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浦和レッズは、浦和駒場で王者川崎と互角に争い、ルヴァン杯準々決勝第1戦を引き分けで終える

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

ホーム&アウェイの2戦合計で争われる、ルヴァンカップ準々決勝。この第一戦を浦和レッズはホーム浦和駒場スタジアムに川崎フロンターレを迎えての一戦となった。

試合は、前半から主導権を握る川崎フロンターレに対して、浦和レッズも一歩も引かずに粘り強く戦う展開が続く。その中で試合が動いたのは前半35分。川崎のビルドアップに対して浦和のMF小泉佳穂がハイプレスを仕掛けて、高い位置でボールを奪うとFW江坂任がGKと1対1となり、GKを引きつけて中央にパスを出すと、MF関根貴大が無人のゴールに流し込んで先制点を決めた。前半は浦和レッズが1点リードで折り返した。

関根選手は「チーム全体で高い位置でプレッシャーをかけられたのが今日の得点にもつながった」と狙いがはまったゴールを喜んだ。最前線にはいった江坂任選手も「今日は全体の距離感が良かったので、奪い方も良く奪った後のつなぎもスムーズだったので、今日の距離感をベースにできればと思います」と、ゲーム内容が良かった要因を語った。

後半に入り、ギアを上げて同点を狙う川崎に対して、浦和がうまく対応していたが、25分に浦和のがじょうが崩れてしまう。VARによって映像確認が行われて、浦和のMF柴戸海がペナルティーエリアでMF脇坂泰斗に足を引っかけて倒したと判定されてPK。このPKをMF家長昭博が落ち着いて決めて川崎が同点とした。

第2戦に向けて少しでも優位に立ちたい両チームが互いにチャンスを作り出すも決めきることができずに、1-1で試合は終了した。

浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「攻撃と守備の部分で両方が良くできたと思っています。個人個人のパフォーマンスとチーム全体のパフォーマンスは良いものが出ていたので、全体的には満足をしています」と、王者川崎に対して、見せたサッカーに満足の様子だった。

2戦合計で争われるルヴァンカップ準々決勝。浦和レッズの準決勝進出条件は、勝利、2点以上の引き分け、1-1の場合は延長戦となる。第2戦は9月5日にアウェイに乗り込んでの一戦。この試合がベスト4をかけた勝負となる。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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