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その名も…

さて、今日は溝の口のフィオーレの森に、ハレの日に行ける素敵なお店ができたよ、と以前わたしの記事でご紹介した音楽教室「カリヨン」のあずささんから教えていただき、行ってきました。

そのお店とは…

寿司　こん平

お寿司屋さんの「こん平」さんです。　今年の2月10日にオープン！

あれ、この場所は…

そう、以前に私の記事でも紹介させていただいた「変タイ鮨」の「すがひさ」さんが入っていたところ！

すがひささんが話題になり、虎ノ門ヒルズへ「栄転」された、その後に入られたんですね。

入り口の感じはそのままに、とても素敵な雰囲気が漂ってきます。

店内へ

綺麗な店内もさらに美しくなり、新しいお店「こん平」で迎えてくださるのは、近藤昌弘さんと、荒金鉄兵さん。

高津区に在住の近藤さんが、以前に勤めていた神楽坂のお店で意気投合した荒金さんと一緒に「こん平」をオープンしました。

お店の名前にはお二方の名前が姿を変えてちょっとずつ入っていますね。

カウンターがメインのお店なので、料理人のお二人ととても距離が近く、いろいろな話をしながらお寿司を堪能できます。

ネタについても、いろいろお話を聞けるので、1人で行っても楽しい時間が過ごせるのがいいですね。

奥にはテーブルが一卓あるので、ご家族での利用などはそちらをどうぞ。

コース料理がお得意

神楽坂で腕を磨いていた、というお二人なので、とにかく料理が洗練されています。この日はコースをいただいたのですが、先付けからめちゃくちゃおしゃれ！

桜の枝が添えられた大根の行燈の中から現れたのは、旬のホタルイカとそら豆。

上には桜の花びらを模した百合根まであしらわれて…

見た目も、口の中も一気に春爛漫です。

フグ料理もお手のもの

つぎは、なんとフグがでてきました！

お寿司屋さんでフグをいただくことは、ちょっと珍しいですよね。

近藤さんは、ふぐを処理する資格も所有しており、こん平ではこんな美しいてっさがいただけるコースもあるんです！

こちらはテーブルでの提供になるそうですが、ご家族でのスペシャルなお祝膳にぴったりですね。

五島の牡蠣「椿」

そして、知る人ぞ知るこちらの牡蠣「椿」が登場。ご存知の方も多いかもしれませんが、こちらの牡蠣は五島で作られる岩牡蠣で、その大きさ、クリーミーさでいま、業界ナンバーワンの人気者。

このブランド牡蠣を、なんとキウイとシャブリのジュレで合わせて…

牡蠣にぴったりのスパークリングワインと共にいただきます！

近藤さんはワインもお好きだということで、お店にはワインの用意も。お寿司屋さんでも、こうやって料理に合わせてワインを楽しめるのはとてもうれしいですね。

高級食材の「勢ぞろいの場」

このコースでは、季節に合わせて牡蠣、あん肝、ふぐ、すっぽんなどを提供してくれる、ということなのですが、とにかくどのお料理も、見た目に美しくて心が華やぎます。　この豪華さは、歌舞伎の人気演目「白波五人男」のよう。

フグ＝日本駄右衛門（存在感と毒を併せ持つ首領感）

牡蠣＝弁天小僧菊之助（スーパースターっぷり）

と、勝手に準えてみました（笑）。

上品に仕上げられたあん肝は、とってもなめらかでこれだけでも何杯でも日本酒がいただけてしまう逸品。五人男のなかでは、美形の最年少盗賊・赤星十三郎あたりでしょうか。

すっぽんの茶碗蒸し

そして甲羅と共に登場したのは「すっぽん」！

「甲羅以外捨てるところがない」という優秀な高級食材。

噛み付いたら離れないとか、すごく刺客っぽさもあるけど、他の高級食材に比べ、若干地味に感じられるところなど、フットワーク軽い剣技の達人、忠信利平というところでしょう。

実際に食してみると、地味ではなく、滋味。まさにひと噛みごと力が湧いてくるような不思議な食べ応えで、とっても美味しい！

うなぎ白焼

そして登場したのは、うなぎ！

お寿司屋さんで、うなぎ！？　フグに続き、本日2度目のびっくりです。

うなぎのいい匂いが食欲をそそって…

皮のパリッとした焼き加減がまた絶妙でした！！

白浪五人男の中では、抜群の存在感ながら「どん尻に控え」凄味を効かせる、南郷力丸ってことで！

いよいよ握り登場

お料理の豪華さに、ここまですっかり字数をつくしてしまったので、ここから始まる握りは口を挟まず、写真だけでご覧いただきますね！

いかがだったでしょうか？

先付けからデザートまで、お二人の料理人の技術と食材への想いをしっかりと味わうことのできる、スペシャルなコースでした！

ハレの場にも、普段使いにも

これだけのコースですから、もちろんハレの場にふさわしいお店なのですが、前述したように料理人のお二人と楽しくお話ししながら、お酒とお寿司を気軽に楽しむ、というスタイルもおすすめです。

「みなさまの要望に合わせて、お料理や場を提供していけるお店でありたい」とおっしゃっていましたので、ウェブサイトや、インスタなどからチェックして、お祝いの場、語らいの場にぜひ利用してみてください！