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《阪神タイガース》2023フェニックス・リーグ出場全選手成績

岡本育子フリーアナウンサー、フリーライター
フェニックス・リーグ10月16日のロッテ戦に9対2で勝利、戻ってくる選手たち。

 日本シリーズ、盛り上がっていますねえ。第4戦と第5戦を阪神甲子園球場で生観戦しましたが、いや~もうすごい応援です。特に第4戦の8回表、石井大智投手から島本浩也投手、さらに湯浅京己投手とつないだところで最高潮!と思いきや、サヨナラのシーンは当然その上をいきました。

 そして第5戦もまた8回の大逆転で爆上がりと、この2試合の歓声はベンチにいた選手たちも「今までで最高」と感じるものだったそうです。本当に耳鳴りがしているのかと思うほどで。でもオリックスファンの皆さんの応援もしっかり聞こえました。こんな試合をまだ見られることに感謝ですね。今夜の第6戦はどうなるのでしょう。

 また、このシリーズではオリックスの選手も感慨深く拝見しました。同期入団の山本由伸投手と山崎颯一郎投手は1年目の10月、フェニックス・リーグの街中イベントにオリックス代表として出演し、初々しい受け答えをしていた姿を思い出します。

2017年のフェニックス・リーグ『街中イベント』、当時ルーキーだったオリックスの山本投手(左)と山崎颯投手。若い!
2017年のフェニックス・リーグ『街中イベント』、当時ルーキーだったオリックスの山本投手(左)と山崎颯投手。若い!

ちなみに同じ年の阪神代表もルーキーの才木浩人投手(左)と福永春吾投手。この関西人コンビ、かなり笑いを取っていましたね。
ちなみに同じ年の阪神代表もルーキーの才木浩人投手(左)と福永春吾投手。この関西人コンビ、かなり笑いを取っていましたね。

 よく鳴尾浜などで見ていた若月健矢選手や宗佑磨選手ももう中堅選手。阪神の選手もそうですけど、ウエスタン・リーグの試合じゃなくて1軍の、しかも日本シリーズの舞台で戦っているんだなあと、しみじみ感じました。

懐かしい8年前の写真を発見!ともに2015年6月のオリックス・若月選手(左)と宗選手です。
懐かしい8年前の写真を発見!ともに2015年6月のオリックス・若月選手(左)と宗選手です。

フェニックス・リーグも盛況!

 そんな日本シリーズの熱気が続く中、遅ればせながら10月30日に閉幕した『第20回みやざきフェニックス・リーグ』の話題をご紹介します。試合に出た阪神全選手の成績も合わせてご覧ください。成績は一番最後に書きました。

 ことし参加したのはNPBの12球団、四国アイランドリーグplus選抜、日本独立リーグ野球機構選抜。ここまでは昨年と同じで、ことしは韓国プロ野球選抜2チーム(海外からの参戦は4年ぶり)も加え、2019年以来の計16チームに戻っています。

 阪神は序盤、CSファイナルステージに向けて1軍選手も参加しました。第1クールの3試合(10月9日は雨天中止)はミエセス選手や原口文仁選手、糸原健斗選手、渡辺諒選手などが出場。第2クールの2試合はレギュラー陣がスタメンで、週末と重なりお客様も多かったですね。

 有観客開催に戻った昨年は行けなかったので、私にとって久しぶりの賑わいでしたが、特に10月15日のSOKKENスタジアムはネット裏だけでなく内野席にもぎっしりと両チームファンの方々が座っておられてビックリ!思わず写真を撮ったほどです。

10月15日、阪神対日本ハム戦が行われたSOKKENスタジアム。一塁側も三塁側もギッシリでした。
10月15日、阪神対日本ハム戦が行われたSOKKENスタジアム。一塁側も三塁側もギッシリでした。

 試合が始まる前どころかチームバスの到着前から来られて、選手たちを出迎えたあとは素早く動いて開門を待つ列に並ぶ、皆さんの動きがとてもスムーズでしたよ。満員のスタンドに、我々は「こんなフェニックスは初めて」「今まで見たことない風景」と驚くばかり。

 10月14日は約2200人、15日は約2800人の来場者でした。ファンの方々は練習から試合まで、とても近い距離で選手を見られるし、サインをもらったり写真を撮ったりできたことに喜んでおられた様子。14日は大山悠輔選手、15日は佐藤輝明選手のホームランも見られましたしね。

 1軍メンバーの参戦は第1クールだけだろうと考えていたのですが、読みは大きく外れてしまい、“純粋な”ファームとしては1試合しか見られませんでした。なのでファーム選手が合流した際のことや、わずかながら聞けたコメントなどをご紹介します。

 それと1軍の選手だけでなく岡田彰布1軍監督も視察に訪れ、1軍のコーチやトレーナーも何人かゲームに入っていました。試合前の練習では、藤本敦士1軍内野守備走塁コーチにノックを打ってもらう大山悠輔選手、木浪聖也選手と一緒に、先輩の動きを見つめる遠藤選手の姿も。

10月14日のアイビースタジアム、試合前に内野でノックを打つ1軍の藤本コーチ。鳴尾浜でよく見ていた光景です。
10月14日のアイビースタジアム、試合前に内野でノックを打つ1軍の藤本コーチ。鳴尾浜でよく見ていた光景です。

左から大山選手、木浪選手、そして遠藤選手。先輩の前で…無事に捕球、送球できました!
左から大山選手、木浪選手、そして遠藤選手。先輩の前で…無事に捕球、送球できました!

