【札幌市中央区】北海道さんまと鹿肉で深まる秋を堪能!急げ「ミアボッカ」限定メニューは11/13まで!
まず正直に謝らなくてはなりません。いくら取材のためとはいえ、同じ日にさんまのスパゲティ(「北海道産さんまを丸ごと一本使った贅沢スパゲティ タプナードソース」1,580円 税込 大盛りはプラス200円)と、鹿肉ハンバーグスパゲティ(北海道産エゾシカ100%大人のハンバーグスパゲティ」1,680円 税込 大盛りはプラス200円)を頼んでしまって、しかも完食をしてしまったのです。
もちろん、それぞれ大盛りです。
本当にこれは食べ過ぎです!しかし美味しかったのであっという間でした。
北海道のテロワールについて思うこと。
最近、ライター&ガイドとして北海道を紹介する立場にあるので、食べるだけのグルメではなく、世界に誇れる北海道の食産業、つまり現代の基幹産業として、農業や漁業を捉えてみたいと思うのです。
海流が交わり、降雪によって水資源も豊富な北海道。そのテロワール(元々はフランス語で、その地域の自然環境による個性、という意味です。)
北海道産さんまを丸ごと一本使った贅沢スパゲティ タプナードソース
まずは、さんまスパゲティの一皿です。北海道は実に全国のさんまの45%程度を水揚げしているのです。日本の味覚の典型と言っても良いさんまは、北海道のプライドでもあるのですね。しかも量だけではなく、その上質な脂の乗ったクオリティにおいても、北海道の水産産業の今日を支える基幹食材の一つと言っても良いでしょう。
そのさんまを一本丸ごと使ったパスタは、余すところなくその旨味の強さを伝えてくれていました。タプナードソース(アンチョビを使ったソース)を使うことによってさんまの食感がぐんと増強され、まるで最上級のアンチョビパスタにも匹敵する、いやそれ以上の海の恵みの風格を感じました。でもくどさは全くない。さんま自体がもつ独特の苦味も、まるでハーブのように素晴らしいアクセントとなっています。
麺もオリーブオイルとさんまの旨味が絡まり実に快適でした。食後の満足感がとても強い一皿でした!
北海道産エゾシカ100%大人のハンバーグスパゲティ
いっぽう、鹿肉のスパゲティもとても充実した肉質が楽しめる逸品です。これもひとえに、新鮮で適切な処理がされているものを使用しているからでしょう。
ご存知の通り、1896年のエゾオオカミ絶滅以降、常に北海道の課題となっている鹿肉消費。その意味においても、このように低脂肪でタンパク質が楽しめる風味であれば、今まで以上に北海道の基本的な食材のひとつとなっていくでしょう。
鹿の脂質は牛肉の⅙、エネルギー半分以下、鉄分たっぷりで、私のように今年北海道の次なるツアーの主役AT(アドベンチャートラベル)に備えてハイキングをしたりサイクリングをしている人間には、最高の食材だと思います。
そしてその風味を引き立たせているのは、ハンバーグを覆い尽くす、がっしりとしたミートソース。子供の頃釧路に住んでいた私には、懐かしい釧路のスパカツを想起させるような、親しみのある味覚です。このソースにパルミジャーノレジャーノチーズが抜群に合います。
ペアリングにはオレンジワインが、おすすめ。
白ぶどうを使って、赤ワインのように皮や種ごと発酵させて作るのが、オレンジワインです。(逆に赤ワインの原料である黒ぶどうから皮や種を取り除いて白ワインのように発酵させたのが、ロゼワインです。)今回オーダーしたオレンジワインはイタリアの「ボルゴ・サヴィアン・オレンジワイン・アランサット」。
未濾過(ノンフィルター)製法で作られた穏やかなローズティーのような風味で、スパゲティとのアンサンブルは抜群です。
前菜にはこれ!
「下川六〇酵素卵」のウフマヨ ボルチーニ風味(380円 税込)が実に美味しかったです。下川町のあべ養鶏場で作られる、安心安全のレモンイエロー色の黄身の卵は最近有名ですね。
このこだわり卵をウフマヨ(フランス語でウフ・マヨネーズ、つまり固茹で卵にマヨネーズを添えたもの)に使うと、ボルチーニ茸とアンチョビの風味と相まって、ああ北海道の秋って素敵だな!と実感しました。
本格的な冬が来る前に、北海道の秋の味覚を確認してみるのも面白いですね!引き続きソーシャルディスタンスに気をつけながら、世界でも有名になりつつある北海道の食の恵みを堪能しに出掛けてみましょう!
注意
今回の商品は季節限定となりますので提供時期にご注意ください。
Mia Bocca 北2条店
住所:札幌市北区北2条西3丁目1−20 sitatte sapporo 2F
電話: 011-211-6585
営業時間:
ランチ:11:00~16:00
ディナー:17:00〜23:00
日・祝日のディナータイムのみ22:00まで
(L.O.:フード1時間前、ドリンク30分前)
席数:62席
駐車場:無
公式Webサイト:こちら。
公式Instagram:こちら。