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人生に悩んでいる人へ。ヘレン・ケラーの名言「死とは、今いる部屋から…」英語&和訳(偉人の言葉)

鈴木隆矢翻訳家

こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はヘレン・ケラーの名言をご紹介します。ヘレン・ケラー(1880~1968年)はアメリカの作家、社会福祉活動家です。
今回は人生に悩んでいる人に届けたいヘレン・ケラーの名言をご紹介します。

人生に悩んでいる人へ。ヘレン・ケラーの名言「死とは、今いる部屋から…」英語&和訳(偉人の言葉)

“Death is no more than passing from one room into another. But there's a difference for me, you know. Because in that other room I shall be able to see.”

「死というのは、今いる部屋から別の部屋に移ることに過ぎません。ただ、私にとってはそこにも違いがありますけどね。その部屋では私は見ることができるでしょうから」
ヘレン・ケラー(アメリカの作家・社会福祉活動家)

人の死を嘆くな。死は特別なことではない。
賢さとは視野の広さだなと思うのですね。
人は見たもの、聞いたことによって物事を判断しますよね。持っている情報が多ければ多いほど賢明な判断ができる。
例えば洋服を買うとき。写真だけを見て商品を選べば、買って後悔することもあるかもしれない。実際に試着して決めればその可能性は低くなる。

死は特別なことではない

愛する人の死を思うと悲しいですよね。私も母が今70歳で、母の死を思うと悲しい。
人はいつか必ず死にますよね。自分だけが生き残って周りのみんなが死んでいく、それは悲しいですよね。申し訳ない気持ちになる。ただそうではないのですよね、自分もいつか必ず死ぬ。
「5年後日本はどうなっているのだろう」とか「10年後世界はどうなっているのだろう」と。5年後、10年後までは考えるのですよね。
では「200年後日本はどうなっているのだろう」とか「300年後世界はどうなっているのだろう」と。200年後、300年後まで考えることはあるだろうかと。あまりないと思うのですね。なぜか、それは200年後、300年後もう自分が生きていないからだと思うのですね。
これは私自身に当てはまることなのですが、自分が死ぬことをあまり想定していないのですよね。自分の親が死ぬ、祖父母が死ぬ、そこまでは考えるのですが自分が死ぬことはあまり考えない。

500万年前に人類が誕生してからずっと変わることのない事実、それは人はいつか必ず死ぬということ。死は特別なことではない。先に生まれた者は先に死ぬ。後に生まれた者は後に死ぬ。ただそれだけ。
愛する人を失ったとき、自分だけが生き残るのではない。自分もいつか必ず死ぬのだと。

人生に悩んでいる人へ。「死」に関する世界の偉人の名言3選

いかがでしたでしょうか?今回はヘレン・ケラーの名言をご紹介しました。

私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ヘレン・ケラーの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ヘレン・ケラーの名言を22句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「死」に関する名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、「死」に関する世界の偉人たちの名言を24句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

では、最後に「死」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。

“I would rather die of passion than of boredom.”

「退屈で死ぬより情熱のために死にたい」
フィンセント・ファン・ゴッホ(オランダの画家)

“Our dead are never dead to us, until we have forgotten them.”

「私たちの記憶にある限り、死者は決して死なないのです」
ジョージ・エリオット(イギリスの作家)

“In this world nothing can be said to be certain, except death and taxes.”

「この世に確実なものなど何もない。死と税以外は」
ベンジャミン・フランクリン(18世紀に活躍したアメリカの政治家)

お読みいただき、ありがとうございました!

翻訳家

JTFほんやく検定1級翻訳士。2014年より翻訳家。英語学習サイト『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』を運営。中学1年から約10年間ひきこもりを経験、その後土木作業員を経て翻訳家に。静岡県出身。

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