 また試合後は1軍の嶋田宗彦バッテリーコーチとファームの野村克則バッテリーコーチに捕球の指導を受ける栄枝裕貴選手と中川勇斗選手。ありそうで、なかなかない機会ですよね。遠藤選手と中川選手は、豊田寛選手や井上広大選手とともに最初から参加していますし、得るものが多かったでしょう。まず、その2人の話からスタートです。

こちらは試合後、栄枝選手と中川選手を指導するバッテリーコーチ。奥の左が1軍の島田コーチ、右はファームの野村コーチです。
こちらは試合後、栄枝選手と中川選手を指導するバッテリーコーチ。奥の左が1軍の島田コーチ、右はファームの野村コーチです。

【10月13日 スペシャルイベント】

 みやざきフェニックス・リーグ恒例のスペシャルイベントが第1クール終了後の休養日・13日に行われました。恒例とはいうものの、新型コロナの影響を受け、今回が4年ぶりの開催です。

 また場所も、これまでの若草通からJR宮崎駅前のアミュ広場へ移っています。場所が変わった点について、宮崎市の担当の方に伺いました。

 以前の若草通では、ちょうど同時期に『オクトーバーフェスト』という催しが行われていて、そのお客様も一緒にスペシャルイベントを楽しんでいただいていたのですが、オクトーバーフェストは2019年までで終わったことと、JR宮崎駅にできたアミュプラザではステージや広場があり、お客様も集まりやすいという理由だそうです。

 確かにアーケードと違って横にも広がって見られるので、のびのびできるかもしれませんね。ことしは約400人の方が来場されたそうです。宮崎市の方に、来年もこの場所で?とお聞きしたら「いい感じだったので、来年以降も」とのことでした。

イベントステージのバックに、これまでのフェニックス・リーグのポスターがズラリ!もう20回を迎えたんですねえ。
イベントステージのバックに、これまでのフェニックス・リーグのポスターがズラリ!もう20回を迎えたんですねえ。

 イベントでは、フェニックス・リーグ参加15チームから2選手ずつ(韓国KBOは2チーム合わせて3選手)が順番にトークショーで登場。阪神は大トリ、20時頃に遠藤成選手と中川勇斗選手が出演しました。

 そのあとはNPB12 チームの選手サイン入りグッズのオークション。阪神からは中野拓夢選手のバッティンググローブが出品されていました。関西から来られた阪神ファンの方(みんな好きだけど一番は中野選手とのこと)もおられたので、オークションに参加されたんでしょうね。

 では、遠藤選手と中川選手がトークショーで話した内容をご紹介します。といっても写真を撮りながらなので、うまくメモできなくて…。ほんの少しだけです。

スペシャルイベントの各チーム選手トークショー、阪神は大トリでした。出演は遠藤選手(右)と中川選手。
スペシャルイベントの各チーム選手トークショー、阪神は大トリでした。出演は遠藤選手(右)と中川選手。

◆遠藤選手

 1軍がリーグ優勝した感想を聞かれ「強いですねえ」と、よそのチームみたいな…。さらに「胴上げもあまりちゃんと見られなかった」と言います。これに関しては「それぐらい悔しい気持ち」だと自ら付け加えました。

 フェニックス・リーグについては「ここで結果を出して活躍している選手が多いので、頑張りたいです」と抱負を述べたのですが、ここまでの結果は?との問いに「今、1軍の人が来ているので…」と、正直な答え。確かに代走からの守備とか、そういう機会しかなかったですね。

 ファンの方へ向けてのアピールで「僕はバッティングが持ち味なので、確率のいいヒットを打つところを見てほしいです。まだ打席に多く立てていないですけど…」とまた正直なコメントでした。

1軍のリーグ優勝について聞かれ、ものすごく客観的な感想を述べた遠藤選手。
1軍のリーグ優勝について聞かれ、ものすごく客観的な感想を述べた遠藤選手。

◆中川選手

 フェニックス・リーグの感想で「(初参加だった)去年はきつかったです。ことしは全部全力でやったらきついので、抜けるところは抜いて…」と言ったもので、司会の方が「決して“手を抜く”という意味ではないですよね」と思わずフォロー(笑)。

 ことしのフェニックス・リーグでは「守備の正確性を上げること。1軍メンバーはすごいので、見習っていきたいです」と言っていました。どういうところを?と聞かれ「すべての面」と答えたあと、目標としている選手は?という質問には「今はいないです」とキッパリ。

 自分自身が目標とされる選手になりたいということでしょう。司会の方もそうおっしゃっていました。

フェニックス・リーグも2年目となり、中川選手はうまく“抜く”コツを身につけたと話して会場から笑いが。
フェニックス・リーグも2年目となり、中川選手はうまく“抜く”コツを身につけたと話して会場から笑いが。

