精神を受け継ぎながら、新時代をスタートしました。
開放感あふれる港の眺望が素敵!
今回は8~13階に位置するオリエンタルフロアの12階、港の見えるハーバーサイドの客室に滞在しました。
33.82平方メートルと広々とした空間でゆったりと寛げます。ベッドは寝心地の良さで定評のあるシモンズ社製。
何よりも印象に残ったのが、窓から見える港の景色です。海が見えるだけで気持ちまで解き放たれるかのよう……。
昼の景色も素敵ですが、メリケンパークのイルミネーションがきらめく夜景がとってもロマンチック!
クラシカルで品格あるインテリア
インテリアはダークブラウンで統一され、古き良き時代の品格漂う空間です。
かつての神戸港の写真や地図などがセンスよく配されています。
机の引き出しの中にある、上質な紙を使ったレターセットとかつてのホテルの写真を活かしたハガキの上品なデザインに感動! さすがは名門ホテルの美意識の高さ。
ドリンクはコーヒー、アールグレイ、ジャスミン、ハーブティのカモミール、ペパーミントなどがそろい、細部に至るまでこだわりが感じられます。
洗面台はモダンで清潔感があります。
中でも惹かれたのが、パリのスパブランド「オムニサンス・パリ」のバスアメニティ。洗練されたシンプルなパッケージが美しく、使用すると品の良い香りが際立ちます。
こちらは「心地よさ」をテーマに、パリで設立されたアメニティブランドだそうです。ブルターニュの天然素材にこだわり、セレブにも人気なのだとか。心地よい癒しへと導いてくれるその品質に納得です。
ほかにも超長綿を使用したゆったりとした着心地の良いセパレートタイプのナイトウェア、綿素材100%のバスローブが用意されています。
最上階のフロントにも粋なはからい
フロントは最上階の17階にあります。冬には暖炉が焚かれているのも粋なおもてなし。寒い中を歩いてホテルに到着し、暖炉を見ると気持ちがホッと温まりますよね。
そして、窓側に港の眺望を楽しめる椅子とテーブルが配されているのです。宿泊者ならこちらで誰もが景色を楽しめます。六甲山側のお部屋の方もご自由に。
夜景も素晴らしいのです!
六甲山を望む最上階でモーニング
朝食は最上階の「メインダイニング バイ・ザ・ハウス・オブ・パシフィック」にていただきます。六甲山を望める景色もまた素敵です。
ビュッフェ形式で和洋中から多彩なメニューを選べます。景色を眺めながら食後にゆっくりとコーヒーをいただいていると、時が経つのを忘れて思わず長居してしまいます。
港町神戸に建つクラシカルな「オリエンタルホテル神戸」。本物の持つ品格や美意識が息づく、背筋が伸びながらも寛げる大人のための空間です。
オリエンタルホテル神戸
住所:兵庫県神戸市中央区京町25
TEL:宿泊予約受付 078-326-1511
https://www.orientalhotel.jp/
[All photos by Yo Rosinberg] Do not use images without permission.