日本全国屈指のクラフトビール激戦区「京都」。毎年新しいブルワリーが誕生し、クラフトビールイベントも増えてきました。10月に1周年を迎えた「嵐山ブルワリー」もひとつ。嵐山の冠ですが「河原町三条」に醸造所兼タップルームを構えています。

京都市内のクラフトビール醸造所のなかで、もっとも立地が優れているのではないでしょうか？常連さんはもちろん、外国人観光客もフラッと訪れやすいオープンな店構えが魅力です。

30年前に訪れたエールビールの香りに衝撃を受けたことがはじまりという「嵐山ブルワリー」。ペールエールをはじめ、IPAやセゾン、スタウト、ヴァイツェンなど、ラインナップが豊富です。

1周年記念では「スコッチエール」が登場！ビールなのに、ウイスキーのようなスモーキーな香りとコクがあり、甘みのある濃厚な味わい。これから寒い時期にゆっくりと嗜みたい大人ビールです。

個人的なおすすめが「古今嵯峨米セゾン」。京都嵯峨野で栽培されたお米を使用したライスビール。大麦由来のビールに比べ、まろやかでやさしい印象。食事との相性がよく、飲みやすいです。

嵐山ブルワリーは、ビールに合うフードも充実。ブリューパブらしく、サラッとつまむアテがメインです。京都産の食材を使用したメニューも多く、観光客にもおすすめ。今回は京鴨生ハム しば漬けソース添えを注文してみました。

鴨のコクが濃縮された生ハムは脂が濃厚。しば漬けソースを合わせることでさっぱりし、真逆の味の変化を楽しめます。ペールエールや古今嵯峨米のセゾンと相性抜群です。

仕事終わりの軽めの一杯！1次会が終わった後のもう1軒としてもおすすめ。オープンの時間が早めなので、休日の昼飲みにもぴったりです。過ごしやすい季節になり、休日散歩に出かけることが増えてきました。

散歩の休憩にクラフトビールは至福のひととき。お買い物帰りにも立ち寄れるので、ぜひ足を運んでみてください。