【10月15日 日本ハム戦】

 続いては試合後に聞いたコメント、まず10月15日の日本ハム戦(4対2で勝利)で登板した2投手です。

◆西純矢投手

 先発・西勇輝投手のあとを受け、6回から登板した西純投手は先頭にヒットと盗塁を許し、自身の牽制悪送球で三塁まで進めたものの後続をピシャリ!7回は三者凡退で、2イニングを投げ1安打無失点でした。奪三振は4、最速155キロを計測しています。

 「ストライク先行で投げていくのをテーマにして、最初のバッターをヒットで出してしまいましたけど、あとはしっかり落ち着いて。牽制の悪送球もあったので、そういうところもしっかり練習していかなきゃいけないなと思います」

 力強い投球。自身で手応えは?「そうですね。先月末に上で投げたあと抹消になってから、結構感じがよくなってきていて、それをこのフェニックスで継続していきたいと思っています」

 よくなったところは?「もともと、フォームのチェックのポイントとかは持っているので、そこを抹消になってから、もう一度練習しようと思ってやった成果で、まだまだ完成ではないですけど感覚はよくなってきつつあるかなと思います」

 スピードも出ていましたね。「出力ってのは先発でも出していけるように、トレーニングをしっかりやっていきたいです」

10月15日の日本ハム戦で6回に登板した西純投手。2イニングで1安打4奪三振、無失点です。
10月15日の日本ハム戦で6回に登板した西純投手。2イニングで1安打4奪三振、無失点です。

◆岡留英貴投手

 9回1イニングを1奪三振の三者凡退。最速155キロの速球を中心に、最後は相手バットを粉砕する三ゴロで仕留めるナイスピッチングでした。

 「真っすぐはバッターのタイミングを見て投げていこうという課題を持ってできたので、そこはよかったのと、最後にインコースを投げ切れたのはよかったんですけど、抜けるボールも何球かあったので、そこらへんの精度をもうちょい上げていかないと、という感じですね」

 かなり直球に力があった。「そうですね。そこが持ち味というか、そこを見せていこうというのがありました。きょうはちょっと力んで抜けたので、反省していきたいです」

 スピードも最速が出ていました!「スピードはまあ、結果(として)出てきているとは思いますけど、そんな意識しないようにはしています」

岡留英貴も15日の日本ハム戦で最後に登板。9回1イニングを投げ三者凡退でした。
岡留英貴も15日の日本ハム戦で最後に登板。9回1イニングを投げ三者凡退でした。

【10月16日 ロッテ戦】

 10月14、15日の2試合に出場した1軍メンバーと第1クールから参加していた選手が試合後に帰阪し、入れ替わって14人の選手と3人のファームコーチが新たに宮崎へやってきました。翌16日の練習開始時、その選手たちに向けて和田豊監督が話をしています。※以下抜粋

10月16日、朝のウォーミングアップ風景。この試合から、鳴尾浜に残って練習していた選手も合流しました。
10月16日、朝のウォーミングアップ風景。この試合から、鳴尾浜に残って練習していた選手も合流しました。

 「青柳ら何人かを除いて、ここにいるメンバーはもう来年に向けてスタートしているわけだから、目的意識を持ってやること。ただ何となくではダメ」

 「先に来た選手は1軍と一緒にプレーして違いを見せつけられただろうし、勉強にもなったはず。それぐらい1軍は鍛えているから。明らかにレベルが違う。目的意識、問題意識を持って取り組まなければ、どんどん差が出てくる」

 「この10月、11月は一番伸びる時期。シーズンの反省をしたり、いろんなことにトライできる2か月だと思う。新たなことにチャレンジする2か月にしてほしい」

 「とにかく自分のやるべきことをしっかり頭に、うまくなりたい気持ちを持って。ただ何となくやったら、スーッと終わってしまう」

 「ワンプレーに対しても、言い訳しだしたらキリがない。野村(克也)さんの言葉があるよね。『言い訳は進歩の敵』。成長が止まってしまう。やらない理由なんか、いくらでも出てくる」(その後、野村克則ファームバッテリーコーチからも「言い訳は進歩の敵、成長の妨げ」という言葉がありました)

 「原点に帰って、挨拶をちゃんとすること。1軍選手はすごいよ!それと、しっかり声を出そう。1軍選手は試合中に声を出している。な?遠藤。コロナで声を出すなという高校3年間を過ごした選手もいるけど、これからはしっかり声を出して」

 「成長して、実りの秋にしていこう!」

 最後に和田監督から「内野のキャプテンは遠藤、外野は豊田。フェニックスだけやで(笑)」という発表があり、即座に片山雄哉選手が発した「(東海大)相模に任せて大丈夫か~」という言葉で一同爆笑となりました。

コーチ陣も、1軍陣に代わって日高剛コーチや田中秀太コーチ、山崎憲晴コーチが合流しています。
コーチ陣も、1軍陣に代わって日高剛コーチや田中秀太コーチ、山崎憲晴コーチが合流しています。

