横浜市地域情報クリエイターのみうけんです！

皆さんは韓国料理はお好きですか？　

サムギョプサル・カルビ・トッポギ・・・日本でも大人気の韓国料理たちですが、本来の韓国料理というものはスープ・ごはん・おかずの組み合わせ、というものが基本系です。

スープは、たとえば純豆腐チゲやキムチチゲなど。

そういえば日本も江戸時代くらいまでは味噌汁・ごはん・漬物という組み合わせが多かったようです。

横浜にはコリアタウンがあることもあり、本格的な韓国料理が食べられるお店は数多くありますが、今回はそのなかでも韓国の田舎気分が味わえるお店を紹介します。

そのお店は、横浜橋商店街から少し入ったところに新しくできた韓国居酒屋「ソウル」さん。

パッと見は、ちょっと入りづらいかもしれません。

お店の前には看板が立ち、ランチをアピールされていました。

お昼から営業しているので、ランチ利用であればハードルは低いですよね。

本当は飲みたいんだけど、ランチ時間帯の訪問なので・・・。

いつも１０００円ランチを頂いています。

こちらのランチは、１０００円で食べ放題のバイキング形式。

ハルメ（おばあちゃん）が丹精込めて育てた野菜（買った野菜もある）を、韓国直送の調味料で仕立てた本場の韓国料理です。

メインのスープと、おかずは毎日変わります。

ご飯は豆ゴハンと白ゴハンがあり、ご飯は毎日同じラインナップ。

食後には甘味と、甘いコーヒーまたはお茶と、至れり尽くせり。

おかずを片っ端から取っていくと、実に豪華な定食が出来上がりました。

【毎日変わるメインのスープ】

韓国では、まずスープから手をつけるならわし。

このスープは毎日変わり、しかもお代わり自由です。

ちなみに、この日はユッケジャンでした。

スプーンですすってみると、しっかり辛いながらもアッサリ目な味わい。

牛骨のダシが感じられて、まさに飾らない「家庭の味」という感じです。

特筆すべきはしっかりとした具材。

山菜・卵・牛肉がしっかりと入っており、食べ応えも充分。

【おかず１皿目】

おかずはズラリと並んでいるので、自分で好きなだけとるスタイルです。

せっかくなので、いろんな種類をいただきましょう。

ねぎキムチ、綺麗な色合いの卵焼き。

韓国のり、にんじんと山芋の炒め物。

ねぎキムチは古漬けで酸っぱくて、実にご飯がすすみます。

【２皿目】

キュウリとムクの和え物、ニンニクの葉キムチ。

大根の葉と根のキムチ、ブロッコリーの和え物。

この大根のキムチも古漬けなので酸っぱくて美味しかったです。

個人的には酸っぱいキムチが好きだから、これは嬉しいな。

【ごはん】

豆ごはんと白ごはんがあり、これもお代わり可能。

せっかくだから豆ごはんを頂きましたが、豆ホックリ・ご飯もっちりで優しい味わいです。

甘くてふっくらな豆が、辛くてガッツのあるおかずをよく受け止めます。

ほんと、キムチって最高の「ごはんの友」だなぁと思います。

さらに、特筆すべきは韓国のりの存在ですね。

ほのかに香るごま油と、しっかりした塩気はご飯がよくススみます。

【デザート】

デザートもあり、この日はお汁粉でした。白玉がたっぷり入っていて、優しい甘さ。

ユッケジャンやおかずがピリ辛なので、食後の甘いものが良いアクセントでした。

これだけいろいろな種類があって、しかもお代わり自由。

これで１０００円なら、納得すぎるコスパの良さだと思います。

◆◇◆後記◆◇◆

このお店は、最初は入るのに勇気がいるかもしれません。

筆者は韓国の色んな地方を回って、場末の食堂とかにもドシドシ入って馴染んでいたので、居心地がよかったです。

店内のお客さんは、近所の韓国人のおばあちゃんたちという事が多いです。

わずか８席のお店は、おばあちゃんの社交場ともなっているようですね。

おばあちゃんのナマリ全開の韓国語の言い合いを聞きながら酸っぱいキムチをかじってると、汽車とバスを乗り継いでエサン郡やらヤンヤン郡（どっちも韓国では超がつくほどの田舎）を旅した日々を思い出します。

田舎なのでバスの本数が少なくて、見かねた農家のおじさんが牛が引くリヤカーに乗せてくださって、いろいろお話しながらノンビリと旅した思い出が鮮明に蘇りました。

日本では韓国＝焼肉、と思われますが本来は野菜中心のメニューが多いのです。

だから韓国の人はみんなスタイルがいいのかな？　と思うのは邪推でしょうか。

このお店は、おかずも美味しく、種類も多く、コスパも良い。

そして、おばあちゃんは優しく、いつ来てもホッコリするお店です。

韓流芸能界のキラキラした世界もいいですが、たまにはこういった韓国も体験してみてはいかがでしょうか。

お試しを！