川崎銘菓といえば…追分まんじゅう! きな粉マンになってもできたてホカホカは譲れない【川崎区】
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さて、先日。
6月いっぱいで一般公開が終了してしまう東芝未来科学館に別れを告げ、我々が向かったのは、大島にある息子の行きつけ理容室!(3代目と私がスノーボード仲間だったご縁で、ファーストカットからお世話になっていますが、腕が良いため大人気の個人店なので、混むと常連さんに迷惑をかけてしまいかねず、ここで紹介できないのが、残念。)
川崎駅から鋼管循環のバスに乗り、時計を見ると、まだ17時前!!
これは、行きたかったあのお店に行けるのでは! と、目的地のひとつ先の追分でバスを降りることに。
やったー!ついに来られました。
多摩川菓子店(追分まんじゅう)
川崎で本当に美味しいもの、と言われて、必ず名前があがる「追分まんじゅう」のお店「多摩川菓子店」です。
何度もお土産にいただいたことがあるのですが、その度に聴いた言葉。
「出来立てはもっとすごいのよ」
いつかお店で出来立てを食べたい、と思っていながらも、駅から離れ交通量の多い追分交差点に位置するお店に、なかなか来る機会がなくて。川崎に住んでゆうに18年めの遅い訪問となったことをお許しくださいませ。(汗)
店内の様子
閉店の17時まで、15分ほどというようなタイミングでしたが、お店の方もお饅頭もあたたかく迎えてくれました。
他のお菓子もありますが、やっぱり追分饅頭を買わなきゃ!
6月1日より10円アップ
この6月に、従来より10円値上がりした模様。
それでも、あの大きさのお饅頭がひとつ150円って驚愕ですけどね…
さまざまなメディアに登場
追分まんじゅうは昭和30年に創業して、そのおいしさが評判になり、川崎の名物となりました。
以前はかわさき名産品に入っていたような気がしたのですが、現在はその一覧には名前がありません。
それでも、名物には違いないですよね。
街道から集落に分岐していくところにつく「追分」という名前に表されるように、このエリアは古くから多くの人の集まるところだったのでしょうね。
紙包からつたわる、おまんじゅうのあたたかさが、川崎の人情を表しているようです。追分交差点を渡って、大島方面へもどり、息子を理容室へ行かせると…
「ちょっとその辺を散歩してくるねー」とひとり退出。
できたてを食べたい
だって、出来立てのお饅頭をたべたいじゃない。
17時ちかくだったから、出来立てではないのかもしれない。しかし、あったかくて手の中でふわふわしているこのお饅頭を、どうしてもいますぐに食べたい。
いかんせん、ぜっっったいに理容室の中では包みを開けられない。
その理由は、追分饅頭を食べたことがある人なら知っていますね。
きな粉まみれになる
食べたことがない人は、とりあえず一度これを目の当たりにしてみて。
包みをあけると広がるきな粉のいい香り、いや、そよと風がふけば、すぐさま顔がきな粉まみれになる程、大量のきな粉がかかったこの大きなお饅頭。
屋内で食べる時には、新聞紙を敷くなどの工夫をしないと、まずはこの「きな粉の洗礼」からは逃れられません。
おいしさも食べにくさも、ともにあの伝説スイーツ、マキシム・ド・パリのナポレオンパイに匹敵する!
近所の公園で
結局、近所の公園のベンチでいただいたんですが、ちょうど下校して遊びに興じる子どもたちの歓声の真っ只中で食べる、というプチ罰ゲームみたいなシチュエーションになってしまった。
きな粉の下からあらわれる、このふわっふわの皮、その奥に詰まった、やさしい甘さの北海道産小豆から作られる良質な粒あん。
冷めてたのも美味しかったけど、あったかいと、ほんとに絶品やん!!!
感動をきな粉あんことともに噛み締めていると、いつの間にか、近くに来ていたアンパンマンの靴をはいた子どもがじっとこちらを見つめているじゃないですか。
我に帰ると、顔どころか服やバッグまで当方きな粉まみれである。
「…やあ、揚げパンマンだよ!」
と、言ったか言わぬかはご想像におまかせしますが、かなりの怪しさを演出していたことは疑いえず、何食わぬ顔(←こういうときに使うのだねw)して、きな粉をパンパン、とはたき落とし、公園をあとにいたしましたとさ。
それでも、ついに、念願のあたたかい追分饅頭を食すことができたこの日の行動に、一抹の悔いもなし!!
かつて追分デニーズのところにあったという映画館に集っていたお客様も、上映がハネたあとに、このお饅頭を食べながら帰るのをどれだけ楽しみにしていただろう。
あの大きさのお饅頭が、食べ始めると、あれよあれよ、と胃袋に収まってしまうのもほんとうに不思議。
みなさまも、ぜひそれぞれのタイミングで「きな粉マン」になることを恐れずに、できたてのお饅頭を食べてみてほしいです。
チャンチャン♪
多摩川菓子店(追分まんじゅう)
住所:川崎市川崎区大島2-1-2
電話番号: 044-244-3484
営業時間:9時〜17時
定休日:月曜日
アクセス:JR川崎駅よりバス10分(川23系統ほか「追分」下車)