 この日のロッテ戦(生目の杜運動公園第二野球場)は9対2で勝利。試合後のコメントです。

◆和田監督

 「CS組が何人かいるけど、もうここは来季に向かってスタートを切る第1戦。フェニックスの初めの一歩なので、そういう気持ちを持ちつつ、この時期しかやれないことがあるのでね。やっぱり10月、11月というのは大事な時期、思い切れる時期なので、とにかくチャレンジ、トライするということを大前提に、失敗を恐れずに。全員そういう気持ちを持って入るようにと話をした」

 野村克也さんの言葉も引用されて。「できないことに対する理由付けは、しようと思ったらなんぼでもできるんだけど、そこで逃げてちゃいけないんだよね。『言い訳は進歩の敵』という言葉を使わせてもらったけど。それがこの2か月のテーマ。前に進むためには、というところで非常に大事な言葉になってくるんじゃないかな」

 前川右京選手が実戦復帰しました。「ここに合わせたということもあったし。まだDHなので、守備について初めて完全復帰。まだ段階を踏んでいかないといけないかな。最終クールぐらいに守れればいいかなと。もう少し早くなるかもしれないけど、その準備を今、本人が一生懸命しているところ。ここまで期間を置いたから完全に治して、守備につけるぐらいには持っていきたいと思っています」

 久しぶりの実戦という選手も多く、それが試合に出ていたような気がします。「まあ、きのうまで1軍のレギュラークラスのプレーを見ていたからね、技術的には物足りないところばっかりなんだけど、これからやるぞという、成長したい、うまくなりたいという気持ちは出ていたので。きょうは、ね。これを最後まで続けないと。続けて少しずつうまくなっていくから」

 遠藤選手が1回裏から交代したのは「ちょっと右足の違和感で」と和田監督。ようやくフル出場の機会が訪れた矢先で非常に残念ですが、これ以降は試合に出ていません。なお、この日の試合後に青柳投手、岡留投手、栄枝選手が帰阪。入れ替わりでまた若手投手陣が合流しています。

生目の杜運動公園のアイビースタジアム。この向かい側にコスモスがきれいに咲くのですが、ことしはだいぶ遅かったかも…。
生目の杜運動公園のアイビースタジアム。この向かい側にコスモスがきれいに咲くのですが、ことしはだいぶ遅かったかも…。

◆高寺望夢選手

 この日、合流したフェニックス・リーグの初戦で3安打を放った高寺選手。ただ今シーズンを振り返って「全然!めちゃめちゃダメです」という言葉でした。9月は結構打っていたような印象ですけどね。「後半はちょっとよかったけど、トータルで見たらもう全然!ヤバいです」

 最初がよくて、真ん中でいったん落ちている?「そうです、そうです」。そこはなぜでしょう?「技術的にはボール球を振りすぎたから。というのと、あとはメンタル。気持ちの問題ですね」

 来年は『アレ』の輪に入りたいですよね。「そうですね。はい。頑張ります!」。フェニックスで取り組むことは?「守備」。即答でした。「それとバッティングでは、ボール球を振らないことです」

10月16日のロッテ戦で3安打と気を吐いた高寺選手。これは2回の右二塁打です。出場12試合で無安打は2試合のみでした。
10月16日のロッテ戦で3安打と気を吐いた高寺選手。これは2回の右二塁打です。出場12試合で無安打は2試合のみでした。

◆前川右京選手

 8月20日の関西学院大学との練習試合(鳴尾浜)以来、2か月ぶりの実戦だった前川選手。久しぶりの感覚はどうでしたか?「よくなかったですけど」

 「1軍でことし107打席立たせてもらって、よかったヒットもあればダメだった凡打もあるので、その1年間の反省点をここでしっかり潰せるようにしたいです。結果が出るのは一番いいですけど、凡打の内容もきょうはひどかったので、そういうのは減らして。たとえ凡打でも自分が納得できる凡打、そういうのをこの2週間しっかりやること」

 「一番はメンタル的な部分が大事やと、そこが安定したら数字も自然に安定してくると思うので。そっちを重点的に鍛えないといけないなと思って、ここに来ました。そこをしっかりやって来年、ことしの経験を生かして勝負できるようにしたいです。最後まで」

 来年は嬉し泣きを見たい!「あはは(笑)。メンタル強くします!頑張ります」

 その後、第4クールから最終の第5クールにかけて5試合連続安打(5試合で17打数7安打、打率.412)で締めくくった前川選手。29日のロッテ戦(SOKKEN)では両翼100メートルのライトポール際へ、今リーグ初のソロホームランを放ちました。

 高寺選手も前川選手も、揃って「メンタル」を課題に挙げていますね。今は安芸の秋季キャンプで、さらに強化していることでしょう。そして、来年は自分も“あの場所で!”と強く念じたはずです。

前川選手は10月24日の独立リーグ選抜戦で途中からライトの守備に就き、以降も3試合にライトで先発出場。29日には待望のホームランも出ています。
前川選手は10月24日の独立リーグ選抜戦で途中からライトの守備に就き、以降も3試合にライトで先発出場。29日には待望のホームランも出ています。

