古代史ファン必見! 橘樹歴史公園、気になるあの倉庫の内部を絶賛公開中です【川崎市高津区】
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さて、
全国初の飛鳥時代の復元倉庫が川崎市にあるのはご存知ですか?
橘樹官衙遺跡群
高津区の千年に、それはあります。役所の跡である「橘樹郡家ぐうけ跡」があり、西側には寺院跡が。そのあたり一体を「橘樹官衙(たちばなかんが)遺跡群」と呼んで、川崎市が発掘調査を進めてきました。
そこに、税の一部である稲を保管した倉庫があったことが明らかになり、それを復元して今年の5月18日に、史跡公園としてオープンしたのです。
全国でも、飛鳥時代の倉庫跡を復元した例はないということで、さすが川崎市、やることが斜め上ですw。
オープニングは福田市長が当時の服装をしたり、雅楽の演奏があったりと盛大だったようなのですが、残念ながら日程が合わずに来ることができず、先日ランニングで訪れました。(小杉からは3キロちょっとなので、ちょうどいいランニングコースです)。
千年の急坂を上がっていくと、突然住宅街に巨大な校倉づくりの倉庫が現れたのには、なかなか感動がありました。
一体何が入ってるんだろう…と気になっていたら。
倉庫の内部公開
内部公開をしてくれる、というので後日改めて来ることにして、その日は芝生の上でストレッチをして帰りw、この度再度訪問し、内部を拝見してきました。月曜日からだったのですが、うっかり案内が遅くなってしまってすみません。金曜日までなので、興味のある方はぜひ!
けっこう盛況です
見学会はかなり盛況で、わたしも受付後30分ほど待ちましたので、お時間に余裕を持って行ってくださいね。
紙で作れる倉庫を頂いたので、待ちながら作ってみたのですが、自分の工作の下手さ加減に嫌気がさしてw途中からまたストレッチをしていました。
そして、順番が来たのでいよいよ中へ…
中はがらんどうでした
私はすっかり、出土した石器や土器などが飾られていると勘違いしていたのですが、なかはがらんどう。
この倉庫はそもそも税である稲を貯蔵したもので、これ自体が展示品。特別にその倉庫を内部から見る、という趣向だったのだそう。なるほど。
「この時代、米は俵にはせず、稲のままここに積んでいきました。こんなふうに入り口に堰ををつくって、流れ出てこないようにしていたようです」と文化財課の職員さんが説明してくださいました。
古代の通りに復元したかったけれど、危険ではない強度を持たせるために、鉄板をいれてうまく隠してあったり、ビスが使われていたりするということです。
面白かったのは、この時代はかんなの技術も今ほどではなかったので、出土した板は表面がもっとぼこぼこしているんですが、今の大工さんにお願いすると、綺麗に仕上げてしまうので困った… というところです。
そりゃ、職人さんとしてはボコボコに仕上げるのは沽券にかかわりますよね…笑
そんな話を聞いて、質疑応答なども積極的に行われ、なかなか楽しい見学会でした。
どうやっていくの?
ランニング… でいくのは私くらいのものでしょうね。
駅からは離れていますが、公園内には駐車場がないので、小杉からはバスで行くのがおすすめです。影向寺で下車すれば、そこから徒歩で4分ほど。
また、公園という名ではありますが、トイレもありませんので、そこは注意してください!
公園の向かい側に、自動販売機はありました。
それでは、古代史に思いをはせつつ、素敵な1日をお過ごしください!
橘樹歴史公園 倉庫内部特別公開
日程:6月17日(月)〜21日(金)
時間:13時〜15時(受付は12時45分〜14時45分)
住所:川崎市高津区千年423-1