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武田英寿のリーグ初ゴールを含む2得点で、浦和が鹿島との宿敵対決を引き分ける

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田J1リーグ第19節。浦和レッズはホーム埼玉スタジアムに鹿島アントラーズを迎えての一戦となった。リーグ戦もちょうどハーフシーズンが経過するこの試合は、宿敵・鹿島との一戦となり、48,638人の大観衆がつめかけて、この一戦を盛り上げた。

試合は、開始早々の3分に鹿島が試合を動かす。中盤の高い位置でボールを奪ってからカウンターを発動。MF師岡柊生がドリブルでゴール前に侵入してミドルシュートを放ち、一度はGK西川周作が弾くも、そのこぼれ球をFW鈴木優磨が押し込み、鹿島が電光石火の攻撃で先制した。さらに前半終了間際の42分、鹿島がサイドを揺さぶると、DF安西幸輝のグラウンダーのクロスをFW鈴木優磨がダイレクトシュートでゴールに流し込み、今日2点目のゴールで2-0として、前半は鹿島が2点リードとして折り返した。

後半、システム、メンバーを替えて流れを掴んだ浦和。しかし、なかなかゴールを奪うことが出来なかったが、後半32分、MF伊藤敦樹の裏抜けから、中に折り返したボールを途中交代で入ったばかりのMF武田英寿がダイレクトで左足を振り抜き、1点を返す。

さらにアディショナルタイムの47分、左からのFKのチャンスで武田英寿がGKの意表を突く、直接FKを決めて2-2の同点に追いついた。逆転を目指して、押せ押せの浦和だったが、逆転のゴールを決められず、2-2の痛み分けで試合は終了した。

浦和としては、上位進出に向けて負けられない一戦だったが、最悪の結果は逃れた引き分けとなった。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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