あの選手が阪神戦でホームラン

 第4クール初日の10月24日、阪神は日本独立リーグ野球機構選抜と対戦しました。これはルートインBCリーグ、ヤマエグループ九州アジアリーグ、北海道フロンティアリーグ、日本海リーグ加盟球団の選抜チームです。

 試合は6回まで両チーム無得点、7回表に阪神が相手エラーにより1点先制しますが、その裏に独立リーグ選抜・町田隼乙(はやと)選手の2ランで逆転されました。しかし8回、豊田寛選手の三ゴロで追いついて、9回は中川選手の中犠飛で勝ち越し!そのまま逃げ切っています。

 先発の青柳晃洋投手は6回まで内野安打1本のみで、他はすべて三者凡退のピッチングでした。7回にまた内野安打を許したあとの2ランだったわけですが、7回を投げ4安打11三振1四球と好投していますね。打線は7安打で3点取ったものの、タイムリーはありません。

 ところで、青柳投手から2ランを放った独立リーグ選抜の選手名に聞き覚えはありませんか?阪神のファームが、ことし2月に沖縄県うるま市の具志川でキャンプを行った際、お手伝いに来ていたルートインBCリーグ・埼玉武蔵ヒートベアーズのキャッチャー、町田隼乙選手です。

 あの時はまだ19歳、4月で20歳になったんですよね。キャンプでの記事はこちらからご覧ください。町田選手のことは最後に出てきます。→<春季キャンプinうるま 訪問記>

ことし20年目だったフェニックス・リーグのポスター。阪神は森下翔太選手の写真ですね。
ことし20年目だったフェニックス・リーグのポスター。阪神は森下翔太選手の写真ですね。

【2023フェニックス・リーグ成績】

 では、ことしの『第20回みやざきフェニックス・リーグ』の成績です。まず全チームの順位と勝敗。優勝した西武は負けなしの10連勝で、10月22日のソフトバンク戦が初黒星。それでも首位をキープしたままフィニッシュしています。

 阪神は西武に2敗、巨人に1敗して第3クールで4位に。また終盤に3連敗があり、最終戦は勝ったものの5位で終わりました。

《チーム順位》

   試合 (勝-敗-分) 勝率

 1 西 16 (13-2-1) .867

 2 日 16 (11-3-2) .786

 3 巨 16 (12-4-0) .750

 4 ヤ 17 (11-5-1) .688

 5 神 17 (11-6-0) .647

 6 デ 16 (9-6-1) .600

 7 独 17 (8-8-1) .500

 7 ソ 16 (8-8-0) .500

 9 ロ 17 (7-9-1) .438

 9 中 16 (7-9-0) .438

 11 四 17 (7-10-0) .412

 12 広 15 (5-8-2) .385

 13 オ 16 (5-10-1) .333

 14 韓1 16 (4-11-1) .267

 15 楽 16 (4-12-0) .250

 16 韓2 16 (2-13-1) .133

(チーム名の「デ」はDeNA、「独」は日本独立リーグ野球機構選抜、「四」は四国アイランドリーグplus選抜、「韓1」「韓2」は韓国プロ野球選抜の1と2)

 続いて阪神の、各チームとの対戦成績。

《阪神の対戦成績》

      (勝-敗) 得点 失点

 楽  3試合 (3-0)  21  12

 ヤ  2試合 (2-0)  15  6

 ロ  2試合 (1-1)  10  4

 デ  2試合 (1-1)  6  6

 日  2試合 (1-1)  8  9

 西  2試合 (0-2)  4  11

 韓2 1試合 (1-0)  3  0

 韓1 1試合 (1-0)  2  0

 独  1試合 (1-0)  3  2

 巨  1試合 (0-1)  1  5

《阪神出場全選手成績》

 最後は、阪神の出場全選手の成績です。打席数や登板回数の少ない1軍選手も合わせて書いていますので、ご了承ください。

 ※教育リーグは非公式戦のため公式記録ではありません。

◆捕手

【坂本誠志郎】14、15日

2試合(先発2)

7打数 2安打 2打点 打率.286

本塁打0 三塁打0 二塁打1

三振0 四死球0 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【栄枝裕貴】~16日

4試合(先発1)

7打数 5安打 6打点 打率.714

本塁打0 三塁打0 二塁打1

三振0 四死球2 犠打0 犠飛0

盗塁1(失敗0) 失策0

栄枝選手は第2クールまでの4試合に出場しました。10月16日には3安打3打点と大当たり。写真はその日の2回に放った中前タイムリーです。
栄枝選手は第2クールまでの4試合に出場しました。10月16日には3安打3打点と大当たり。写真はその日の2回に放った中前タイムリーです。

【長坂拳弥】~15日

4試合(先発3)

7打数 3安打 0打点 打率.429

本塁打0 三塁打0 二塁打1

三振0 四死球1 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【藤田健斗】16日~

10試合 (先発8) 捕手6、三塁4

25打数 6安打 4打点 打率.240

本塁打1 三塁打0 二塁打0

三振6 四死球2 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【中川勇斗】

14試合(先発7)

