【札幌市中央区】中央バス札幌バスターミナルに来た私に突きつけられた、「人間失格」!
炭鉄港のツアーに参加するため【北海道中央バス 札幌ターミナル】に来ました。
近くにある【大通バスセンター】(かつて書いた記事)が、元々あった札幌市営バスのターミナルからスタートしているのに対し、こちらはその名の通り、札幌における北海道中央バスのターミナルです。
ちょっとだけ、歴史。
元々、このターミナルは現在の東急デパートの場所に1956年にできた後、1966年に現在地に移動しました。
そして1995年まで建物の地下と2階にはターミナルデパートがありました。
その名残は今でも残っています。
つまり1960-70年代に栄えた民衆駅(駅とデパートがくっついた建物。4代目札幌駅、昔の旭川駅、帯広駅などがそう。いまだに釧路駅は当時の建物を使っています)そのものなわけで、どうりでかつての鉄道駅の香りがするのです(本音を言えば、私は小樽駅のように、更に古い時代の駅を好みますが)。
そんな札幌バスターミナルに行くため、まず私は自宅からJRバスに乗り、【北1東2】バス停で降りたら、すぐに到着です。
鉄道駅の風情が、あちこちに。
そんな鉄道駅を意識したような風情は、あちこちに感じます。
駅のホームに鉄道の頭端ホームのような乗り場が外に並び、
大きな切符売り場、そして売店。
人間失格。
売店で見つけた、なぜか人間失格と名前のついたカステラ。
なるほど、カロリーを見ると、朝からこんなの食べたら、まさに人間失格。
おいしいんだろうなあ!青森の名産だそうです。
走れメロスというのも黒糖カステラであります。
今回は、大人しくおにぎりとします。
しかしこの日量パンの直巻きおにぎりも、うまい。
濃厚な昆布佃煮の風味が、硬めの米に伝播しています。しかも割と低カロリー、これなら人間失格にならないかな?
中央バスはもちろん小樽がルーツの会社なので、マロンコロンや天狗山のアピールも抜かりありません。
これからの歴史?
このターミナルに鉄道駅よりも強く鉄道駅の旅情を感じるのは建物の風情や歴史だけではなく、現在もなお、ここからたくさんの、かつては鉄道が担っていた機能である都市間バスがたくさん出ているから、というのもあります。
石炭を運ぶ必要もなくなり、鉱山に従事していた人たちも少なくなった今、鉄道がより小回りのきくバスに転化するのは不思議まではなく、やがてはさらにコミニュティバスになるでしょう。
バスが一番必要とされ始めた20世紀中頃からの交通手段のからの変遷すら感じてしまう、バスターミナルです。
この後の変化も見つめていきましょう!
では行ってきます、かつて炭鉱専用軌道colliery lineがたくさんあった地域、空知に。