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【HSP同士の付き合い方とは?】相性や気をつけるべき点について恋愛・友人関係別に紹介!

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは!精神科医のしょうです。

「HSP同士は相性がいいの? 」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか?

同じような悩みを持ち、共感し合えることが沢山あるので、HSP同士の集まりでは安らぎを覚える人も多いようです。

しかし、同じHSPさんでも育ってきた環境が違うので、悩んでいることや何に反応するかは人それぞれ。

刺激に弱いことを知っているがゆえに、お互いに気を遣いすぎて疲れてしまうことも。

HSP同士が良好な関係を築いていくためにどうすればいいのか気になりますよね。

今回の記事ではそんなお悩みを持ったHSPさん同士の恋愛関係や友人との付き合い方、気をつけるべきポイントを紹介します!

HSP同士の恋愛の相性について

自分のHSPの気質を好きになれる

恋愛において価値観が同じということは大事な要素になりますよね。

HSP同士は価値観が似ているため良好な関係を築きやすいです。

丸ごと価値観が同じというわけではありませんが、同じ感性を持っていたり価値観が似ていることで、ぶつかることも少なくなります。

大きなことを決める局面でも、意見が衝突することがあまりありません。

悩みを相談する際も、誰よりも共感してもらえる可能性が高いのでお互いに心強い存在になるでしょう。

居心地が良く落ち着いた恋愛ができる

HSPさんは波風立てないように気を遣うことができ、穏和な性格の人が多いです。

平和主義の人が多いので落ち着いた恋愛をすることができるのです。

刺激的なことよりも変わらない関係や環境を望んでいるので、二人の時間をより深く味わうことができるのではないでしょうか。

一途で相手に対しての思いやりが強いHSPさんは、パートナーとの付き合いが長くなる傾向もあるので、自ずと自然体でいられるようになります。

居心地の良さを感じられるのはHSP同士ならではですね。

お互いに良き理解者になれる

HSP同士の恋愛は、お互いをよく理解し合い、認め合うことが大切になります。

HSP同士だからといって同じ考えを持っているわけでは無いので、一緒だろうと思い込んで押し付けるのではなく、理解する姿勢を見せましょう。

HSPさんは自分の話をするのが苦手な人が多いですが、お互いの話をする時間をたくさん作ることを意識してみてください。

相手の話に耳を傾けて、理解し合うことで一番の良き理解者になれますよ。

HSP同士の友人・人間関係について

疲れを共有できる安心感

同じHSPの気質を持っていると遊びに出掛けたときにこまめに休憩をしたり、混雑した場所には行かないようにするなど、お互いの体調に気をつけたプランで行動することができます。

また、HSPさんは心や体が疲れると一人になれる環境を求める傾向があるので、お互いにパーソナルスペースに踏み込みすぎる心配がありません。

ほかにも、長時間人と一緒にいることが苦手というHSPさんが多いので、お互いに疲れてきたら遠慮せずに切り上げることができます。

気持ちを分かってくれる人がいると安心感が生まれますよね。

非HSPの人には伝わらないような些細な疲れを共有できるのが、HSP同士の良いところです。

相談しやすい関係になれる

HSPさんは人の話を1つ聞いて、10も20も知ることができます。

相手の気持ちを想像して共感しようとするので、HSP同士だと普段よりも深い会話やスムーズなやり取りができるのです。

理解し合えることが多く、相談しやすいのも良い点ですよね。

気持ちを分かり合いたいという気持ちが大きいので、お互いに歩み寄ったり、寄り添ったりできるのも特徴です。

興味のあることや趣味が似ている

HSPさんは穏やかでゆったりとした性質を持っているので、興味のあることや趣味も落ち着いたものを選ぶ傾向があります。

読書やアロマテラピー、ヨガやハンドメイド、料理など好きなことが似通っている人も多いのではないでしょうか。

趣味を通して仲をより深めたり、共通の話題で盛り上がることも出来ますよね。

紅茶やコーヒーを一緒に選んだり、HSP同士癒されるようなスポットやオススメのものを教え合うのも楽しいですよ。

HSP同士の付き合いで気をつけることは?

マイナスな出来事があったとき

HSPさんは人の感情を読み取ることが得意ですが、相手のネガティブな感情に引っ張られてしまう傾向が強いです。

HSP同士であれば、共倒れになってしまう可能性があります。

そうなった場合、無理に相手に関わろうとするのではなくお互い一度距離を置いてみたり、第三者に助けを求めてください。

共通の友人やカウンセラー、深く落ち込んでしまったときには専門医に相談してみるのも良いでしょう。

依存しないように適切な心の距離を保つ

相手が落ち込んでいるときに自分も落ち込んでしまったり、友達や恋人の機嫌がうつってしまい負のスパイラルに陥ってしまうこともHSPさんは少なくないですよね。

そんなときは物理的な距離を離してみるのがオススメです。

たまには他の人と遊ぶ約束をしたり、時間を空けて連絡をするなど別々の時間を過ごす工夫をしてみましょう。

良好な関係を続け、自立した大人の付き合いを楽しめるように、距離感を大切にしてみてくださいね。

「HSP同士だから」と型にはめすぎない

お互いにHSPということをさらけ出して理解し合うことは大事ですが、日常生活のちょっとしたことでも「HSPだから……」と型にはめて物事を考えてしまっては神経質になってしまいますよね。

型に当て嵌めてしまうと、可能性を狭めてしまったり自信がなくなってしまう原因にもなります。

HSPさんは0か100のような思考に陥りやすいので、気疲れしないためにも極端な思考を手放すようにしましょう。

まとめ

穏やかな気質を持ったHSP同士の付き合いは、比較的うまくいくことが多いです。

しかし、同じHSPの友達や恋人と会うと、自分がHSPだということを再認識して落ち込んでしまう人もいるようです。

HSP同士だからこそ相容れないこともたくさんあるかと思います。

感じ方や何に敏感なのかは人それぞれなので、その都度相手を理解していく姿勢を大切にし、適度な距離感を保ちながら付き合い方を変えていきましょう。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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