26打数 5安打 5打点 打率.192

本塁打0 三塁打0 二塁打1

三振2 四死球4 犠打0 犠飛1

盗塁0(失敗0) 失策0

【片山雄哉】16日~

10試合(先発7) 捕手1、三塁9

29打数 9安打 2打点 打率.310

本塁打0 三塁打0 二塁打1

三振5 四死球3 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策1

10月16日のロッテ戦、7回に打撃妨害で出塁した片山選手。たまたま、その瞬間が写っていました。
10月16日のロッテ戦、7回に打撃妨害で出塁した片山選手。たまたま、その瞬間が写っていました。

◆内野手

【木浪聖也】14、15日

2試合(先発2)

6打数 1安打 0打点 打率.167

本塁打0 三塁打0 二塁打1

三振0 四死球1 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【大山悠輔】14、15日

2試合(先発2)

6打数 1安打 1打点 打率.167

本塁打1 三塁打0 二塁打0

三振3 四死球2 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【熊谷敬宥】~15日

5試合(先発2)

6打数 1安打05打点 打率.167

本塁打0 三塁打0 二塁打0

三振0 四死球1 犠打1 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【佐藤輝明】14、15日

2試合(先発2)

7打数 1安打 1打点 打率.143

本塁打1 三塁打0 二塁打0

三振0 四死球1 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【渡辺諒】~12日

3試合(先発3)

12打数 4安打 1打点 打率.333

本塁打1 三塁打0 二塁打0

三振1 四死球1 犠打0 犠飛0

盗塁0(走塁死1) 失策0

【糸原健斗】~12日

3試合(先発3)

6打数 2安打 1打点 打率.333

本塁打0 三塁打0 二塁打1

三振0 四死球1 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【小幡竜平】~15日

5試合(先発4)

17打数 0安打 0打点 打率.000

本塁打0 三塁打0 二塁打0

三振3 四死球0 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策1

【戸井零士】16日~

12試合(先発12 フル出場)

41打数 5安打 5打点 打率.122

本塁打0 三塁打0 二塁打1

三振7 四死球2 犠打1 犠飛1

盗塁0(失敗0) 失策1

【遠藤成】

5試合(先発1) ※16日に負傷

3打数 1安打 0打点 打率.333

本塁打0 三塁打0 二塁打0

三振0 四死球0 犠打1 犠飛0

盗塁1(失敗0) 失策0

フェニックス・リーグ開幕から参加して、ようやく10月16日に先発出場だった遠藤選手ですが…1回の攻撃で右足を痛めて交代。その後は戦列を離れています。
フェニックス・リーグ開幕から参加して、ようやく10月16日に先発出場だった遠藤選手ですが…1回の攻撃で右足を痛めて交代。その後は戦列を離れています。

【中野拓夢】14、15日

2試合(先発2)

8打数 2安打 0打点 打率.250

本塁打0 三塁打0 二塁打0

三振2 四死球0 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗1) 失策0

【植田海】~15日

4試合(先発1)

5打数 3安打 1打点 打率.600

本塁打0 三塁打0 二塁打0

三振0 四死球0 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【高寺望夢】16日~

12試合(先発12 フル出場)

47打数 16安打 5点 打率.340

本塁打2 三塁打0 二塁打4

三振9 四死球8 犠打0 犠飛0

盗塁3(失敗1) 失策6

【原口文仁】~12日

3試合(先発1)

7打数 0安打 0打点 打率.000

本塁打0 三塁打0 二塁打0

三振1 四死球1 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

10月15日に試合が行われたSOKKENスタジアム。オリックスの春季キャンプ地です。
10月15日に試合が行われたSOKKENスタジアム。オリックスの春季キャンプ地です。

左側から撮ってみるとこんな感じ。“2022 NIPPON CHAMPIONS”の文字がまぶしいですね!
左側から撮ってみるとこんな感じ。“2022 NIPPON CHAMPIONS”の文字がまぶしいですね!

◆外野手

【森下翔太】~15日

5試合(先発5 フル出場)

18打数 5安打 5打点 打率.278

本塁打1 三塁打0 二塁打0

三振2 四死球4 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗1) 失策0

【近本光司】14、15日

2試合(先発2)

7打数 4安打 0打点 打率.571

本塁打0 三塁打0 二塁打0

三振0 四死球1 犠打0 犠飛0

盗0(失敗1) 失策0

【ノイジー】14、15日

2試合(先発2)

7打数 1安打 0打点 打率.143

本塁打0 三塁打0 二塁打0

三振0 四死球0 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【井上広大】

15試合(先発13)

48打数 11安打 8打点 打率.229

本塁打1 三塁打1 二塁打2

三振7 四死球4 犠打0 犠飛1

盗塁0(失敗0) 失策0

チーム最多の15試合に出場した井上広大選手。3安打が1試合、3打点が1試合ありました。10月10日のヤクルト戦でホームランを打っています。
チーム最多の15試合に出場した井上広大選手。3安打が1試合、3打点が1試合ありました。10月10日のヤクルト戦でホームランを打っています。

