イ・ボミが激白!韓国女子ゴルフツアーの無観客試合、コロナ対策で一体何を感じたか
新型コロナウイルスの感染拡大後、世界のプロゴルフツアーで初めて試合を開催した韓国女子ゴルフツアー。
KLPGAチャンピオンシップが16日に第3ラウンドが行われ、イ・ボミは通算5オーバーの97位となり、最終ラウンドに進めなかった。
イ・ボミは試合終了後に電話取材に応じ、無観客試合やゴルフ場での感染対策について感じたことを語ってくれた。
●「課題がつかめて収穫あった」
プレーの内容についてですが、久しぶりの試合でアイアンの距離感がつかめず、なかなかチャンスを作ることができませんでした。
チャンスになっても、確実にバーディーが取れないので、流れに乗れなかったです。グリーンのラインの読みもうまくいかず、ミスパットも多かった。
全体的にゴルフの調子は悪くはないのですが、とにかく課題がつかめただけでも、収穫のあった試合でした。
初めてプレーするゴルフ場で、なかなかイメージ通りにはいかなかったです。
コースはかなりアンジュレーションがあり、風も強く吹いていますし、グリーンの傾斜も多い。ショットは狙ったところにいかず、ミスショットが多かったですね。
グリーンに関しては、初日はかなり速くて難しかったですが、2日目は雨が降ってグリーンの状態が良くなったのですが、なかなかスコアをまとめるのは難しかったです。
●無観客は「テンションが上がらない」
無観客の中での試合については、日本でも去年、スタンレーレディスで観客がいない中でプレーしたのでそこまで違和感はありませんでした。
ただ、ワクワクしか感じや楽しい気持ちにはなれなかったです。久しぶりの母国での試合なので、ファンにもいい姿を見せたかったですし、選手もファンの声や拍手で力をもらえるのですが、それがないのは本当に残念です。
幸いにもテレビ中継でたくさんプレーを映してくれていたようです。そうした部分ではとても感謝しています。
●徹底したコロナ対策に「感謝したい」
会場で感染対策が徹底されていましたが、不便な部分は特にありませんでした。選手が集まるパッティンググリーンでは必ずマスク着用が義務付けられたり、毎日、会場に入る前に体温チェックも欠かさず行いました。
選手たちは対策をしっかりと理解しながら、とても気を付けて行動していました。
特にキャディさんたちは苦労したと思います。ティやバンカーレーキなどを直接さわってはいけないので、手袋とマスクは必須。そんな中で18ホールを回るので、疲れていたと思います。
そうした細かい対応について選手たちは、とても感謝していましたし、みんなが気を使ったと思います。現場の医療スタッフたちも大変でしたでしょう。
一つひとつの対策や行動が、試合に直接影響することはまったくありませんでした。
むしろ無事に試合が開催されたことがうれしかったですし、選手にとってはとてもありがたいことでした。
守ることはしっかりと守ろうと、違う人たちに迷惑をかけないようにと常に考えていました。なのでメンタル面では、特に問題はありませんでした。
●「早く日本で試合がしたい」
韓国で試合をしながら、早く日本ツアーも始まってほしいなと思いました。久しぶりの韓国のコースは難しい部分もありました。私は日本のコースに慣れている状態なので、早く試合がしたいと思いました。
これから日本の試合はまだ中止が続いてどうなるかわかりませんし、韓国では試合が続くそうです。
このあとの試合に出るのかは現時点では決まっていませんが、とりあえずは課題克服に取り組み、試合に出れば上位進出が目指せるようにがんばりたいです。