次のスギちゃんは誰!?「R-1ぐらんぷり2013」大予想
昨年、スギちゃんが準優勝し、大ブレイクするきっかけになったピン芸人No.1決定戦「R-1ぐらんぷり」の決勝戦が12日に行われる。
出場者は出番順に、岸学(どきどきキャンプ)、三浦マイルド、ヤナギブソン(ザ・プラン9)、プラスマイナス岩橋(プラスマイナス)、ヒューマン中村、三遊亭こうもり、田上よしえ、桂三度、キンタロー。、スギちゃん、アンドーひであき、雷ジャクソン高本の12組。
今年も、スギちゃんのようなニュースターが生まれるのか!?
例年にも増して、注目度が高まる戦いを制するのは誰なのか。準決勝での戦いをもとに予想してみた。
◆ズバリ“本命”は!?
ズバリ、“本命”は岸学。岸と言えば、米ドラマ「24-TWENTY FOUR‐」のジャック・バウアーのモノマネが代名詞になっているが、準決勝では、ダイエット中の男性を描いたコントを披露した。
突き詰めれば、男性がから揚げを食べるかどうか迷っているだけの話なのだが、自らを「ダイエットマン」という戦隊ヒーロー的なキャラクターと位置づけ、意に反してから揚げを口に運ぼうとする自分の左腕、右腕を敵に見立てて戦う流れは、見事の一言。実際、大阪、東京合わせて54人が出場した準決勝で、一番大きな笑いをとっていた。
06年、09年に「R-1」でも決勝進出を果たすなど、実績的にも今回のメンバーではトップクラス。実力派として知られてきたが、今年は花開く年になりそうだ。
◆“対抗”や“注目”も強敵
“対抗”は、アンドーひであき。準決勝で披露したのはパントマイム風のモノマネ。シンプルなスーツ姿で、「爆笑問題」太田光、小栗旬らの動きを模写するのだが、あまりにも特徴をとらえているので、特にメイクなどをしているわけでもないのに、模写をするたびに顔まで本人に見えてくる。会場でも笑いとともに、感嘆の声が上がっていた。
“注目”は、ヒューマン中村。ピン芸人としては最もオーソドックスとも言えるフリップネタだが、センスが群を抜いている。準決勝では「○○ぽい言葉」というくくりで、全く無関係な言葉を“それっぽく”聞かせるネタで大きな笑いを生んだ。
◆“大穴”は独自の世界を…
“大穴”は、プラスマイナス岩橋。ドミノ倒しの企画でせっかく並べたドミノをすべて蹴り倒してしまう、超大物芸能人にガンを飛ばし続けるなど、“やってはいけないことをやってしまうクセ”で関西ではブレイク中。準決勝で披露したのは、ところ構わず「オーシャンビュー」「マイーン」などの単語を叫んでしまうクセを活かしたミニコントを並べたネタ。岩橋の次の出場者の出番にまでどよめきが残るような独自の世界を作り上げていた。
ここに、スギちゃんや話題性抜群のキンタロー。も絡んでくる。世界のナベアツとして08年には「R-1」で3位となり、今回は「R(RAKUGO)-1」の原点に立ち返り、落語で勝負する桂三度の存在も見逃せない。
きょう12日の決勝戦当日、一番笑わせて、一番笑うのは誰なのか!?