【井坪陽生】16日~

12試合(先発8)

33打数 8安打 1打点 打率.242

本塁打0 三塁打0 二塁打0

三振1 四死球1 犠打1 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【高浜祐仁】16日~

12試合(先発12 フル出場) 一塁

43数 10安打 7打点 打率.233

本塁打0 三塁打0 二塁打3

三振8 四死球4 犠打0 犠飛2

盗塁1(失敗0) 失策0

高浜選手は12試合すべてフル出場で、コンスタントに打っています。10月16日には8番でしたが、そのあと6番を経て20日から最後まで、ずっと5番です。
高浜選手は12試合すべてフル出場で、コンスタントに打っています。10月16日には8番でしたが、そのあと6番を経て20日から最後まで、ずっと5番です。

【島田海吏】~26日

12試合(先発6)

22打数 7安打 2打点 打率.318

本塁打0 三塁打0 二塁打1

三振5 四死球6 犠打0 犠飛0

盗塁2(失敗0) 失策0

10月16日のロッテ戦に途中出場した島田選手。7回は中前打を放ち、ベンチの声に応えます。
10月16日のロッテ戦に途中出場した島田選手。7回は中前打を放ち、ベンチの声に応えます。

【ミエセス】~12日

3試合(先発3)

8打数 2安打 0打点 打率.250

本塁打0 三塁打0 二塁打1

三振1 四死球0 犠打0 犠飛0

盗0(失敗0) 失策0

【前川右京】16日~

12試合(先発9) DH8、右翼4

31打数 9安打 3打点 打率.290

本塁打1 三塁打0 二塁打0

三振5 四死球9 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗1) 失策0

前川選手のこの構え、ワクワクしますね。
前川選手のこの構え、ワクワクしますね。

【小野寺暖】~12日

3試合(先発3 フル出場)

13打数 2安打 1打点 打率.154

本塁打0 三塁打0 二塁打0

三振0 四死球0 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【豊田寛】

15試合(先発6)

29打数 6安打 1打点 打率.207

本塁打0 三塁打0 二塁打1

三振11 四死球2 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

【野口恭佑】16日~

12試合(先発9)

33打数 8安打 4打点 打率.242

本塁打0 三塁打1 二塁打2

三振3 四死球1 犠打0 犠飛0

盗塁0(失敗0) 失策0

野口選手は合流した10月16日、1回に右前タイムリー、6回は左中間二塁打のマルチヒットでした。
野口選手は合流した10月16日、1回に右前タイムリー、6回は左中間二塁打のマルチヒットでした。

◆投手

【岩崎優】~12日

1試合(先発0)

1回 失点0 防御率0.00

安打0 本塁打0 三振0

四球0 死球0 暴投0

【岩貞祐太】~12日

2試合(先発0)

2回 失点0 防御率0.00

安打1 本塁打0 三振1

四球0 死球0 暴投0

【西純矢】

3試合(先発0)

4回 失点0 防御率0.00

安打1 本塁打0 三振4

四球0 死球1 暴投0 失策1

【西勇輝】15日のみ

1試合(先発1)

5回 失点2(自責2) 防御率3.60

安打3 本塁打1 三振4

四球0 死球0 暴投0

【青柳晃洋】16日~

2試合(先発2)

12回 失点4(自責3) 防御率2.25

安打8 本塁打1 三振16

四球1 死球1 暴投0

2試合に先発した青柳投手。日本シリーズ第7戦があるのかないのか、複雑なところですねえ。
2試合に先発した青柳投手。日本シリーズ第7戦があるのかないのか、複雑なところですねえ。

【馬場皐輔】

5試合(先発0)

5回 失点2(自責2) 防御率3.60

安打6 本塁打0 三振4

四球1 死球0 暴投1

【森木大智】19日~

2試合(先発2)

13回 失点7(自責7) 防御率4.85

安打17 本塁打0 三振7

四球3 死球1 暴投4

【秋山拓巳】16日~

2試合(先発2)

10回 失点8(自責5) 防御率4.50

安打17 本塁打1 三振9

四球1 死球1 暴投1

秋山投手(左)は10月16日から参加して2試合に先発しました。朝のウォーミングアップで青柳投手と。
秋山投手(左)は10月16日から参加して2試合に先発しました。朝のウォーミングアップで青柳投手と。

【伊藤将司】11日のみ

1試合(先発1)

5回 失点0 防御率0.00

安打3 本塁打0 三振1

四球0 死球0 暴投0

【鈴木勇斗】19日~

4試合(先発0)

5回 失点4(自責4) 防御率7.20

安打6 本塁打0 三振4

四球4 死球1 暴投1 失策1

【門別啓人】19日~

2試合(先発2)

14回 失点10(自責6) 防御率3.86

安打15 本塁打2 三振10

四球1 死球1 暴投1

【才木浩人】14日のみ

1試合(先発1)

5回 失点1(自責1) 防御率1.80

安打2 本塁打0 三振5

四球1 死球1 暴投0

才木投手は10月14日の西武戦(アイビー)で先発。5回に2死四球でピンチを0点に抑えたものの、戻る際にこの表情です。
才木投手は10月14日の西武戦(アイビー)で先発。5回に2死四球でピンチを0点に抑えたものの、戻る際にこの表情です。

