【葛飾区】まるでカナダの秋!紅葉する巨木が水鏡に映る水元公園の穴場「水生植物園」、マガモも泳ぐ
紅葉の時期を迎え、水元公園は多くの来園客でにぎわっています。実は園内の北部に、まるでカナダの湖水地方のような穴場の紅葉スポット「水生植物園」があるのをご存じでしょうか。水鏡に映る紅葉が圧倒的に美しい、水生植物園の現在の様子をご紹介します!
(写真はすべて2023年11月19日撮影)
水生植物園は、園内の北部エリアにあります。広大な「中央広場」の北側の小道を入ると、真ん中に小島を備えた大きな池が目の前に広がります。
初夏から真夏にかけてカキツバタやハスなどが次々に花を咲かせる池では、現在はヨシやハスの枯れ葉が秋の風情を醸し出しています。大きく開けた水面には、小島に立つラクウショウやメタセコイア、ポンドサイプレスなどの紅葉が映り、目を見張るような美しさです。
池の上にはぐるりとボードウォークが張りめぐらされています。ここを歩きながら周囲を見渡すと、小島に立つ紅葉した木々と、水に映る紅葉が一体化して、まるでカナダの大自然の中にいるような気分。秋の鮮やかさをいっぱいに感じることができますよ。
水生植物や水鳥をゆっくり観察できるこちらの池には、冬の渡り鳥も次々に飛来します。小島の北側に広がる池には、マガモがしばしば訪れます。繁殖期には頭部が鮮やかな緑色になるオスのマガモは、紅葉を映す池によく映えるため、バードウォッチャーの人気を博しています。
水元大橋の南側の小合溜にもヒドリガモやキンクロハジロなどのカモがたくさん飛来していますが、マガモはこちらの水生植物園など、奥まった池にいることが多いようです。驚かせないように、そっと観察してみてくださいね。
カナダの湖水地方のような紅葉が見られる水元公園の穴場、水生植物園の紅葉は、12月初旬にかけてどんどん深まっていきます。池の上のボードウォークを歩くので、すべったりしないよう歩きやすい靴で、ぜひ訪れてみてくださいね。
名称: 都立水元公園「水生植物園」
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR常磐線・東京メトロ千代田線 金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html
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