年末年始の旅行シーズン、多くの人がホテルや旅館に滞在する機会が増えますが、そこで注意したいのが「トコジラミ（ベッドバグ）」の被害です。近年、トコジラミの被害報告が増加しており、旅行者にとって無視できない問題となっています。今回は、旅行中にトコジラミ被害を防ぐための具体的な方法を紹介します。

トコジラミとは？

　トコジラミは、吸血性の害虫で、主に夜行性です。人間や動物の血を吸って生きており、刺されると赤い腫れや強いかゆみを引き起こします。体長は5～8mmほどで、ベッドや家具の隙間、カーペットなどに潜んでいます。一度持ち帰ると家庭内での駆除が困難になるため、旅行中の注意が必要です。

宿泊先でのチェックポイントと予防策

到着後のチェック

スーツケースは、一旦バスルームかドア付近に避難させておきます。ベッドの四隅のシーツをはいでマットレスの縫い目や折り返しの部分に、黒い点（トコジラミの糞）や血痕がないか確認します。ベッド以外にも、カーテンや部屋の四隅もチェックしましょう。

荷物の置き場所に注意

スーツケースをスーツケーススタンド（布製は避ける）や浴室などに置くことで、トコジラミの侵入を防げます。スタンドや浴室がない場合は、スーツケースを大きなビニール袋で覆ったり、ビニールシートの上に置くのも効果的です。ベッドの上でスーツケースの蓋を開けて長時間放置することは、絶対にやめましょう。

荷物は密閉する
衣類はジップロックや密閉可能な袋に収納することで、安全性を高めます。

使用後の衣類を隔離
使用した衣類は専用の袋に分け、帰宅後すぐに洗濯する準備を整えておきましょう。トコジラミは約50度以上で死滅するため、帰宅後の衣類は乾燥機やアイロンで高温処理すると効果的です。

まとめ：年末年始の旅行シーズン必見！トコジラミ被害を防ぐ徹底ガイド

　年末年始の旅行は大切な思い出を作る時間。しかし、トコジラミ被害を避けるための準備とチェックを怠ると、楽しい時間が台無しになる可能性があります。事前の準備と旅行中の注意を徹底することで、快適で安心な旅を実現しましょう。