【及川雅貴】~15日

2試合(先発0)

2回 失点1(自責1) 防御率4.50

安打2 本塁打0 三振2

四球0 死球0 暴投0 失策1

同じ10月14日、1対1の8回に登板した及川投手は西武・牧野選手の二塁打と高松選手の三塁打で勝ち越し点を与えています。
同じ10月14日、1対1の8回に登板した及川投手は西武・牧野選手の二塁打と高松選手の三塁打で勝ち越し点を与えています。

【村上頌樹】10日のみ

1試合(先発1)

5回 失点0 防御率0.00

安打3 本塁打0 三振3

四球1 死球0 暴投0

【島本浩也】~12日

1試合(先発0)

1回 失点0 防御率0.00

安打0 本塁打0 三振1

四球0 死球0 暴投0

【桐敷拓馬】~12日

2試合(先発0)

1回 失点0 防御率0.00

安打4 本塁打0 三振10

四球3 死球0 暴投2

【茨木秀俊】19日~

2試合(先発2)

12回 失点6(自責6) 防御率4.50

安打12 本塁打0 三振2

四球7 死球2 暴投1

【大竹耕太郎】12日のみ

1試合(先発1)

5回 失点0 防御率0.00

安打1 本塁打0 三振5

四球0 死球1 暴投0

【富田蓮】16日~  

3試合(先発2)

14回 失点3(自責3) 防御率1.93

安打13 本塁打0 三振11

四球2 死球0 暴投1

10月16日から参加の富田投手。22日と30日に先発した2試合は、ともに5イニング無失点でした。
10月16日から参加の富田投手。22日と30日に先発した2試合は、ともに5イニング無失点でした。

【加治屋蓮】

4試合(先発0)

4回 失点1(自責1) 防御率2.25

安打4 本塁打4 三振1

四球1 死球1 暴投0

【岡留英貴】~15日

2試合(先発0)

2回 失点0 防御率0.00

安打1 本塁打0 三振2

四球0 死球0 暴投0

【湯浅京己】16日~

5試合(先発0)

5回 失点0 防御率0.00

安打3 本塁打0 三振6

四球2 死球0 暴投1

日本シリーズをアツくアツく盛り上げている湯浅投手。フェニックス・リーグではランナーを出しながらも5試合すべて無失点。
日本シリーズをアツくアツく盛り上げている湯浅投手。フェニックス・リーグではランナーを出しながらも5試合すべて無失点。

【石井大智】~12日

2試合(先発0)

1回 失点0 防御率0.00

安打0 本塁打0 三振1

四球0 死球0 暴投0

【岩田将貴】16日~

4試合(先発0)

4回 失点0 防御率0.00

安打1 本塁打0 三振7

四球0 死球1 暴投0 失策1

岩田投手は4試合4イニングを投げ1安打7三振1死球、無失点で終えています。
岩田投手は4試合4イニングを投げ1安打7三振1死球、無失点で終えています。

【ブルワー】~12日

1試合(先発0)

1回 失点0 防御率0.00

安打0 本塁打0 三振1

四球0 死球0 暴投0

【ビーズリー】~15日

1試合(先発0)

2回 失点0 防御率0.00

安打1 本塁打0 三振1

四球0 死球0 暴投0

【川原陸】16日~

4試合(先発0)

5回 失点0 防御率0.00

安打4 本塁打0 三振2

四球0 死球0 暴投0

川原投手も4試合で5イニング無失点でした。10月16日、最後を併殺打に仕留めて試合終了。右は中川選手です。
川原投手も4試合で5イニング無失点でした。10月16日、最後を併殺打に仕留めて試合終了。右は中川選手です。

【佐藤蓮】16日~

4試合(先発3)

4回 失点6(自責6) 防御率13.50

安打7 本塁打1 三振5

四球2 死球0 暴投1

佐藤蓮投手は10月25日の楽天戦で8回に登板し、3ランを含む5安打で6点失ってしまいましたが、他の3試合は0点に抑えています。
佐藤蓮投手は10月25日の楽天戦で8回に登板し、3ランを含む5安打で6点失ってしまいましたが、他の3試合は0点に抑えています。

  <掲載写真は筆者撮影>

フリーアナウンサー、フリーライター

兵庫県加古川市出身。MBSラジオのプロ野球ナイター中継や『太田幸司のスポーツナウ』など、スポーツ番組にレギュラー出演したことが縁で阪神タイガースと関わって約40年。GAORAのウエスタンリーグ中継では実況にも挑戦。それからタイガースのファームを取材するようになり、はや30年が経ちました。2005年からスポニチのウェブサイトで連載していた『岡本育子の小虎日記』を新装開店。「ファームの母」と言われて数十年、母ではもう厚かましい年齢になってしまいましたが…1軍で活躍する選手の“小虎時代”や、これから1軍を目指す若虎、さらには退団後の元小虎たちの近況などもお伝えします。まだまだ母のつもりで!

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