【長崎市】築町・創業94年の野口陶器店、カフェを併設し『grace 3』としてリニュアルオープン!
築町商店街にある老舗の野口陶器店が、『grace 3(グレイスリー)』として、5/15にリニューアルオープンしました。カフェをはじめ、陶器やインテリア雑貨、家具、アパレル商品など幅広く展開されます。11:00~22:00までの営業です。
1930年、3代目の野口明嗣さんの祖父が、野口陶器店を開業。元々、波佐見焼の絵付け師だったこともあり、波佐見焼や有田焼の陶器を中心に販売を行ってきました。それから94年間、地域に根付いたお店として、市民に親しまれてきました。
今回、お店の場所はそのままに、「衣・食・住」のコンセプトのもと、店舗を大改装。明嗣さんの3人の息子さんを中心に行われました。
長男・恵央さん、次男・皓州さん、三男・大元さんの3人は、それぞれ県内外で働いており、職種も様々でした。今回、3人のタイミングが重なり、再び生まれ育った野口陶器店に集結。3兄弟で協力し、新たな形で店を引き継いでいくことを決意しました。
長男・恵央さんは、東京の生地屋さんの一角で、オーダースーツ専門店も営んでいます。今後は、長崎と東京を行き来しながら、アパレル商品も充実させていく計画です。
併設するカフェでは、販売されている器で食事を楽しむことができます。調理は、海外や市内のカフェで経験を積んだ三男・大元さんが担当。地のものを多く使った、ご自慢のサンドウィッチがいただけます。
お昼はランチ、夜はお酒も楽しめるお店です。オープンメニューは、2週間程度の限定メニューのためお早めに!
カフェの営業、陶器や家具の販売などは、二男・皓州さんがメインで行います。カフェで使用しているテーブルや椅子などは、全てオーダー可能。福岡県大川市の関家具のものをセレクトしています。
オープン初日、古くからの常連客から、カップルや親子連れまで幅広い年齢層でにぎわっていました。開放感のある店内では、今後、いろいろな人や物とコラボしてイベントも開催していきたいそうです。
母・昌美さんも有田焼の窯元の生まれ。「家族全員いろいろな形で、陶器に関わり続けているのが不思議」と嬉しそうに笑います。野口陶器店の歴史を受け継いだ『grace 3』の新たな挑戦が楽しみです!みなさんも、ぜひ、足を運んでみてください。